ブログトップ | ログイン

ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

タグ:オニヒトデ ( 10 ) タグの人気記事

次世代もしっかり育ってる

陸も海も温度はやや高め安定...といっても、陸上は日本のいまどきよりずっと涼しい30度前後ですが。
a0043520_8575959.jpg

ヤップ島の南のリーフでも、アイゴの仲間が大勢で群れているのが目立っています。上は枝状ミドリイシの間を行きかうマジリアイゴ、ちょうど潮が上げている時間帯だったので、透明度も抜群!でも、水温はどこまでいっても29度もありました。

写真ではよくわかりませんが、実はオニヒトデによってサンゴはかなり虫食い状態になっています。でも、こうして元気の良いサンゴも育ってるし。人為的なヒトデ退治がいかに驕りと無駄な行為かってのがよくわかるな~と思いながら潜っています。
a0043520_858381.jpg

上の写真はヒメアイゴが群れる、ほぼ9割以上がオニヒトデに食われて死んでしまったテーブル状のサンゴ場。こっちでもヒメアイゴが群れてます。弱ったり死んだサンゴにつく藻を食べるアイゴの仲間には、かえってこういう状態のほうがエサがあるのかな?今の時期にアイゴが群れるのは、産卵行動の一環かもしれませんけど。

a0043520_859634.jpgそれにしても、温いな~と思っていると、サーッと冷たい海水が上がってきて、水温を見ると28度!やっぱり海の中は、これくらいの温度が安心かも^^

死んじゃったサンゴの下をのぞくと、小さなベイビー・サンゴたたくさん育っています。もう数年も待てば、また見事なサンゴの群生が回復するでしょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html

Twitter
by suyap | 2010-07-21 23:48 | ヤップの自然・海

ボクにも生きる権利が...

ヤップでいちばんサンゴの生育が良い南のリーフで、いまだにオニヒトデが元気に活躍中!
a0043520_07463.jpg

食べても食べてもサンゴがあるよ-とオニヒトデは嬉しいのかな?上の写真はヤップ・カバーンズで、後ろの白くなったところが食べられた直後のテーブル状ミドリイシ。

a0043520_081430.jpgこっちは、マジック・キングダムで、抱腹状態でぐったり気味のオニヒトデ(?)

南のポイントのオニヒトデ大量発生はもう数年続いているが、完全にサンゴを食い尽くすよりサンゴの発達のほうが勝っているせいか、オニヒトデもだらだらとたくさん生息している。ちょっと心配なのは、オニヒトデ退治に一生懸命なサービスがあること。きょうは600匹以上退治したぜ~と自慢されてもなあ...。

a0043520_085420.jpgオニヒトデは捕まえられたりしてストレスに晒されると、その場で放精放卵するそうだ。だから、オニヒトデ退治は逆に子孫を増やす手伝いとなり得る。それにオニヒトデの幼生は、通常、深いところで成長する。ダイバーやスノーケラーから見て「きれい」なテーブルサンゴのたくさんある浅い場所のオニヒトデをせっせと退治しても、すぐに深いところから他の個体がやってくるので、結果として、だらだらとオニヒトデを居続けさせることになるという。

サンゴだけが「良い子」じゃないし、オニヒトデが「悪い子」なんじゃない。目先の「きれい」さや商売だけで(ニンゲンの勝手で)自然をいじっちゃ、いけなと思うよ。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html

Twitter
by suyap | 2010-04-25 23:46 | ヤップのオニヒトデ

ヒトデもいろいろ、ヒトもいろいろ、だけどねえ...

a0043520_2344769.jpgいまマンタがよく出ているミルチャネルに数個ある係留ブイのひとつは、サンゴの種類が豊富でわたしの大好きな小物ポイントでもある。ところが、そこでもついにオニヒトデを「見て」しまった。たくさんのユビエダハマサンゴに囲まれた中で、それトゲサンゴにとりついていたけれど、う~ん、困ったナ。でも、長い目で見れば大丈夫だろう。オニヒトデよりもニンゲン・ダイバーによるダメージのほうが、きっと多いはずだから。

a0043520_10314290.jpgいっぽう、こちら→はカワテブクロという名のついたヒトデさん。 グロテスクではあるけれどなんとなくユーモラスなたたずまいに、見かけると思わずホホが緩んでしまう。同じヒトデでもオニヒトデを見た反応とは大違いだ。両者とも一生懸命に生きているだけなのに。

ところでまたsuyap的に話がグ~ンと飛躍して...

「みんなの党」なんてのが出てきたときには、その幼稚園児なみのネーミングからして、なんだかなーと思っていたけれど、やっと馬脚を現したようだ、やっぱりね。

父さんの日記:「みんなの党」はこのたび「みんなで偽装」党へと党名変更いたしました 渡辺喜美氏(談)
http://rightaction.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-4402.html

地獄への階段:「みんなの党」研究/喜美と喜朗、謎の政治団体、不思議な共通点
http://blogs.yahoo.co.jp/voteshop/folder/596008.html

植草一秀の『知られざる真実』:「みんなの党」=自民党別働隊の動かぬ証拠
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-2b9a.html

あははは~、出ちゃいましたね、動かぬ証拠!
しかも、わが宿敵(爆)シンキロウのおっちゃんと、喜+喜コンビだなんて!

しかし、あんな低レベルな政党になにもできやしないさ~なんて、油断は大敵ですぞ。なんせ、やつらのバックには、アメリカ~+アルファが控えておいでですからね。下手したらヒトラー・ユーゲントみたいなのもこしらえるかもしれない。なんたって、みんなのお遊戯、みんなの党ですから。いまからしっかり警戒して騒いでおいたほうが良いと思う(だからここにリンクはったのだけど)。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2010-02-15 23:14 | ヤップでつらつら政治など

ナマコヘブンの浅場にも!

a0043520_0141915.jpgよく潜りにいくナマコヘブンでも、ここ数年、オニヒトデの姿をあちこちで見かけるようになり、その食害もかなり目立つ。右の写真は、干潮時には干上がってしまいそうな浅瀬で見つけたユビエダハマサンゴの瓦礫にしがみつくヒトデちゃん。ここでも、フツーは食わないとされているユビエダハマサンゴを食べてるなんて、ヤップのオニヒトデは変わり者?

わたしの素人的観察では、水路の中のオニヒトデは、アウトリーフのそれのように爆発的に数が増えてサンゴを食い散らし、食べるものがなくなると急に姿を消すというより、じわじわ増えてダラダラとあちこちのサンゴを食っていき、サンゴも負けずに盛り返すのでヒトデもなかなか消滅しない...と、こんな感じに思えるのだけど、さあ、ここのオニヒトデさん、まわりのサンゴを食い尽くせるのかな?2時間くらい泳ぎ回って、この界隈で見かけたのは、この1匹だけだったけど。

a0043520_015823.jpgオニヒトデのすぐ近くには、まるでイソギンチャクのようなパラオクサビライシが、昼間からポリプを出して、ひっそりと生きていた。潮が引くと水深が30センチを切るような浅瀬では、水温の変化も激しく、内湾の水路の際とはいえ潮の動きも大きい。しかし、陸からのシルトの影響を受けやすい水路よりも透明度に恵まれ、水深も浅いのでお日様の光をたっぷり浴びて、サンゴもぐんぐん育つのだろう。

あと心配なのは、ニンゲン様の活動だけだ。サンゴたちもオニヒトデたちも、海の中ではそれなりに持ちつ持たれつやっている。そのバランスを崩すのは、土地開発などで赤土の流入を引き起こしたり、なかなか分解されない合成洗剤をぶち込んだりして、海を汚しているのに気づかないニンゲンたちだ。嗚呼...

ナマコヘブンがあるウォネダイ・チャネルの底質も、ここ十数年のうちに「砂」から「砂泥」へと変化した。同じことは、マンタを見に行くゴフヌー・チャネルでもミル・チャネルでも起きている。

世界的な不況と経済活動の不活性化がこのまま続き、外国からの援助やツーリストが減っても、それによってヤップの海が元に戻るなら、そのほうが良いなと思ってしまう今日この頃なのだった。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2009-11-30 23:08 | ヤップのオニヒトデ

飢えるオニヒトデ@ミル・コーナー

最近作ったヤップのオニヒトデ・カテゴリー、第2弾は北西側のポイント、ミル・コーナーの報告です。こんな状況を見るにつけ、もっと早くから記録をとっておくんだった...と後悔しきり。
a0043520_13262750.jpg

2004年の台風後に大量の泥をかぶったあとも、わりと健全だったここのサンゴも、うろ覚えながら、2年くらい前からオニヒトデにやられるようになった。初めに目についたのは、水路を出たすぐの浅場の見事なミドリイシ類からで、オニヒトデはじわじわと全体に広がっていった。
a0043520_13272613.jpg

一時は浅場(水深3~4mのサンゴが始まるところから10mくらいまで)のいたるところに散らばっていたオニヒトデだが、ミドリイシ類をほぼ食い尽くしてしまった現在では、その数はうんと減っている。それでも残っているヒトデたちは、なななんと、ハマサンゴ類にとりついているのだ。上の2つの写真は、コブハマサンゴPorites lutea)を食べているオニヒトデ
a0043520_13281886.jpg

オニヒトデの大好物とされているミドリイシ類がほぼ食べつくされたとはいっても、あちこちにポツリ、ポツリと食い残しがあり、ざーっとみて10%くらいは残っているような気がする。ヒトデが去ったあと、これらがまた子孫を増やして復活していくのだ。がんばれ!

そして、いまヒトデに食べられているハマサンゴ類にしても、上の写真のようにツマミ食い的で、真ん中の白い部分がヒトデに食べられたコブハマサンゴだけど、まわりにヒトデの姿は見えない。
a0043520_1329259.jpg

そして圧巻はこの食い様!オニヒトデはミドリイシ類など成長の速いサンゴを好物とする-というのがよく知られている説で、ハマサンゴなど成長の遅い造礁サンゴは食べないとされていたが、ところがどっこい、好物がなくなれば何でも食べる?

上の写真は、やはりオニヒトデが食べるのを避けるとされていたダイオウサンゴDiploastrea heliopora)なのだが、8-9割がた、見事に食われていた。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2009-11-25 10:21 | ヤップのオニヒトデ

南西リーフのオニヒトデ状況

ヤップ島南西のリーフを、距離・水深ともに広範囲に潜った(下図左下の赤枠の中)。
a0043520_23541039.gif

このあたりは、2年ほどまえからオニヒトデの姿を見かけるようになっていたが、同時にサンゴも元気に増殖しており、オニヒトデのアウトブレイクという風にはなかなか進んでいなかった。

a0043520_23583265.gif潜ったエリアは、ダイブサイト名でいうとマジック・キングダムエンド・オブ・ザ・ウォールギルマン・ウォールヤップ・カバーンズ、そしてサウス・ティップだが、北のマジック・キングダムではかなりブレイク気味になっており、そこから南へと、オニヒトデが勢力を伸ばしてきているのが感じられた。

a0043520_083420.jpg

上の写真はマジック・キングダムだが、とくにリーフ内の水の流出しやすい場所を中心に、帯状にかなりやられた場所がある。いちばんサンゴの被害の大きい水深は10mから15mくらい。浅い場所でもオニヒトデが折り重なってサンゴに食らいついているのだが、
a0043520_0125186.jpg

サンゴの増殖もそれに負けていないのかもしれない。
a0043520_0143987.jpg

まだこんなにうっとりするような、生き生きとしたテーブル・サンゴ場が楽しめる場所もたくさんある。

スロープに根が点在するマジック・キングダムを南に下がると、だんだん急傾斜になり、やがてエンド・オブ・ザ・ウォールを経て、ドロップ・オフのギルマン・ウォールになる。ここら一帯も、サンゴ状況の良い場所とオニヒトデが広がった場所がまだらに出現する。まだサンゴを完全に食いきれるほどではない感じ。うっかり写真を撮り損ねたのだが、エンド・オブ・ザ・ウォールの見事なコモンシコロサンゴPavona clavus)が、4割がたやられていたのはショックだった。

a0043520_030965.jpg興味深かったのは、ヤップ・カバーンズの水深30mオーバーのスロープで、折り重なるようにして乏しいエサ(サンゴ)をあさっているオニヒトデたち。このポイントは水深20m以浅で壁がえぐれて箱庭的になっており、その中に生息するサンゴや棚上のサンゴの間に、ヒトデやその食害はまだ見られない。深場を食い詰めたオニヒトデは、これから食い上ってくるのだろうか?サウス・ティップ棚状のサンゴには、ほぼ食害は見られず、見事なサンゴ場となっている。

オニヒトデに対するわたしの見解は、過去にもたくさん書いてきたけれど、

オニヒトデはいま...
http://suyap.exblog.jp/6939744/
ハマサンゴを食べるオニヒトデ
http://suyap.exblog.jp/5734531/
オニヒトデ対策
http://suyap.exblog.jp/4164089/

わたしは、無計画で中途半端なオニヒトデ退治(間引き)が、かえってオニヒトデをだらだらと繁殖させるという考えに賛成だから、基本的には海の中でヒトデを見ても何もしない。ある場所でオニヒトデを間引いても海流にのってすぐに他水域から流れ着くし、オニヒトデは危害を加えられたときに反射的に放精・放卵するというし、成長の速いサンゴが増えすぎると成長の遅い造礁サンゴの発達が阻害されるので、サンゴの種のバランスをとるために、ある程度のオニヒトデは必要な存在なのだ...etc.と、理由はたくさん挙げられる。サンゴ礁が回復不能なほどオニヒトデにやられてしまうのは、ヒトデに問題があるのではなく、必ず人為的な土地や海のいじくりや排水が原因なのだ。

とはいっても、ヤップを代表するダイビング場所にひとつでもある南西のリーフのオニヒトデ状況が心配になってきたので、このブログでも、新たにヤップのオニヒトデというカテゴリーを設けてオニヒトデ・ウォッチの記録を集めておくことにした。よかったら過去記事を参照してください。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2009-11-15 16:30 | ヤップのオニヒトデ

オニヒトデパフェとクラスター

a0043520_19404172.jpg久しぶりにミル・チャネルの入り口から流れに乗って水路エッジの浅瀬をスノーケリングした。干満の差が40センチくらいしかない日なのに、なんと水路には外洋から透明度の良い海水が流れ込んでいた。ラッキー!

それで見つけたのが、写真左上の奇妙なサンゴ(ミドリイシの仲間)。直径10センチくらいの筒状に立ち上がっていたのだけど、頂点の茶色い部分だけがまだ生きていて、他の白いところはオニヒトデにポリプを食われて死んでしまった部分だ。サンゴの基盤に近いところは、すでに緑の藻がつきはじめている。これからこの藻は上の死んだ部分全体に広がるだろうけど、頂点の生きてる部分がしっかりしているから、きっとまた、このミドリイシは成長していくだろう。名づけてオニヒトデパフェ、美味しそうでしょ(笑)。

a0043520_19414943.jpg

ミル・チャネルの入り口近辺にはオニヒトデがまだあちこちにいたけれど、それにも増して、生きてるサンゴに勢いが感じられた。それに↑こんなベイビー・サンゴが、いたるところで育ち始めていた。オニヒトデだって、ぜんぶ食い尽くさないで、オニヒトデパフェにして一部を食い残してるし。

以前にも書いたけれど、オニヒトデを退治すればサンゴが保全できるというものではないと強く思う。オニヒトデだって、この世に生まれたからには役割をもっている。神様はこの世に無駄なものは何ひとつお創りにはならない(こんなこと書くと、ついにsuyapは逝っちまったかとみなされるかも?でも、マジでそう思っている)。ニンゲンが余計な手を加えると、かえって自然のバランスを崩し、オニヒトデの場合には、そのエンドレスな再生を許してしまう。

a0043520_19423340.jpg

これから大切なのは、余計なことをしないことではないかと思う。とくに省庁や政府の大きな組織が絡むと、いらないものを廃棄するという法案なのに、結果は違う形のいらないものと作ってしまう-ということになるようだ。今回もまた、世界の環境ホットニュースを読んでびっくりした:

「クラスター爆弾禁止条約を批准」というけれど
http://archive.mag2.com/0000083496/20090616050000000.html
この日のニュース報道では、同条約の批准が軍縮に向けての一歩のように見えますが、どうも新たな利権誕生で話がまとまったということのようです。というのは、クラスター爆弾禁止と引き換えに「政府は今後、自衛隊が保有する集束弾の廃棄方法の検討を進めるとともに、代替兵器として精密誘導能力を持つロケット弾の調達などを進める。」(6月10日10時23分配信 産経新聞)という交換条件がついているからです。さらに国会では、わざわざ親切なことに、アメリカ軍が日本国内でクラスター爆弾を使い続けることを保障する確認の質疑まで行なわれています。
    ~~中略~~
防衛省はクラスター爆弾で敵の上陸を阻止する作戦だったが、禁止になったので、敵が上陸するような事態になる前に、誘導弾で敵の基地を叩くという作戦に切り替えるというわけです。それでも専守防衛だという。さらに、条約を批准しても、政府は米軍に日本国内で持ち続けることを認めるという。「まずは景気だ」ということで組まれたはずの補正予算が新たな兵器の調達に使われているし、ニュース報道とはまるで違う、防衛省、防衛族の焼け太りの構図が、はっきり現れています。

a0043520_1943895.jpgスノーケリングから戻ってくると、TNS(トラディッショナル・ナビゲーション・ソサエティ)の小さなカヌーが帆をあげていた。コミュニティ・センターで行われている子供(主に高校生)たちの集まりに、プログラムの一環として参加したのだそうだ。うちのボートから間近に帆走の写真を撮ることができたゲストはラッキー!

サンゴもオニヒトデもバランスよく共存できる環境でありますように。そしてヤップや日本の若者が、国家によって再び戦争に送りこまれないような政府を作れますように。上の記事を読むと、民主党の質問者も勉強不足(それとも意図的か?)で、「40年前の亀田のような人道に対する信念からの質問ではありません」という体たらくだったそうだ。今はとりあえず緊急課題として政権交代を希求し民主党を盛り立てているけれど、民主党には、世界のパワーバランスの中で勇気と叡智をもって反戦平和をつらぬく姿勢に欠ける雑魚や、より危険な武器商追随議員も少なからずいる。そろそろ政権交代後を視野に入れた考えを、選挙前に持っておかないと...と思う。

オニヒトデはサンゴを食べるから憎い>>やっつけろ!
〇〇国は△△だから憎い>>やっつけろ!

という敵か味方かの単純なスローガンの陰で、しっかり儲けているヤツラがいるから、オニヒトデも戦争もなくならないのである。環境(保護を言うこと)が商売になる、武器の開発・販売・廃棄が商売になる、という経済構造自体を変えなければならないのだ。それを改善するためには、そのことに気づいた議員をたくさん国会に送らなければ...そのためには、われわれがまず気づかなければ...道のりは長いけれど。

(関連記事)
かぼちゃとクラスター爆弾
http://suyap.exblog.jp/5650311
オニヒトデ対策
http://suyap.exblog.jp/4164089
ミルチャネルのオニヒトデ
http://suyap.exblog.jp/7600898



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2009-06-17 16:33 | ヤップのオニヒトデ

オニヒトデの嗜好について

北東の貿易風が弱まる季節になって、東側のリーフに潜る機会が増えた。ヤップ島の東側一帯のサンゴは、4年前の超大型台風以来、物理的ダメージ+高潮によって流出したシルトによる窒息>>オニヒトデの大発生という経過をたどって、まだまだ往時のような状態に戻るには時間がかかりそうだ。オニヒトデが最も猛威を振るっていたのは2年前だが、現在もちらほらと見かける状態が続いている。

a0043520_9225358.jpgところで、最近、オニヒトデが食べているサンゴの種類に、地域による偏りがあるのに気がついた。まだまだ十分な証拠ではないが、ちょこちょこ撮った写真をアップしておく。

まずこの季節にマンタを見るためにダイバーがよく潜るゴフヌー・チャネル付近では、オニヒトデが取り付いているのは、ほとんどコブハマサンゴPorites lutea)だ(写真左上)。

a0043520_9232752.jpga0043520_9235567.jpg
ところが、ゴフヌー・チャネルを出て数分南にボートを走らせたところにあるワニヤン・リーフガッポウオニヒトデが取りついているのは、ほとんどキクメイシ科のナガレサンゴLeptoria phrygia)なのだ。近くにコブハマサンゴPorites lutea)もあるのに、これはいったいどうしたことだ...?

a0043520_9244146.jpgいっぽう、まだサンゴが元気な南西側のリーフでも、たまにオニヒトデを見かけることはあるが、彼らが取りついているのは、ほとんどミドリイシ類のようだ。写真はスパニッシュ・ウォールハナバチミドリイシAcropora cytherea)をむさぼるオニヒトデくん。

こういう地域ごとのオニヒトデの食性の違いに気づいたのは最近なので、まだまだ調査が足りないけど、これからも注意して写真を撮り貯めていこうと思ってます。

あっ、それから、ぜんぜん違うイッシューですが、グリーンピース・ジャパン事務局長の星川淳さんのブログをご紹介しときます:

二つの疑問
http://www.greenpeace.or.jp/info/staff/jun.hoshikawa/21?gv

結びの部分だけ引用すると:
国民/市民みずからNGO市民セクターを無法者扱いし、白と黒のあいだの多様な選択肢を否定することは、国家/政府/公権力に対するチェック責任を放棄することにほかならない。その結果、国家/政府/公権力/軍による最悪の暴走を許してしまったのが、つい60数年前の日本だったのではないか。
個々の環境現場とグリーンピースのかかわり方については100%支持できない部分もわたしにはあるけど、今回の「横領鯨肉奪取」については、グリーンピースの方法論を全面的に指示します。上記はとても示唆にとむ文章なので、一読をお薦めします。

もうひとつ、沖縄のリーフチェッカー’さめ’さんから、埋め立てで殺されるサンゴたちの悲しい報告が入りました:

悲しい方の顔
http://shark.ti-da.net/d2008-05-30.html



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2008-05-30 10:18 | ヤップのオニヒトデ

[ダイビング]マジック・キングダムのオニヒトデ

a0043520_81037.jpg台風4号以来不安定だった天候がやっと安定してきた。きょうは島を囲む海はどこも静かで、南西側のダイブ・サイトへもボートは快適な走りだった。

島のリーフの南端を西にかわしてすぐのヤップ・カバーンズから、西側を北に2キロくらい行ったマジック・キングダムあたりまでが、現在のヤップでサンゴの状態がいちばん良い場所だ。島の東側を全面的に食い尽くしたオニヒトデは、まだまったく目につかないか、いてもダイビング中に1匹とか、そんな感じを保っている。写真はマジック・キングダムのテーブル状ミドリイシ。一面に広がるテーブルサンゴの間から、いろんな種類のサンゴも顔を出している。

そんな場所ではサカナもシアワセそうで、エントリーして間もなく、オニカマス(バラクーダ)の群れに囲まれたり、5匹のマダラトビエイが飛び回ったりしてくれて、根のまわりでは、定番のギンガメアジホソカマスの大群が待っててくれた。

a0043520_815066.jpgというわけで、とってもハッピー・ダイビングだったのだけど、ここでも部分的にサンゴが白くなってる箇所が目についた。そこで、こういう小さなこともちゃんと記録しておくと、将来オニヒトデが大発生したときに役に立つかもしれないと思い、写真を撮っておいた。

幸い、60分の潜水時間中、オニヒトデはまったく見なかったけど、左上の写真のように、いかにもオニヒトデが「食いさし」で移動したような感じで白くなっているものが、サンゴ全体の1~2%くらい見られた。それに、「食いさし」は同じ場所に密集しておらず、10メートル以上離れた場所に次の「食いさし」が見られる-というふうだった。

どんな環境にも多少のオニヒトデはいるし、そうやってサンゴ礁が成長の早いサンゴだらけにならないように調節をしているのだという。だから、オニヒトデの人口(ヒトデ口?)とサンゴのそれのバランスが取れていれば、まったく問題はない。まわりに食べきれないくらいのサンゴがあるから、オニヒトデも少しかじっては遠くに移動するという贅沢な食べ方をして、昼間はゆっくりサンゴの陰でねていられるのかもしれない。現在の状態が、そうであることを祈る。

いっぽう、ヤップ・カバーンズでは、水深21mでアナサンゴに覆いかぶさって食事中のオニヒトデを1匹だけ見かけた。そこで、全腕の付け根と内臓をブスブスと突き刺して破壊したところ、体を仰向けに開いて伸びてしまい、すぐにゴマモンガラが寄ってきて、飛び出してきた内臓を食べはじめた。オニヒトデが大発生しているところでは、彼らはこんなに「柔」ではなく、刺しても刺してもしぶとく体を丸めて生き延びようとする。もっとも、このオニヒトデも後には体を元に戻していたから、ほんとうに絶命したという確証はない。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2007-07-18 23:59 | ヤップのオニヒトデ

ダイブログ・ガレバのサマカイ復活の兆し&何を怖れるべきか?

a0043520_11224389.jpgややうねりはあるものの島中まったりとした海況が続いている。午前中の2ダイブはゴフヌー・チャネルで、マンタは1匹だけと不作(?)だったので、潮の下がる午後は東のリーフ、サマカイ・ポイントに入ってみた。

a0043520_112242.jpgここは2004年4月の台風&高潮でサンゴがかなり打撃を受けた上、その半年後からのオニヒトデの大発生を経て、浅場はガレバと化し、ドロップ・オフのあたりも丸坊主に近い状態になってしまった。ここまでキレイサッパリ、サンゴがなくなってしまうと、それはそれでスッキリした感じで(笑)、今後は時間をかけた回復に期待できるから楽しみでもある。この場所の名物のひとつカスミチョウチョウウオは、相変わらず元気に群れていた。

a0043520_10594492.jpgちょうど満潮の1時間後というタイミングも良かったのか、ガレバにもたくさんの生物がいた。様々なベラの幼魚やハギの仲間をひとつひとつ見ていくのも面白い。サンゴが生き生きしている場所ではカラフルなそれらに目を奪われて個々の生物をかえって観察しにくい面もあるので、このようにノッペラボウになったリーフを潜るのも良いかも、と思った矢先、ヤップ名物カンムリブダイご一行様と遭遇。

カンムリブダイは1m以上にもなる大型魚で、オウムの口のような丈夫な歯でサンゴをバリバリかじりながら集団で行軍(?)することが多い。そして食べるはしから噴煙のようなウ〇チを撒き散らす。一説では、南の島の白い砂浜の砂の多くは、このようなブダイ類のウ〇チからできているという。

ちなみにカンムリブダイは薄くそいだ身にコプラを削ったのを混ぜて塩とレモン酢で合えると最高の味になる。老成すると絶壁のようになる頭(これでサンゴをかち割って食べる)には、残念ながら何にも詰まっていない(笑)から、捨てるしかないのだが。

◆9月13日21時58分現在のヤップ気象データ
天候: 曇
風向: 変わりやすい風
風力: 4ノット
気圧: 1011hPa
湿度: 87%
気温: 27.2℃
過去24時間の最高気温: 31.1℃
過去24時間の最低気温: 23.9℃
(注)「天候」「気温」に関しては、観測時間によってデータに大きく差がでます。一般的に夜は雲が多く気温も低いです。

◆いま何を怖れるべきか?
前回の投稿で911の真相を知ろう書いたら、すごく心配したコメントをいくつか頂いた。
この件って触れるとヤバイみたいです。
実際に消された人がいるみたい。

表現は様々だけど、「真相がどうかは別にして、この件は公にしゃべったりしたら身に危険が迫る」という恐れを書き手は持っているのが察せられた。

でも、ちょっと待って。
そりゃ実際に陰謀した側にとっては知られたくない事実であるのは確かだけど、だからこそ「しゃべるとヤバイぞ」というデマ・脅しを奴らは流しているんじゃないの?わたしは2チャンとか見る術も時間もない人間だけど、もしかしたら、そういうサイトあたりで盛んにこんなデマ・脅しが書かれているのだろうか?

海に潜る人間として、パニックについてはいつも考えている。呼吸が浅く速くなって体内にCO2が蓄積すると生理学的にパニックを起こしやすくなるらしい。またCO2が蓄積すると呼吸が浅く速くなり悪循環を起こす。運動中に息が上がって呼吸が浅くなる状況でなければ、CO2の蓄積を招く大きな原因のひとつに脳の酷使(要するに考えすぎ-頭の使いすぎ)が挙げられる。

「海の中で一番怖いものは?」
「それはアナタの頭です。人間は恐怖を想像で作り出すからです。パニックはあなたの頭で創造されるのです」


ここで書いたことが原因で将来わたしの身に何かが起きることがあっても、わたしはそれを受け入れるつもりだ。これって、何かを食べるときと一緒だと思う。ある加工食品があってそれを食べようとしているとき、その加工食品に添加されている化学物質が将来わたしの健康を蝕むかもしれないが、それを引き受けるからこそ食べることにするのだ。わたしは絶対に食べないけれど、いまだに米国産狂牛肉を食べ続けている人々は、将来狂牛病になることを自らも受け入れ、狂牛肉を選択する行為によってコイズミ・アベによる米国ポチ政権を増長させニホンの将来を担う子供たちの安全と健康を損なうことに賛成しているからこそ、食べることを選んでいるのだ。現代の世の中に生きるのに、自分の行為の影響と結果をここまでちゃんと考えて行動できないのなら、もはや独立したニンゲンとはいえないだろう。与えられたものを無批判に(あるいは批判する機会もそがれ)嚥下するだけの家畜と一緒だ。

「パニックへの対処法は?」
「身体や頭の動きを止めて、息を長~く深~く腹の底から吐いて呼吸を整え、問題の分析をしましょう」


ほんとうに怖いのは、ヤバイとか怖いとかという感情を育ててそれに翻弄され、コントロールを失った自分自身の在りようなのだ。そして戦前の治安維持法にしても、911以後の米国・愛国法にしても、ささいなデマから大衆をパニック寸前に追い込んで権力の目的を押し通すというやり口は、大衆操作のテクニックの常套手段だ。

そういう操作に乗せられない自立したニンゲンの輪を広げるために、911の真相を追究する運動を展開するのは、いまとても大事だと思う次第である。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら人気ブログランキング地域情報 & にほんブログ村海外生活ブログにクリックをお願いします。


ヤップのマンタ:
http://yaplog.jp/mantas/
ヤップ島あれこれ:
http://yaplog.jp/suyap/
ヤップ島の旅案内:
http://www.naturesway.fm/index2.html
by suyap | 2006-09-13 23:17 | ヤップのオニヒトデ