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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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うららかな秋!?

10月24日の「国連記念日」はミクロネシア連邦では休日だ。今年はそれがちょうど月曜日に重なったので、今週末は役所や学校、ふつうの会社などは3連休のお休みだった。そうなるとコロニアのど真ん中といえども、閉めているお店やレストランも多く、開けても半日とかの休日モードで、通りを行きかう車もほとんどなくて、しーんと静まりかえっていた。
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そして風がゆるんでしばしお天気の安定する日がよくあるこの時期のこと、ときおりスコールによるお湿りはあったけれど、きょうも海はペタッと鏡のような凪いでいて、ああ一年中こんなお天気が続いてくれたらなあ...とため息の出るようなまったり度!

まるでプールに潜っているような水中を訪れると...大好きなニチリンダテハゼくんと共生しているコシジロテッポウエビちゃんが、ふだんよりもうんと警戒レベルを下げて過ごしていたのか、びっくりするくらい近くまで寄せてくれた。
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それにしても共生ハゼとエビの関係って、ものすごいラブラブぶりで!よ~く見ていると、巣穴からエビが出てくるとき、その触覚は必ずハゼの身体の一部に触れている。ハゼのほうでも、ちょっとでも不安が高まるとかすかにプルンと身体を震わせてまずエビを巣穴に引っこませ、それを見届けたあと、いよいよとなると自分も巣穴に飛びこむ。なんでもないときには日がな一日、エビはせっせと巣穴の中やまわりの砂や小石を運びつづけ、ハゼは巣穴の入口近くでそれを見守っている。

それがあるとき...
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エビが巣穴からしばらく出てこない一瞬があって、それを見計らったかのようにニチリンダテハゼくん、するすると巣穴から1メートル近くも離れていって、ときおり砂の中に口を突っこんでもぐもぐし始めた。なんだか「やれやれ、たまにはオレもアイツから離れて、ひとりで遠くのエサを味わいたいんだよ」と言っているようだったので、うんうん、その気持もわからんでもないよと、心の中でうなづいてあげたり(笑)。

しかしそれも束の間、「ア~タ、どこに行ったのよ~、はやくもどってきなさいよ!」と、わたしには聞こえない声が巣穴からかかったのか、ハゼくん、またするすると巣穴に後ずさりしていって、ほどなくして二匹の日常業務が再開されたのだった。

どんな生き物の世界にも、いろんなボヤキやタノシミが、それなりにあるものなのでしょうねえ...。
(...とニンゲンであるわたしは勝手に妄想してみずからの糧にする-笑)


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by suyap | 2011-10-24 21:23 | ヤップの自然・海

葉隠れ水遁の術

ADSLになって動画もばっちり見れるようになりました。おかげで、こんな楽しいものまで鑑賞しちゃって、ついブログの更新があとまわし。きょうもノートパソコンからの水中写真アップです。
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きのうの「約束」どおり、マンタもチラッと出てきてくれてホッとしたあと、小物ダイブに専念、3ダイブ目のナマコヘブンではギンガハゼ大特集だった。

あいにく潮の引きが強く、流れてくる葉っぱや海草のくずに、多くのハゼがおうちの中に隠れていたけれど、中には上のように、葉っぱをものともせず顔を出しているのもいて、名づけて葉隠れの術(笑)。

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ミル・チャネルの某所では、アンナウミウシがすくすくと育っているけれど、現在、ナマコヘブンのウミウシ系は低調だ。卵はチラホラ目にするけどね。

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こんなのも、あんなのも、強い引きにうんざり気味でボーッ(写真がボケてるせいもあります)。
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で、最後は究極の「水遁の術」を披露してくれたトゲダルマガレイ。どこにいるか、わかるかな(写真が悪いっ!-笑)

どこに潜っても、現在水温29度、いくら寒がりのわたしでも、3ダイブしてもちっとも冷えてこないのは嬉しいけれど、水中の住人もちょっとうだり気味のよう。マンタの出が少ないのも、そのせいかもしれない。はやく水温が下がりますように。

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by suyap | 2010-11-08 21:00 | ヤップの自然・海

スモール・イズ・ビューティフル!

午前中はマンタなど大きなものを見て、午後は主に小さなものを捜して潜る日がこのところ続いている。とくに今おられるゲストは小さなものも大好きで、ガイドのわたしより先に珍しいものを見つけられることも多いので、まいっちゃうなあ、もう(笑)。
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↑この↑小さなエビちゃんもそう。ジャノメナマコをひっくりかえしたまま写真を撮りまくっているゲストのところに行ってみると、なんと、ウミウシカクレエビPericlimenes imperator)、約1cm。ナマコの身体にはいろんな生物が棲みついているけれど、これはちょっと珍しいかも。ラッキー!
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↑こちらは↑ミル・チャネルでわたしがひっくり返したバイカナマコにいたヒラムシの仲間(Pseudoceros paralaticlavus)で、体長2センチ、和名はわかりません。
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さて、ナマコヘブンの某所では、↑黄色↑バージョンと、↓茶色↓バージョンのギンガハゼが一気に観察できるので、マクロチック(こんな言い方あったっけ?)なゲストには大人気なのだけど、うららかな陽気にさそわれて(笑)、どの子も全身露出でまったりとしていて、良い被写体となってくれた。まあその割にピンボケ写真なのはいつものことで、スミマセン。
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そして↓こっち↓は...いまだにオイランハゼの異種で良いのかしらん?
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↓岩陰↓では、ベニハゼどんが上向き姿勢で潜んでいるし...(かわいいでしょ)。
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そして、マクロ目にはなんといってもウミウシ・ミッションは避けられません...そんな中でやっとこ見つけた↓ヨゾラミドリガイ↓。
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↓こっちは↓ナマコヘブン某所にけっこう長くいるミスジアオイロウミウシChromodoris lochi)、でも微妙に場所を移動しているので捜すのけっこう大変。
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↓これ↓がいまヤップ島でいちばんよく見かけるキヘリクロスジウミウシChromodoris elisabethina)、別名エリザベスウミウシちゃん。リーフの中でも外でも、小さいのが大発生中。
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あまりにもエリザベスちゃんばかりなので、他のはいないの?ってな雰囲気にゲストがなってたとき、ついにアンナちゃんが登場した(笑)。↓アンナウミウシChromodoris annae)↓ 以前は、ナマコヘブン某所に行けば必ず見れたアンナちゃんなのに、住処のカイメンを誰かに切られて行方不明になってしまった。これはその対岸でゲストが見つけてくださったもの。う~ん...
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そして↓最後を飾る↓のは、少し大きな(といっても5センチくらいですが)ダスキーアネモネフィッシュの幼魚。親は首筋に白線1本だけになるが、幼魚には3本入っている(写真では2本しか見えないけれど、尾びれの付け根にもう1本あり)。
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てなわけで、ここ3日間に見た主だった小さな生き物のまとめでした~



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by suyap | 2010-03-07 21:35 | ヤップの自然・海

海の中の大きいのや小さいのも新年のご挨拶

貿易風は吹くものの、わりと落ち着いていた年末年始のお天気だが、きょうは少し雲が多くときおりにわか雨も降る空模様となった。
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たいした崩れにはならないだろう(ことを祈る)けど、あれほど出ていたマンタも、なんだかまたダイバー遠ざけモードになったようだ。でも、マンタのいないミル・チャネルなんて、とは言わないでねと、エンマゴチ↑がつぶやいていた。
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体長40センチもあるエンマゴチのすぐ上では、体長2センチのキイロサンゴハゼが、そうよ、わたしたちだって、ここにいるのよ!とささやいていた。あけまして、おめでとう!キイロくん。
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それでも、マンタ、マンタ、マンタ~と期待してキョロキョロしていると、イソマグロの子供(50センチくらい)の群れが通りかかった。最近、このサイズのをよく見かけるけれど、ヤップの近くに産卵場があるのかしらん?
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それでまた、わたしの目はキイロサンゴハゼちゃんへ。この子はいつも身体を小刻みに震わせているので、なかなかシャープな写真が撮りにくいのである。

結局、きょうのミル・チャネルで見れたマンタは、2匹だけにとどまった。


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by suyap | 2010-01-02 16:52 | ヤップの自然・海

深層の美女

クリスマス休暇が日本のお正月のような感じのヤップでは、先週の金曜日が終わったあたりから、なんとなくお休みモード、今週に入ると、あちこちの商店でクリスマス・セールが始まり、陸上の人が集まるところでは浮き足立った雰囲気が漂っている。いっぽう海の中では… あいかわらずマンタさんは、よそよそしい雰囲気だ。まあ、そうっとしておいてあげましょう^^
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べつにマンタがそっけないからというわけでもないけれど、久々に深層の美女に会いに行ってきた。彼女の名はシコンハタタテハゼ、あるいは日本のダイバーの間では学名からヘルフリッチとも呼ばれている、可憐で美しいハゼだ。

このサカナが生息する場所は、ダイバーなら誰でもご案内できるという水深ではないので、このブログでも今まで取り上げたことが無かった。それでも今回の場所は、エンリッチド・エア32%O2でギリギリOKの水深(酸素分圧があ~たらこ~たらで水深が出ますネ)…ということで、ちょこっと登場してもらうことにした。ちなみに今回はフツーのエアで潜ったけどね。

a0043520_10195665.jpgところで、左の写真はシコンハタタテハゼの親戚筋にあたるハタタテハゼなのだが、こっちのサカナは、あまりにもどこにでもいすぎて、慣れたダイバーからはほとんど見向きもされないという可愛そうな境遇なのだ(笑)。

左上の写真ではよく色が出てないけれど、ハタタテハゼだって、シコンハタタテハゼに負けないくらい、シックな色合いの美しいサカナなのに、沖縄以南の暖かい海には、浅いところから深いところまで、どこにでもたくさんいるので、わ~、きれいと感動してくれるのは、ダイビング初心者か南の海が初めてのダイバーくらいで、彼らも、そのうち見向きもしなくなるという悪循環。もしこのハタタテハゼが、もっと深いところだけにいて、数もう~んと少なければ、きっと今以上にダイバーにもてはやされるのになあって、いつも思っているわたしでさえ、写真をほとんど撮ってなかったという体たらく…。ごめんね、ハタタテハゼちゃん。

a0043520_1020465.jpg今回のシコンハタタテハゼの写真については、ポケデジの内臓フラッシュ反射板をつけ忘れるという大ドジを踏み、いかに太陽光の少ない水深といえども、オーバー・ライティングになってしまったのが悔しい。ま、手ぶれもブレブレだし、どっちみち、わたしの腕は下手なスナップ写真の域を出ないのだから、あまり落ち込むこともないか(笑)。

世界もいろいろで、場所によっては、アドバンス・レベルの推奨最大深度でシコンハタタテハゼを見られるところもあるようだけれど、ヤップの場合は、どうしても上のような深度から以深になる。それでも2004年の大きな台風が来る直前まで、ヤップ・カバーンズには、30mちょい過ぎくらいから見られるペアの個体がいた。残念なことに、彼らはたぶん台風で吹っ飛んじゃったらしく、その巣穴は現在にいたるまで無人無魚状態が続いている。

深く潜れば、いる場所にはいる魚で、とくに珍しいというわけではないが、こういう深層の美女に会いに行くには、連れの厳選は大切である。マイルールとしては、毎潜水後、1)自分の身体を駆けめぐっているサイレント・バブルのぱっきゅ~ん、ぱっきゅ~んという音が聞こえ、2)心地よいけだるさ加減からビールを飲むタイミングと量を測れること、などが必須条件かな。えっ、何のことだかわからない?そういうヒトは、もっと浅いところでたくさんダイビングを楽しみながら、おいおい、ぱっきゅ~ん、ぱっきゅ~んに耳を澄ませるようになりませう(笑)。


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by suyap | 2009-12-22 16:14 | ヤップの自然・海

シット・アイランドふたたび(笑)

a0043520_2348218.jpgこの間の調査の続きで、ふたたびシット・アイランドの下水処理場の前で潜った。

ちょっと深いところで長く過ごしたので、ボートに上がる前、予備排水孔の近くでかなり留まっていた。ありがたいことに、前回より排水の量は少ないようだ。でも白っぽいのが見えるでしょ。

a0043520_2351661.jpg下水処理の担当者が、もう塩素は使ってない!と胸を張って言っていたのはほんとうだろう。直接排水にあたるところは白化していても、そのすぐそばまで生きたサンゴが覆っている。

出てくる排水の温度はまわりの海水と変わらず(28度)、おそらくサンゴにとって問題なのは、塩分濃度とかシルトなどの影響だろう。ひょんなきっかけでこんなところに潜るはめになったのだけど、排水処理について、わたしの関心は高まるばかりだ。飯山一郎さんのグルンパが中国の広州でも採用されるという話だけど、ヤップにも導入さればいいのになあ。

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で、その予備排水孔のすぐちかくには、↑こんなユビエダハマサンゴ場↑があって、とても楽しい停止時間が過ごせた。また、水深5m前後の砂泥底には、当然、たくさんのハゼどんがのんびり暮らしていた。

内湾系のいろんなハゼの中でも、とくに↓タカノハハゼCryptocentrus caeruleomaculatus)↓がたくさんいた。どの図鑑にも、日本では、「広島県、種子島、琉球列島に分布」と断ってあるので、沖縄以外の場所では珍しいのかな?だけど、どうして広島?
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そんなタカノハハゼにまじって、↓ひとりでおすまし顔↓の子がいた。ちょっと地味目だけど、オイランハゼ(Cryptocentrus leptocephalus)のバリエーションと考えていいのかしら?
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どのハゼも、浅い海の陽だまりの中で(しかも下水処理場排水孔のそばで!)、の~んびりとすごしていいるみたい。デカイ共生エビと仲良く並んだタカノハハゼ
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こっちもタカノハハゼだけど、共生しているエビが、白っぽく見える。両方ともトウゾクテッポウエビで間違いないだろうか?
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by suyap | 2009-10-22 21:08 | ヤップの自然・海

ハゼのぶつやき

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ヤップを含む北西太平洋上はやたらと雲がかぶさって不安定なお天気になっているけど、この状況ではヤップに当たるような嵐はできなさそうだ。それで、きょうも小さなものたち、第2弾、ハゼ編です。

写真は上から、水路にいるけどちょっとレアなレッド・バンディッド・シュリンプゴビーAmblyeleotris fasciata)に、ポピュラーなクロユリハゼPtereleotris evides)、そしてアウター・リーフのサンゴの上にちょこんと乗ってるクロスジイソハゼEviota sebreei)*写真キツイなあ*、
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ところで、きょう東京では都議選の投票日!都民のみなさん、とにかく行ってくださいませ>投票♪ 晴天とら日和のとらちゃんや、カナダde日本語の美爾依さん、それにヤップのハゼたちとともに、お願いしま~す^^

晴天とら日和:都民の皆様、明日の「都議選」には投票に行って下さいね!
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51397176.html
カナダde日本語:都議選の争点と衆院選での自民大物一掃セール
http://minnie111.blog40.fc2.com/blog-entry-1707.html

ところで美爾依さんの、自民大物一掃セールには腹を抱えて笑ってしまったよ。わが宿敵(笑)シンキロウのオヤジも、どうやら危ないらしい(笑)。メデタシ、メデタシ!

ここんとこ、2日おきに当ブログを見張りにお越しいただいている国立オリンピック記念青少年総合センター様、ご心配には及びません、今年もタイミングを見計らって、バッチリ書いて差し上げますわよん(笑)。
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こうして、どんどん腐ったヤツラが日本の政界から棚卸一掃セールされるのは、とってもメデタイことなのだけど、と同時に、わたしの気持の底にど~んと澱んでいる心配は、このところ増す傾向にある。そしてついに、この怪しげな団体からもアクセスがあって~~~!「幸福の科学」

このカルト団体のことをこのブログで書いたこと、あったっけ?もしかしたら、ネット居酒屋の友人、BLOG BLUESさんとこのトラックバックやコメントからお越しですかあ?

BLOG BLUES:日本共産党VS幸福実現党
http://blogblues.exblog.jp/8481931/

宗教法人=幸福の科学が憲法違反なのに設立した政党=幸福実現党のことを、まだみんなジョークかと笑っている人が多いけれど、わたしは背筋が寒くなる思いでこれを見ている。

BLOG BLUESさんのおっしゃるとおり、彼らの主張は、本来共産党に流れる層を引きつけやすい。ふだんテレビやマンガ、はたまた「教育」でモノを考えないように調教された層が、社会的弱者としての苦しみを自覚したとき、ようやく抱いた憤懣を吸い上げる窓口が、小林多喜二の蟹工船ブームなどをきっかけに共産党に向かいかけたとき、突如、この政党が出現した。政権を失いつつあるダメ勢力は、明らかに将来を見据えた手を、四方八方に打っている。

第一次大戦後のドイツを思い起こしてみて欲しい。ナチスは正式には「国民社会主義ドイツ労働者党」(Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei、略してNSDAP、英語ではNational-Socialist German Workers Party)と呼ばれた。1917年に結党されたあと、敗戦下のひどい大不況・インフレ下のドイツでどんどん支持者を増やし、10年ちょっとで「合法的に」政権を取った。1933年に書かれたこの人の文章が、これから先の日本の状況を連想させるようで、怖い:

トロツキー著作集 1932-33:ヒトラーの勝利
http://www.marxists.org/nihon/trotsky/1930-1/df-syouri.htm

今後も世界経済の混乱が続くと(そうなる可能性のほうが高い)、誰が政権を担っても、世界が80年近く前のような混乱した状況になることは避けられまい。たまたま昨夜レンタルDVDで観たIRONWEED(日本では黄金に燃えてというタイトルになってる、メリル・ストリープとジャック・ニコルソンが主演した映画)で、1930年代後半のアメリカ都市の荒廃振りを映していたが、とても他人事とは思えなかった。

2001年の911以来、イラク戦争が始まって数年は、やたら勇ましいDVDばかり並んでいたけど、最近は、やけに1930年代の不況時のストーリーやリバイバルが多いんだよね、ヤップのDVDレンタル屋にも。これからの世界がどうなるか、知っている者は知っているのである。だから、アメリカ本土にも軍隊が集結し、内戦にも備えている。次の手を考えもせず打たず、国民の手による初の政権交代-に、ただ浮かれているばかりではいけない。将来に向けて、はっきりしたビジョンを持たねば。

最後にBLOG BLUESさんの言葉を借りて、今回のつたないハゼのつぶやきを終わらせよう:
革命政党が主張すべきは、ポスト資本主義の青写真である。あいや暫。資本主義の次に社会主義が来るなんて寝惚けたことは、言わないでね。資本主義も社会主義も「経済成長」をドグマとした前世紀のイデアに他ならない。その方途を競い合い、資本主義の完勝に帰したことは記憶に新しい。歴史の審判だ。覆せるもんじゃありません。

21世紀の日本国民に、世界の国々に、幸福をもたらし得るイデアは、経済成長の呪縛から脱し、経済成長に依らなくとも持続可能な共生社会をめざす、共生主義の思想である。その具体的政策は「教育費医療費はタダ」だ。



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by suyap | 2009-07-12 09:57 | ヤップの自然・海

また「交付金」... by シノビハゼ

シノビハゼCtenogobiops pomastictus-gold)とトウゾクテッポウエビAlpheus rapax)が、なにやらブツブツいってます。

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トウ:お~い、グアムじゃ日本からの修学旅行が8月までぜんぶキャンセルになったらしいな。

シノ:そりゃ~、メデタイ。あっちの連中も静かな夏が過ごせるってもんだ。

トウ:だけどなあ、観光で食ってるニンゲン連中はたいへんだぞ。

シノ:なんでも日本政府が交付金なるもんでキャンセル料を負担してくれるちゅうじゃないか。

トウ:おまえは考えが甘いよ。いくらキャンセル料が出たって、それが地元に落ちるわけないだろうが...、たいがいがホテルと旅行会社が多少の金を分け合って終わりよ。レストランや土産物屋にゃぜったい金は落ちないよ、とりわけ海外にね。現地従業員もレイオフが増えるだろうな。

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シノ:それじゃ、なんかね。日本政府がこんな交付金の使い方を認めるってのは、修学旅行の取り止めを奨励してるってことかね?

トウ:そこまでは考えとらんだろう。政府トップの派手な豚フルアフォパーフォーマンスのせいで各方面に広がった波紋を、どう収拾したらいいか誰も頭がまわらんだけさ。それに、修学旅行に行って差し支えないよ-と言い切れるような肝っ玉をもった奴らはおらん。

シノ:日本旅行業協会(JATA)なんぞを通して、政治家へのロビー活動もあったんじゃないかね?suyapの宿敵シンキロウあたりも一役買ってるかもしれないな。キャンセル料のキックバックを要求してたりして(笑)

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トウ:そりゃオモシロイな。奴のお子様軍団、ことしはどうするんだろうね?

トラベルビジョン:インフルでの修旅キャンセル、交付金活用の動き-「ひとまず安心」宣言も
[掲載日:2009/05/29] 政府が、新型インフルエンザによる修学旅行のキャンセル料を交付金で補填することを認めたことを受け、活用する動きが出始めている。東京都と大阪府の教育委員会の担当部署では、検討中としつつ「交付金を活用することになると思う」と説明。また、日本旅行業協会(JATA)も、個別の判断は会員各社が決めることとしつつ、「キャンセル料を収受できる環境になった」との見解を示した。
5月22日現在での修学旅行のキャンセルは2001校にのぼり、国内は1598校、海外は403校と大きな影響を受けている。~以下略~
MSN産経ニュース:【新型インフル】修学旅行のキャンセル料、交付金で補填
2009.5.27 01:08
政府は新型インフルエンザの感染により、中学や高校が修学旅行を延期したり中止した場合、地域経済活性化の目的で平成21年度補正予算案に計上した1兆円の交付金をキャンセル料の支払いに充てることを認める方針だ。本来キャンセル料は、旅行に参加する予定だった各生徒の親が支払うが、交付金を利用して自治体が補填(ほてん)できるようにする。
参議院で審議中の「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」は、人口や財政力などに応じて交付の上限は定められているが、地方自治体の裁量で使途を決められる。公立学校への太陽光パネルの設置や保育所の整備など「地域経済活性化につながる使い道」(財務省)が想定されている。
政府はこの交付金を、修学旅行のキャンセル料の支払いに自治体が使うことを認める。修学旅行を取りやめた学校が旅行会社からキャンセル料を求められた場合、交付金で支払うことができるようになる。キャンセル料の補填額や公立のほか私立も対象にするかなどは、各自治体が決める。~以下略~
YOMIURI ONLINE:修学旅行キャンセル料、国が財政支援へ…交付金・融資で
政府は、新型インフルエンザの感染拡大で小中高校が修学旅行を取りやめ、キャンセル料が生じた場合、2009年度補正予算案の「地域活性化・経済危機対策臨時交付金」や、日本私立学校振興・共済事業団の無利子融資を活用して財政支援する方針を固めた。
同交付金は地方自治体の経済対策などの取り組みを支援する目的で補正予算案に1兆円が計上されている。新型インフルエンザ対策は想定外だが、修学旅行のキャンセルが相次いでいることを受け、自治体の事業計画を審査する内閣府は「管内の学校の修学旅行のキャンセル料に対する負担額も対象として認められる」との見解を示している。
同事業団の無利子融資は私立学校の経営支援などのために新設される制度で、補正予算案に110億円が盛り込まれた。返済が必要だが、文部科学省は「学校法人に経営安定を目的とした融資は可能」としている。(2009年5月25日14時40分)
毎日JP:新型インフルエンザ:修学旅行38校見合わせ 交付金で補てんも /神奈川
県教育委員会は28日、新型インフルエンザ感染が広がった関西方面への修学旅行の出発を見合わせた県内の公立中学校が8市町の38校に上っていることを明らかにした。県教委は市町村教委に対し、キャンセル料や追加費用が発生した場合、国の補正予算で補てんできるとの見解を示している。
補てんに充てるのは、国会で審議中の09年度補正予算案に盛り込まれた地域活性化・経済危機対策臨時交付金。県教委が国に問い合わせ、自治体に配分される交付金を新型インフルエンザ対策に使えることを確認した。~以下略~(【木村健二】毎日新聞2009年5月29日地方版)



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by suyap | 2009-05-31 12:34 | ヤップな日々

ギンガハゼを見ながらアジア情勢を憂う

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ブログの更新が滞っててすみません。まずはナマコヘブンギンガハゼCryptocentrus cinctus)のカップルでしばしのお暇を...てか、いまはゆっくり書く時間がないので、以下のリンクにて失礼します。

日本をとりまく情勢が、とても心配な状況です:

イスラエルが米国に説得されて、イラン攻撃をあきらめつつあり...?
園田義明メモ:イスラエルのイラン核施設攻撃阻止に動くオバマ&バチカン
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/05/16/4307442

土曜朝、ノムヒョン前大統領が不審な死をとげ、ノムヒョン関係の報道が異常に少ないのが不気味と思っているところへ、その2日後には北朝鮮の核実験?
薫のハムニダ日記:盧武鉉前大統領の死を悼む市民の波
http://hamnidak.exblog.jp/10300716/
世界の端っこで☆キャンドルを灯すブログ:
Naverから見る、韓国メディアのスタンス
http://no2mb.exblog.jp/11065849/
ある「招かれざる大統領」の死
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盧武鉉
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盧武鉉前大統領の“自殺”と北朝鮮核実験、注目は韓国世論の行方
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晴天とら日和:北朝鮮が核実験実施か?
http://blog.livedoor.jp/hanatora53bann/archives/51381205.html

なんだか世界武器商人(米英軍産共同体)の消費・販売促進先(戦争国家・戦地)がアジアに持ってこられそうな雰囲気です。気をつけてニュースウォッチしていきましょう。



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by suyap | 2009-05-25 11:54 | ヤップの自然・海

マンタ待ち@ゴフヌー・チャネル

台風1号「くじら」の影響がなくなったと思ったら、また島のまわりにうっすらと雲が集まりはじめている。貿易風が弱まる時期が今年はけっこう早いのかも。それとともに北東に向いているゴフヌー・チャネルで潜ることが多くなるのだけど、下げ潮時や小潮まわりのときなど水路から外向きの流れになっている場合、水中で動ける範囲はうんと狭まり、強い流れの中で、ひたすらマンタがやってくるのを待ってるっていうダイビング・スタイルになる。

でもご安心を!苦行僧のように中空を睨んでばかりいないで、まわりをチョコチョコ見まわせば...

a0043520_2228508.jpg

ホラ、↑こんな美魚だって、クリーニング・ステーションの側で見つかります。体長2センチにも満たないこのベニハゼTrimma caeciura)は、ときおりドーッとやってきてマンタに興奮するダイバーたちを、あ~あ、また騒がしい奴らが来ちゃったよ...って見てるんだろうね。

a0043520_22295317.jpgあれっ、そこの岩の表面、動いてない?!

目の端で「異常」を感じたのでよく見てみると、なんと体長15センチくらいのトゲダルマガレイBothus pantherinus)が、流れの中で必死に岩にしがみついていた。きみ、なんでこんな不便なところに?

おそらく、どこかにむけて移動中のところを、いきなりダイバーたちに押しかけられて、急遽わたしは岩を装っているのかも?でも、じっとしていたくても、流れに引き剥がされないように微妙にヒレを動かさなければならないから、こうして簡単に見つかってしまった。大丈夫、わたしたちは何もしないからね。

a0043520_2231358.jpgゴフヌーではウミウシもよく見られる。本日のはアミメイボウミウシPhyllidiopsis krempfi)、まだ小さな個体だったけど、でかくなると6センチ以上になるものもいる。これからウミウシが多くなるシーズンだから、楽しみ、楽しみ。とくにイボウミウシの仲間はゴロンと転がっていることも多いので、見つけやすいタイプだし。

a0043520_22323549.jpgそして浅いところに戻ってくると、これは定番のようなイシガキヨウジCorythoichthys haematopterus)。スノーケルで浮いてるだけでも簡単に見られるので、なかなかの人気者だ。ペアでいることも多いが、3匹4匹が固まっていたり、中には1匹で行動しているのもいる。ご存知のようにタツノオトシゴと同じく、このタイプのサカナのメスは、オスの腹側にある育児嚢(いくじのう)という袋に卵を産みつけるから、お腹が大きく突き出しているのがいたら、それがオスです。

a0043520_22334751.jpgこうして、いろんなものを見てもらいながらも、ガイドとしては刻々と過ぎる時間を気にしつつ祈るような気持ちでマンタを待っている(笑)。実際の目も心の目も、大きいものと小さいものの間をいったりきたりして焦点をあわせているわけで、これはなかなかに大変な作業なのだけど(笑)。

でも、ゲスト全員で中空を見つめてマンタ・マンタ・マンタ~~~って待つよりも、(マンタ・オーラ)を何か他のものにそいでいたほうが、マンタも近寄りやすいだろうと思うので、毎回、せっせと小物探しもやっているわけだ。



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by suyap | 2009-05-07 22:17 | ヤップの自然・海