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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ハイビスカス・ティー

明日は弊社の盛大な忘年ピクニック!6~7家族の大人と子供総勢30人以上と飛び入り(?)が、ヤップのとあるビーチに行ってBBQすることになっている。わたしの役目は主食とサラダとサカナ以外の食料確保、つまりローカル・ポーク27キロ、冷えたビール(10ダース!)、子供用のデザートのケーキと飲み物の用意だ。

a0043520_0531388.jpgヤップのパーティでは、子供やビールを飲まない人用の飲み物はクール・エイドというアメリカ製の人口着色料と砂糖がゴテゴテの粉末ジュースの素で作った飲み物か、これまた甘~い缶入り飲料を用意するのが普通だ。でも今回はそれを止めて、ハイビスカスの仲間のオオハマボウHibiscus tiliaceus)で、ローカル風の健康飲料を作ることにした。

a0043520_0534885.jpgまずは直径8センチくらいの枝を取ってきて、皮を剥く。オオハマボウ(ヤップ語ではガル、沖縄ではユウナと呼ばれる)の木は柔らかく、その繊維は女の腰みのや男のフンドシの飾りや紐の材料になるくらいだから、小さなナイフで簡単に表皮を剥きとることができる。

a0043520_0543011.jpg次の作業は、表皮の下の厚さ数ミリ部分(大昔に理科で習ったような記憶があるが、名前が出てきません)を削っていく。これも小さなナイフで作業OK。なんだか漢方薬を作っているような雰囲気になってきた(笑)。実際にハイビスカスの薬効成分はほてった身体の熱を冷ますというから、炎天下のビーチで遊ぶ子供には最適かもしれない。

a0043520_0551137.jpgさて次はそれを煎じるわけだが、日頃缶入り飲料やクール・エイドの甘い飲み物に慣れてしまったヤップの子供たちは、色のついた水が甘くないと飲んでくれない。かといって諸悪の根源・白砂糖は絶対に買いたくないし使いたくないし...

というわたしの思いから、ニホンでいうところの三温糖くらいの、ヤップで手に入る一番黒に近い砂糖(笑)を使うことにした。値段は白砂糖の3倍もする!

a0043520_0554551.jpg約9リットルの水で煎じたオオハマボウに約300グラムの三温糖を加えて出来上がったのが←これ。なかなか美味しい飲み物になった。

さて、あとは子供たちに受け入れられるかどうかだが、うちのスタッフの子供たちはみんな素朴に甘やかされずに育っているから、たぶん大丈夫だろう。これが嫌な子は水を飲めっていうことになっているし(笑)。ヤップのこういう集まりでは、子供は放っておいて勝手に遊ばせておくもの、主役は大人なんだからっ!(そのために、わざわざ遠くのビーチまで行って、年齢の異なる大勢の子供を放し飼いできる場所にしたのだ)



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by suyap | 2007-12-29 23:46 | ヤップの伝統食

ブダイのお弁当

a0043520_041658.jpgクリスマス・イブにもらってきたイモやサカナなどの食材がたくさんあるので、きょうのスタッフ・ランチはわたしのお手製。手前味噌だけどマズマズの出来だった。

写真の左端から、ヤップの元祖水田のタロイモであるラック、いまがシーズンのヤムイモ・ライ、それからオビブダイScalus schlegeli)の煮付。

a0043520_0423270.jpg南のサカナは身に水分が多いから、ニホン式に煮付けたのではパサパサして美味しくない。やはり「地」のものは、その土地の人の料理法が一番だ。

ヤップ島の人が日常食べる、サシミなど生食以外のサカナの料理法は、油でカラッと揚げるココナツ・ミルクをたっぷり入れて煮る炭火焼などがメインだが、実は醤油で煮付ける方法もある。コツは油を入れることと、煮汁を極少にすること。鍋に並べたときにサカナが1/5くらい漬かるの量の油1にしょうゆ2、水4くらいの汁を煮立て、サカナを入れて再び煮立ったら裏返し、火を弱め、サカナの中までよく火を通して出来上がり。



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by suyap | 2007-12-28 23:38 | ヤップの伝統食

コスラエのみかん

※ご心配おかけしたパソコンの火災は、幸いマザー・ボードもハード・ディスクも損傷から免れ、オーディオ・ケーブル類などをメロメロに焼いた程度ですみました。モデムもカードを抜いて差しなおすことで認識するようになりました。パソコンの中にまでクモの巣づくり(ヤモリの卵はさすがに箱の下の隙間でしたが)を許してしまった仕事部屋のワイルドさを心より反省して、ただいま大掃除を開始しました...が、今度はいつになったら片づき終わるのやら、以前より雑然となった部屋で呆然としています。

a0043520_6455711.jpgあるホテルのフロントに用事があって行ったら、係りの女性がなにやらもぞもぞと取り出してきた。あっタンジェリンだ!
スーにも少しあげるわね。
コスラエからきたゲストがヤップの親戚にって持ってきたんだけど、たくさんあるからっておすそ分けしてくれたのよ。
オイオイオ~イ、それって、ちゃんと植物検疫を通したのお?(笑)
さあ、どうだかね~、
だから早くたべたほうが良いと思うよ。
・・・・・
だけど、調べたらコスラエでは空港でも売ってるらしいから、たぶん病害虫の心配はないんだろう、たぶん...

a0043520_6463237.jpgミクロネシア連邦のいちばん東の端にあるコスラエ州(ヤップ州は西の端)は、このタンジェリン・オレンジ(ウンシュウミカンの仲間、Citrus reticulata)の産地として有名だ。皮がむきやすくて、中身はとても甘~い。

ところで、ウィキペディアのマンダリンにはこうある:
マンダリンの原産地はインドのアッサム地方で、これが交雑などで変化しながら世界各地に伝播したものと考えられている。中国経由で日本に伝わったものからウンシュウミカン、一方中東を経て地中海沿岸に伝わったものから地中海マンダリンやクレメンティン、さらにモロッコからフロリダに伝わったものからダンシータンジェリンといった栽培種が発生している。タンジェリンはマンダリンよりも実が大きく味は薄いが、香りが強い。

マンダリンとタンジェリン(Tangerins)は植物学上は同一分類のCitrus Reticulata種に属し、成熟した果実の果皮の色が黄色~橙色のものをマンダリン、橙色~赤色のものをタンジェリンと呼ぶ。
へえ~、それじゃコスラエの「みかん」は、「モロッコからフロリダに伝わったもの」が、アメリカの宣教師によってもたらされたんだろうか?ヤップよりずっと東のハワイに近いコスラエでは、19世紀からアメリカの捕鯨船が多く立ち寄り、あらゆる病気も撒き散らして人口が激減(一説では300人にまで減少)した。その後、やはりアメリカ系のプロテスタント・ミッションが入ってきて布教に努めた結果、いまでは日曜日にはあらゆる仕事もレストランもツアー会社も「お休み」して教会に行く「安息日」となっている。

でも皮は橙色や赤っぽくないな~、実も小さいし...
わたし的には、野生っぽいウンシュウミカンといったほうがぴったりするんだけど。

このタイプのみかんはヤップにもあるが、とても数が少なく珍重される。ヤップでもこれから各種オレンジのシーズンだが、今年はなんとなく数が少ないような気もしている。


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by suyap | 2007-11-15 23:44 | ヤップな日々

海辺のココヤシ VS 山のココヤシ

a0043520_2247334.jpgココヤシの実(ココナッツ)の味には、いろんなバリエーションがあることをご存知だろうか?

ちょっと前までのヤップには、来客があるとまずココナッツを出す-ニホンでお茶を出すようなもの-という習慣があった。年配者の言いつけで若者がひょいっと木に登るという姿が消えつつある現在ではあまり行われていないが、それでもフォーマルな会合や接待には必ず用意される。そうして提供されるココナッツ(ヤップ語ではウチュブ)を、これはね、どこそこのだから美味しいでしょと、主(あるじ)が嬉しそうに遠来のゲストに話すこともある。

ヤップの人はみんな大地主だから、自分の土地にココヤシの木もたくさん持っているのだけど、その木のうちで、どれが美味しくて、どれがまあまあの味か、ちゃんとわきまえているようだ。一般的に言うと、海岸のココヤシよりも山の上のココヤシのほうが断然おいしい!のだそうだ。

a0043520_2248188.jpgまたココナッツの味は実の成長段階によっても全く違う。←の写真の右端から左にかけて、若い実からだんだん色づいて成長した実になっているのだけど、若い緑のうちは甘みが少なく水代わりに飲める感じで、成長にしたがって甘みが増しやや炭酸味も加わってくる。ジュースを飲んだあとの果肉は、若い実はスプーンですくえるくらい薄く、プルプルのイカ刺しのような味で、成長にしたがって果肉は固く分厚くなっていく。自分で木に登ってとってくるときは、そのときの好みで実(味)を選べば良いわけだ。




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by suyap | 2007-10-24 23:47 | ヤップの伝統食

麺麺麺!

麺類が大好きなわたしは、ちょっとでも変わった麺製品が入ってくるとすぐ買って試したくなる。生麺などはヤップに入ってこないから、すべて乾麺である。主な産地は、日本、中国、韓国、そしてインスタント・ラーメンなどは(日本の商品であっても)マレーシアやインドネシアなど東南アジア諸国。

a0043520_711974.jpg先日、「讃岐」とでっかく袋書きされた麺を見つけた。熟成うどん、釜揚げうどん、そうめんの3種類がある。れっきとしたメイド・イン・ジャパン(香川県高松市)、1袋400gで$1.35、本場モンでこの値段なら悪くないでしょ?(笑)。

で、試してみたら、お味もいけました!
特に釜揚げうどんと熟成うどんは、現在ヤップで売られている「うどん」の中ではトップクラスに入れても良いと思った。もちろん、この値段では小麦粉は無農薬有機国産品ではないだろうけどね。

それから凝り性のわたしは、釜揚げと熟成の違いはどこに?と食べ比べ、それぞれの成分分析表から、釜揚げのほうは、たんぱく質は多めで脂質はかなり低めという違いを発見、これは原料小麦の品種のせいだろうか?またゆで汁ごと供するためか、釜揚げは塩分もちょっと控え目だなあ、ふ~ん...。 ヤップだし猫舌なので(笑)、うどんを釜揚げで食べることはないけれど、柔らかいわりにはコシのある食感が気に入ったので、これからは冷やしでも温麺でも焼麺でも釜揚げ用を使おうと思った。ちなみに、同社製のそうめんは、ちょっと麺が太いのとコシに欠けるので、わたし的そうめんランキングでは上位を獲得できなかったデス。

a0043520_711456.jpg次はサッポロ。10年くらい前まで、ヤップで売られているインスタント・ラーメンは「サッポロ一番」ばかり(それも米国製or東南アジア製)だったので、いまだに「サッポロ」といえばインスタント・ラーメンの代名詞として通じる。そして、そのロゴとパッケージの色あい(しょうゆ味は赤系、シュリンプ味はピンク系、みそ味はオレンジ系、塩味は白地にブルー)は、日本語が読めなくてもどのフレーバーかわかるくらいまで浸透している。それで、このサッポロ...

最初に見たときは「サッポロ一番」の塩味かと思ったが、どことなく違うような... それにタンメン? あれっ、サッポロ一番の新製品?

a0043520_7122437.jpga0043520_7125930.jpgいくら麺好きでも、通常インスタント・ラーメンの新顔までわざわざ買って試食はしないのだけれど、ちょっと興味をそそられてパッケージを手にとって裏書を読んでみると... え~?

う~ん、きわどいロゴですね>茨城県水戸市の麺のスナオシさん!
(日本語の読めない人は、ぜったいサッポロ一番の「塩味」だと思うよ)

パッケージはすべて日本語だし明らかに日本製なので、まさか輸出専門に生産されているとは思えないけれど、これが日本国内でも売られているかどうか、ちょっと興味ありデス。


(追記)
読者のおひとりから、スナオシは「関東地方で戦後しばらく大量に栽培された小麦を引き受けた製粉会社のひとつだった」と教えていただいた。その後、小麦の産出量は激減し、スナオシは生き残りをかけて製麺業に転換...?ためしにググッたら、HPまでありました。
(麺のスナオシ)
http://www.men-sunaoshi.com/
(会社案内)
http://www.men-sunaoshi.com/info/com.html
(本格派カップ麺)
http://www.men-sunaoshi.com/shop/cupmen.html
いろんなブログや2チャンのトピックまでできているみたいだから、わたしと同じように感じた人も多いのだろうなと、「カップ麺」のパッケージ・デザインを見ながらうなってしまった。

日本の農業切捨て行政主食穀類生産の減少製粉業の不振製麺業へ転換>宣伝力や流通では大手に勝ち目はないとみて、チープ(失礼!)なデザインと安売りで生き残りにかける中小規模食品製造会社...

そんな構図が見えてくると、最初にもった「麺のスナオシ」への印象がずいぶん変わってきた。でも、願わくば、インスタント麺じゃなく、
乾麺 うどん そば
http://www.men-sunaoshi.com/shop/kanmen.html
のほうで、もっと伸びていってもらいたい。それには消費者も変わらないといといけないのだけどね。


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by suyap | 2007-10-08 23:07 | ヤップで頑張る日本製品

ヤップ醤油事情

先週の記事YCA創立記念KIKKOMANプロモーションに「どこ製のKIKKOMANか?」というコメントをいただいたので、今までちゃんと確認したことがなかったヤップで売られている醤油の「身元」を調査してみた。

a0043520_2271144.jpga0043520_22252567.jpgまずはKIKKOMAN。正面ラベルにドーンと300 YEARS OF EXCELLENCEと書いているのは、1645年創業をうたうYAMASAへの対抗意識からか?KIKKOMANの創業は1917年なので、Sinceとは書けず意味不明のEXCELLENCE(エクセレンス)、なかなか宣伝うまいなあ(笑)。

ところでヤップで売られているKIKKOMANのルーツには、現在2とおりあることが、3つの商店を回った結果わかった。写真のは米国ワイオミングウィスコンシン州WalworthのKIKKOMAN FOODS製。もうひとつのは、オーストラリアのディストリビューターを経由したシンガポール製。今までよく調べもせず買ったり使ったりしていたけど、さすが世界のKIKKOMAN!だけど、お味は果たして同じだろうか?ビールだって、ヤップのキリンビールはアメリカ製、日本のバドワイザーは日本製で、両方とも日本製のキリンビールやアメリカ製のバドワイザーとは、かなり味が違うのだけど。

a0043520_2284492.jpga0043520_2292296.jpgこちらは控えめながらSINCE 1645の文字が輝くYAMASA

PRODUCT OF JAPAN
Choshi, Chiba JAPAN

が示すとおり、ヤップで売られているYAMASAはすべて日本製で、Choshi, Chiba JAPANのローカル・ネームがなかなか格好いいじゃないっすか!製造は日本国内だけど、輸出用は英語ラベルにしているみたい。

a0043520_22101485.jpga0043520_2210535.jpgところで最近、もうひとつの日本製醤油が、KIKKOMANとYAMASAのマーケットに殴り込み?(笑)をかけてきた。それは群馬県館林市の正田醤油。オリジナルのラベルはすべて日本語だから、輸出業者によって英語で書いた輸出用のラベルが貼られている。

ちょっと興味をそそられて、この正田醤油を買ってきて、キッコーマン、ヤマサと味比べをしてみた。すると、やはりヤマサが一番しょっぱくてサラッとした味、正田は円やかで濃厚な味、キッコーマンは...ウーン、KIKKOMANなお味でした(笑)。

もうひとつ興味をもったのは、各社のIngredients(原材料)の表示:
KIKKOMAN
WATER, WHEAT, SOYBEANS, SALT, SODIUM BENZOATE;LESS THAN 1/10 OF 1% AS A PRESERVATIVE
水、小麦、大豆、塩、安息香酸ナトリウム(1%の1/10以下)

YAMASA
WATER, SOYBEANS, WHEAT AND SALT
ALCOHOL CONTAINED
NO PRESERVATIVE ADDED
水、大豆、小麦、塩
アルコール含有
添加物不使用

SYODA(正田)
Water, Soybeans, Wheat, Salt
水、大豆、小麦、塩
ただし日本語のラベルには、脱脂加工大豆(遺伝子組換えでない)、大豆(遺伝子組換えでない)、小麦、食塩、アルコール
なんと世界のKIKKOMANだけが、いまだに安息香酸ナトリウムという防腐剤を添加しているわけだね。YAMASAはALCOHOL CONTAINED(アルコール含有)なんて堂々と書いちゃって、海外では別の意味で営業的に心配にもなるけど、安息香酸ナトリウムよりずーっと安全だ。安息香酸ナトリウム添加については、こういう記事がある。
Q  醤油の原料表示にアルコールとあった。アルコールを使わないメーカーもあるが、 なぜか。
A  醤油は、もともと発酵等の製造過程を経ることにより、アルコール分を1から2%含むものになりますが、その量のアルコールだけでは、開封後、カビを生じさせる微生物の繁殖を防ぐことはできません。このため、保存料などの添加物を使わないで、雑菌を防ぐためにアルコールを添加しています。
 また、業務用等で調理場が高温になるような場所に置かれるものは、安息香酸ソーダを入れてカビの防止をすることが多いです。
(平成13年5月回答) 
農林水産省「消費者の部屋」
http://www.maff.go.jp/soshiki/syokuhin/heya/qa/alt/altqa010515.htm
確かに安息香酸ナトリウムは防腐剤としてジャムやマーガリンなどに多様されているが、アルコール(もとは酒精と書いていた)で代用できるものを、何でまた醤油に入れなきゃならないの?>KIKKOMANさん。アルコール含有と書くと海外で売りにくい?防腐効果を高めておかないと、醤油が本来ナマモノであることを知らない海外の消費者は心配?

わたしの手元にある日本から買ってきた「ヤマサ特選有機しょうゆ」や「海の精・生しぼり醤油」には、アルコールすら添加していない。本来の方法でじっくりと時間をかけて作られた醤油は、保存料をわざわざ添加する必要などないからだ。しかしホンモノの醤油には白いカビのようなものが表面に浮くことがある。でも、これはいたって健全なホンモノのシルシ、その部分を除いて食べ続けて平気です。そういう知識や事実を消費者が受け入れることも、良い食品をメーカーに作り続けさせるために必要なわけだ。

実はあれからもう一度、KIKKOMANシャツをもらいに行ったので(爆)、弊社のツアー・ランチに添えて出すKIKKOMANのストックは数ヶ月先まで出来ちゃったのだけど、こうして安息香酸ナトリウム入りってのを読んでしまった以上、これを平気でゲストに出すのもなあ...捨てちゃおうかなあ...今まで出してたんだものなあ...と悩んでいる。

ちなみに、ヤップにはもう2種のSoy Souceが入っている。その名は生抽王Super、両方とも中国製だが、生抽王はロサンジェルスのディストリビューターを通して、Superはなんとミクロネシア連邦はポンペイのディストリビューターを通して販売されている。ヤップ在住中国人はこっちを選んでいるのだろうか。

ヤップ在住ながら醤油の話題にかなり熱くなってしまったが、日本には安心できる材料と良心的な製法で美味しい醤油や味噌を作っている小さな醸造所が、まだまだたくさんあることがわかって、ちょっと安心もした。日本の賢い消費者の皆さん、値段が高くても、基本調味料はそういうところから買ってあげてください!というのは、

水と塩(+味噌&醤油)は人間の命に次ぐ大切なものです。

身体に良いもので基本ができてくれば、自然に偏ったものを必要としなくなります。
ということは、肉や高価な食材を欲しくなくなるので、結果的に食費は安くなる。食生活を改善するには、まず台所の基本調味料を変えること-これが第一歩なのだ。いろんなダイエット食品に走る前にね^^



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by suyap | 2007-08-20 22:04 | ヤップの伝統食

YCA創立記念KIKKOMANプロモーション

a0043520_1972170.jpgヤップの上空はどんよりと雲で覆われ、きょうも雨模様の1日となった。こんな日は日中の気温も23度くらいまで下がるので、わたしは陸では長袖シャツを着てて海に出ると震えている。しかし28~29度ある水温は気温にはほとんど左右されないので、船の上にいるより海の中のほうが暖かいのだ。

ところで、ヤップの髙島屋とわたしが呼んでいるYCAストアに行くと、しょうゆの特設棚のそばにKIKKOMANのTシャツが吊るしてあった。なんだなんだなんだ~?と近寄ってみたら、なんと!(笑)
KIKKOMAN製品を$5.00以上お買い上げの方に、もれなくTシャツプレゼント
てなことが買いてある。

a0043520_1975949.jpgヤップでは以前から、KIKKOMANYAMASAの熾烈(笑)なシェア獲得競争が展開されていて、われわれ消費者はしょうゆを買ってボールペンだの、クシだの、Tシャツだの、いろいろな景品をもらってきた。中でもいちばん強烈なのは、このKIKKOMAN-Tシャツだろう。以前はたしか1L以上しょうゆを買うとハズレなしのクジが引けて、その一等がこのTシャツだった。生地がしっかりしてて丈夫なせいか、あるいはデザインがお気に召したのか、そのときの景品のTシャツを今でも着ている人は多く、うちの番頭チョメもそのひとりだ。

a0043520_1984227.jpga0043520_1991310.jpgそれを思い出してチョメにもう一枚ゲットしてあげようと、わたしも$5.00をちょっと超える額のしょうゆを買ってしまった(→)。今回はYCAの創立記念日にかけているんだそうで、胸にYCAのロゴが入っている(←)。

創業以来1世紀以上にわたって、ヤップをはじめとするミクロネシアや太平洋の島々にしょうゆなどの日本製品を手広く輸出しているのは、南洋貿易株式会社だ。この会社の沿革を見ると、明治の半ばころから南洋に進出した日本(人)の歴史がたどれて興味深い。また「南洋」の歴史資料は、こちらにも詳しく載っているので、興味の向いた方はどうぞ:
流大ホームページ:矢内原忠雄南洋群島関係資料展
南洋群島・日本関係略年表(明治から終戦まで)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/digia/tenji/yanai/h7360.html
一方、キッコーマン醤油のほうも昭和の初期から早々とブランド名をKIKKOMANとして売り出し、日本の味しょうゆを世界に広めた。YAMASAさんには申し訳ないが、ヤップでもしょうゆと言えばKIKKOMANという雰囲気があり、あるときわたしが試みたブラインド・テストでも、ヤップ人はみんなKIKKOMANを選んだ。味覚の習慣化というのは、すごい力だ。

(ご注意)今回はYCAストアの協力を頂いて店内撮影を許可してもらった。ヤップでは商店内での勝手な写真撮影はマナー違反です。どうしても撮りたい理由がある場合には、必ず商店マネージメントの許可をもらってからにしましょう。



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by suyap | 2007-08-14 18:27 | ヤップで頑張る日本製品

パイナップルのレイ

ものすごく細長いパイナップルをもらった。なんと世界には100種類以上のパイナップルの品種があるのだとか、この細長いのは栽培種ではなく、いわゆる野生種といわれるもののひとつだそうだ。

a0043520_21123240.jpga0043520_99340.jpg
栽培種と野生種のおおまかな違いは、野生種の葉はギザギザが鋭くて中心が赤くなり、「実」は枝(?)別れするものが多い…らしい(上写真右)。

「野生種のパイナップルなんて大味でぜんぜん美味しくないよ」と思っている人も多いようだけれど、いやいや、そうとも限らないかも。このパイナップルをくれた人は、「すごく美味しいよ」と自慢気だったので、しっかり完熟するまで数日待って切ってみたら…うわっ、まな板の上が洪水になるほどジューシーで、とてもさっぱりした甘さが良い感じで、酸味はほとんどなかった。

a0043520_2113273.jpga0043520_21141956.jpg
ところでパイナップルは「集合果」だ。あの表面のブツブツしたものが、実はひとつひとつの「実」なのだった。そして店番のG嬢は、「この細長いパイナップルは、すごくヌーヌー向きなんだよ」という。この甘い香りを放つ完熟したパイナップルの「実」を使って、ヤップの人たちはレイ(ヤップ語でヌーヌー)を作るのが大好きなのだ。それなら…というわけで、さっそく彼女にパイナップルのレイ作りを実演してもらった。

a0043520_2115573.jpga0043520_2115542.jpg
まず切り落とした皮から、ひとつひとつ「実」をばらしていく作業(上写真左)。この皮の厚さは1センチくらいだけど、パイナップルの熟れ具合や種類によっても変わってくるので、食べる都合で好きなように切り落としてかまわない。次に、ばらばらにしたひとつひとつの「実」を、まわりが丸くなるようにナイフできれいにトリムしていく(上写真右)。

a0043520_21163532.jpga0043520_21172945.jpg
さて「実」のトリムが終わったら、ウコン(英名はターメリック、ヤップ語はグッチョル、沖縄語はウッチン)の葉を数枚(ヤップでは必ず偶数)採ってきて、葉芯を取り除いたあとよくもんで紐状にする。その紐を、笹か何かの硬めな枝先を針代わりにしてはさんで(つまりゴム紐通しの要領ですね)、先ほどトリムしたパイナップルの実を、適当な感覚を開けながら通していく。実と実の間隔はテキトーで良い。

a0043520_21181990.jpgこのようにヤップ島では、身近な自然の香りを楽しむ文化が発達している。あの花とこの花、あの草とこの花、どれとどれを組み合わせると、どんな香りになるか、みんなほんとうに良く知っている。このパイナップルのレイも、グッチョル(ウコン)の凛とした香りとゴンゴル(パイナップル)の甘い香りが合わさってかもしだす素敵な匂いを楽しむために作り、自分自身の首にかけたり頭に飾ったり、気軽に人にあげたりもする。ただしこのレイにはひとつだけ難点があり…パイナップルの甘い香りに魅せられるのはニンゲンだけではなく、ハエやアリンコまでうっとりと寄ってきてしまうのであった。


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by suyap | 2007-07-08 19:55 | ヤップな日々

お魚レシピ

a0043520_22462325.jpga0043520_22471021.jpgヤップの友達から魚をもらった。すぐには料理できなかったので2日ほど冷凍しておいてから解凍した。←はクロモンツキAcanthrus maculiceps)、→は(たぶん)キツネブダイScarus longiceps)。

a0043520_22475718.jpga0043520_224852100.jpg今回は、以前から試してみたいと思っていたローカル式の海水をつかった刺身に挑戦してみた。そのために、ダイビングに行ったついでにアウトリーフから海水を汲んできた。

クロモンツキは体長15センチくらいで身は少ないので、テキトー料理が専門のわたしは、2種類のサカナで1種類の刺身を作ることにした(笑)。3枚におろした両方のサカナの皮をはぎ、身をテキトーな大きさに切って海水で洗う。それを一度軽く絞って、もう一度新鮮な海水で軽く洗って絞る。そこに、ギンガン(写真左)の絞り汁をひたひたに加えて一度軽く絞り、最後に好みの量のギンガン汁で合えて出来上がり。好みでトウガラシを加えても良い。添えてある黄色のでっかいものはヤップの元祖主食ラック芋です。

海水と酸味でしめた刺身は、気温30度で冷蔵庫に入れなくても翌日まで持つ。それに、作りたてよりも、少し時間が経ったほうが美味しい。海水で洗ったあと、ヤシ酒から作った酢でしめたり削ったコプラを加えたりすると、なおさら美味!

考えてみたら、海辺に住む者は「塩」という加工品を使わなくても、「海水」を使ったほうが便利で体にも良いわけで、昔は海辺のどの地域にも海水を使って調理する方法がたくさんあったんだと思う。



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by suyap | 2007-07-05 23:37 | ヤップの伝統食

きょうのランチとワンコたち

a0043520_8535736.jpg左の写真は、島内観光中のベチヤル村で食べた今日のランチ。左下からサツマイモ、かりっと揚げたリーフ・フィッシュ(ノコギリダイミナミイスズミ)、そらの下にあるピンクに見えるのが煮たバナナ(カロチンの多い品種)、その上の黄色っぽいのがラック芋(田んぼのタロイモ)。うーん、美味美味!

うちでは土に返らないゴミになるだけの使い捨てフォークなどは出さないから、もちろん手食。食物をしっかり芯から味わうには、手食が一番デス!

a0043520_8544388.jpgところでヤップの屋外で物を食べ始めると、必ず集まってくるのがイヌ、ネコ、ニワトリたち。そこでニンゲンは、自分の口に運んだものの余り、身の少しついてるサカナの骨とかイモのかけらとかご飯粒とかを、ポイッポイッと与えたい相手に向かって投げてやる。この施しは弱いもの小さいものが優先で、ニワトリやネコの邪魔をしたり先に飛びつくようなイヌは激しく叱責されて追放されるから、ヤップのイヌはみんなお行儀が良い。



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by suyap | 2007-06-26 23:51 | ヤップな日々