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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

カテゴリ:ヤップの自然・海( 474 )

サカサクラゲ大発生

ヤップにもどってから初めての、朝から雨が降ったり止んだりするお天気となったが、午後には雨もすっかり上がり、青い空が見えるようになった。
サカサクラゲ大発生_a0043520_21261448.jpg

そんな雨の合間をぬって島内観光に出て、ウル村の石畳の道を歩いているとき、埋め立てられて半陸封状態になったマングローブ湿地の海水中に、お皿のようなものがたくさん沈んでいるのを見つけた。

なんじゃらほい?と、陸の上からしばし観察していると、ややや?「お皿」のヘリが、もぞもぞと動いているではないか!

これってもしや…サカサクラゲ?!

(上の写真のグリーンぽく見えるのは水面に映ったココヤシの葉。雲のように見えるのがクラゲちゃん)
サカサクラゲ大発生_a0043520_21263235.jpg

直径が10mもないような水たまり(海水)のあちこちに、たくさんのサカサクラゲがモゾモゾ動きながら沈んでいた。こんなに大量のサカサクラゲを一気に見たのは、もちろん初めてだ。

ここは潮の干満で水位が上下しているので、埋め立てられていても、どこかで海と繋がってはいるのだろうけれど、いずれは埋め尽くされてしまうだろうこの場所に、土管などが埋設されているとも思えない。ということは…このクラゲたち、外の広い海に出られる可能性は低いだろうな。浅くて狭いこの場所で、みんな一生を終えてしまうのだろうか…?

そんなことを考えていたとき、ゲストの声が…

「このクラゲ、食べられますか?」


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by suyap | 2013-04-23 21:46 | ヤップの自然・海

海の中からハロー^^

明日夜の出発なのに、大雪を恐れて成田に前泊しま~すという知らせをもらった。節分を過ぎても日本はまだ寒そうで...お見舞い申し上げます。

さてヤップは相変わらず貿易風がビュンビュンなので、海の中は水温27度あっても(ヤップの年間水温としては低めなほう)、水から上がって身体が乾き切るまでは、けっこう人知れずガタガタ震えているのだが、日本の寒さのことを思ったら...耐えられます(笑)。
海の中からハロー^^_a0043520_22434726.jpg

ところでスタッフのJくんと久しぶりにお遊びダイブに出かけたら、ホソカマスの群れとのツーショットを撮ってくれたので、たまにはわたしの顔でも...と、海の中からご挨拶です。それにしてもこの独創的な切り口、Jくん、けっこうやるなあ...いやまてよ、たぶんマクロ・モードのままで撮ってるな、こりゃ(笑)。
海の中からハロー^^_a0043520_2244265.jpg

わたしのほうは、潜る前のカメラのセッティングを失敗してしまい、シャッターは切れるものの、フラッシュもズームもマクロ・モードも作動せず、なんとなくブーッなダイビングだったのだけど、それでもナマコヘブンのギンガハゼ(茶色バージョン)たちが、なぐさめてくれた。
海の中からハロー^^_a0043520_22444698.jpg

いつもはバシッとフラッシュを使って撮るので気がつかなかったけれど、ギンガハゼくんの背びれの青味がかった白点って、こんなに鮮やかだったんだ!小さなハゼどんを自然光で撮ると、また違ったテイストが出てきておもしろい。
海の中からハロー^^_a0043520_22452440.jpg

お返しにJくんとカマスの絡みも撮ってあげた。ほらほら、もっと近寄ってもだいじょうぶだよ!
海の中からハロー^^_a0043520_2245267.jpg

このホソカマスたちは、3ヶ所にあるナマコヘブンの係留ブイのひとつの真下あたりに、もうかれこれ半年くらい住みついているのだけれど、最近、だんだんと数が減りつつあるのが気になっている。


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by suyap | 2013-02-05 23:23 | ヤップの自然・海

月面ダイビング?

満潮の2時間前という絶妙なタイミングで、航路標識のあるウォネダイ水路の入り口を潜った。
月面ダイビング?_a0043520_16363287.jpg

外洋のブルーに抜けた海水がゆるやかに流れこみ、透明度は抜群。水深15メートルの海底には航路標識に取り付けてあった梯子が落下しており、Jくんが仔細にそれをチェック中。この梯子にかぎらず、あたりには19世紀からのいろいろな船や構築物の残骸が散在していて、透明度に恵まれれば、生物ウォッチング以外に、それらを探索する楽しみもある。
月面ダイビング?_a0043520_16363597.jpg

そして、水温27度の流れに乗ってず~いとそのまま水路に入っていくと、あれれれれ~、
つ~きの~♪
砂漠を~♪
は~るばると~♪
思わずこんな歌を口ずさみたくなるような、不思議な光景が延々と連なりはじめた。とくに今回のような透明度が良いときには、よけいに荒涼とした風景に見えてくるなあ。
月面ダイビング?_a0043520_16365437.jpg

ここは1992年に、日本のODAで水路の入り口が掘り広げられた場所なのだ。もともとの水路だったところが幅10mから20mほど、きっちりと水深10mから15mほどに掘りそろえられていて、掘削されたサンゴの礫は水路の深場へと急なスロープを描いて堆積している。
月面ダイビング?_a0043520_16372066.jpg

いつ潜っても、このあたりで大きなサカナを見かけることはほとんどないし、いまだにサンゴが成長する兆しもないのだが、小さな礫にへばりつく藻やカイメンにつく小さな生物を観察するには、また別の意味で良い場所ではある。上の写真は礫面についた藻をついばむ(?)ソメワケヤッコヘラルドヤッコ
月面ダイビング?_a0043520_16375168.jpg


ちょっと遠くて無理かなと思ったけれど、あてずっぽうでシャッター切ったら、なんとか入ってましたゴシキイトヒキベラちゃん。ヤップではふつうに見られるのだけれど、動きが速くてなかなか良い写真を撮らせてくれないシャイなやつ。
月面ダイビング?_a0043520_1638072.jpg

「そんならオイラはどうだい?」と、ポツンとあらわれたミナミハコフグくんは、なんだか寂しそうに見えたけど。こんなところでは、食べるものを捜すのも大変じゃない?うっかり迷いこんでしまったのかしら...と、少し心配してあげた。
月面ダイビング?_a0043520_16381350.jpg

こんな光景が延々と200mほど続いたあとで、ようやくちらほら魚影が増えてきた。ここまでくれば、フエヤッコダイのカップルも、ゆったりと安心して泳いでいる。ちょっと泳げば、サンゴがたっぷり生きているリーフにたどりつけるもんね。
月面ダイビング?_a0043520_16385159.jpg

そして人工的に掘った場所がほぼ終わりかけるころ、突然、わ~っと魚影が濃くなった。まるで「月面からの帰還」、「荒涼から豊潤へ」といった感じの変化だ。

こんな場面を見るにつけ、どんなところでも、生物は環境に正直だなと思う。ニンゲンの恣意的なゴマカシは、自然環境では通用しない。そして不注意な自然破壊のしっぺ返しは、近い将来、かならずニンゲンに還ってくるのだ。


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by suyap | 2013-01-19 17:22 | ヤップの自然・海

いまどきのウミウシ~♪

ヤップ島のまわりの海水温が下がっていて、現在、水路内では、ほぼ摂氏27度代というところか。いちおう北半球に属しているので(北緯9度)、その変化は数度とはいえ、この時期は気温・水温ともに低めになる。水温がほとんど下がらず、29度なんて数字を出した年もあったけれど、こうして順調に水温が下がってくれたほうが、水中の生物も嬉しそうだ。
いまどきのウミウシ~♪_a0043520_21281666.jpg

しかし、たった1度か2度の差とはいえ、水中に潜っている身にはずいぶん冷っと感じる。ウエットスーツの下にインナーを着ておくべきだった...と後悔しながらナマコへブンをほっつき潜って、いまどきのウミウシを撮ってきた。

上下の写真は、久々に登場したシラナミイロウミウシ(上)と、ブルーと黄色が鮮やかに出たキベリクロスジウミウシ(下)
いまどきのウミウシ~♪_a0043520_21283121.jpg

ほんの数ヶ月前には、一時ミスジアオイロウミウシだらけになっていたのに、いまはまたパタッと見かけなくなった。ウミウシの世界も、栄枯盛衰が激しいなあ。

けっこう長い間、ナマコへブンの名物のひとつとなっていたアンナウミウシも、今ではとっても少なくなったし...。
いまどきのウミウシ~♪_a0043520_21284623.jpg

そしていつのまにやら、崩れたユビエダハマサンゴの瓦礫が海底の砂の上に散乱する風景が、ナマコへブンでも普通になってしまった。こういうサンゴ破壊をもたらしたものは、ダイバーか、ジモッチーの魚獲りか、オニヒトデか、高水温か、台風の大波か...もちろん地震の影響もあるだろう。

形あるものはいずれ壊れる(死ぬ)運命にあるけれど、それを上回る(あるいは同等の)再生力がなければ、自然環境は衰える。こういう変化は徐々にやってくるから、長いスパンで環境を見つめる目が大切だね。
いまどきのウミウシ~♪_a0043520_21294116.jpg

ところで、このブログを始めたころには元気だったナマコへブンの手作りサンゴ・ハウスだが...

ヤップの海・ダイビング(2005年10月)
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その後、オニヒトデに食い荒らされてサンゴが全滅し、死んだサンゴの瓦礫も四方に散らばって見る影もなくなってしまっていた。そこへ久しぶりに立ち寄ってみると、小さなユビエダハマサンゴのコロニーが復活していて、ヨゾラミドリガイがせっせとお食事中だった。

水温も下がってきたことだし、壊れて散らばったサンゴを集めて、また手作りサンゴ・ハウスを造ろうかな。


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by suyap | 2013-01-11 22:48 | ヤップの自然・海

夕焼けダイブ

夕焼けダイブ_a0043520_11174378.jpg満月を2日後にひかえた昨夕、ダイビング・ガイド修行中のJ君の訓練もかねて、スタッフだけで近場にサンセット・ダイブに出かけた。つい2日前まであれほど吹いていた貿易風が嘘のように静まって、やや波はあるけれどアウトリーフも大丈夫そうだ。波あたりを見ながら場所を選んで、海底の岩にロープをくくってボートを泊める(サンゴ保護のためにアンカーは落としません)。

そして日が暮れ切る前の午後5時半ころ、まずはサイト・インスペクション・ダイブ。夜眠るサカナたちのお食事タイムがそろそろ終わりかけていて、水中はやや落ち着きを取り戻していたが、J君がコーフン気味に指差すほうを見ると、クロテナマコが放精中だった。フムフム、大潮2日前、午後5時半ころ...というタイミングをメモメモ。
夕焼けダイブ_a0043520_1118118.jpg

まだ明るいうちに次にダイビングの準備を終えて、わたしの用意したタロイモと、ナスと鯖缶の炒め物をみんなで食べながら日没を待つ。「やっぱ、ピスカン(ヤップ語でサカナを突く手モリのこと)を持ってくるべきだったよ...」とJ君。「サカナ獲っちゃダメだよ。ゲストなしとはいえ、これはプライベートじゃなくてダイビング屋の仕事としてやってるんだし、それ以前にスクーバを使って獲るのはサカナに対してフェアじゃないし...」と、以前からやっている同じような説明を繰り返すわたし。しかしヤップの男にとって、手ぶらで海(しかもサカナを獲りやすい夜の)に入るのは、どーにも落ち着かない気分らしい。
夕焼けダイブ_a0043520_11181426.jpg

そうこうしているうちに、西の空がどんどん色合いを変えていた。J君の気をそらすためにサンセットの写真を撮り始めると、彼もさっそく携帯を取り出して、わたしにならって夕日写真に熱中。ヤップでも今どきの若者は、携帯 or スマホを片時も離せません(笑)。

夕焼けダイブ_a0043520_11182878.jpg夕焼けダイブ_a0043520_11184450.jpg
さすがに彼の携帯だかスマホだかを海中に持っていくすべはないので、海の中で暇そうにしているJ君に、わたしの水中ポケデジを与えたら...あはは、いつもの獲物を探す目で被写体に密着しての激写大爆発となってしまい、ちーっともわたしのほうを見てくれなくて困ったもんだ...ったけれど、写真撮影の筋は...(ぐやじいけれど)わたしより上のようで...(苦笑)。

上はJ君撮影のクマザサハナムロ(左)とトゲチョウチョウウオ(右)、両魚とも、すっかり夜の衣装に着替えてます^^


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by suyap | 2012-12-27 11:50 | ヤップの自然・海

小さな目玉系

いくら腹を抱えて笑っちゃえるとはいえ、きのうは気色悪いがん首を5つも載せてしまったので、今回はそのお口なおしに可愛い目をした小さなハゼたちにご登場を願った:
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まずはヤップの内湾の浅い海ではフツーに見られるネオン・ピグミーゴビー。ピグミーゴビーとはイソハゼの仲間で、オレンジの地に金色の線という、とてもエレガントな装いにも関わらず、なにせ小さくて(体長2~3センチ)数も多いせいか、ほとんどのダイバーにスルーされているのは残念。
小さな目玉系_a0043520_22423329.jpg

同じように小さい上にボディの色もさらに地味系で、ネオン・ピグミーゴビー以上に気づかれにくいのが、このアオイソハゼ。生きたサンゴの上だけでなく、ガレ場のゴチャゴチャしたところも好きらしいので、それがまた目立たなさを助長している。こういうイソハゼ系にうっとりし始めると、アナタも立派にオタクの仲間入り?(笑)。
小さな目玉系_a0043520_22424682.jpg

さて今回の目玉系のトリはシノビハゼ。目のまわりがやけに黒ずんでるけれど、スリムなボディに浮かぶ淡い茶色の点々と、なんといっても胸ヒレの付け根にある白い点がシノビハゼの証明だ。これもヤップのリーフ内ではフツーに見られるハゼもけれど、地味系指数はかなり高いかも。

こうして地味なサカナを眺めて、まったりボーっと過ごす海の中も、なかなかオツなものでございます...。


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by suyap | 2012-11-24 00:07 | ヤップの自然・海

犯人はキミだったの?!

11月に入って強まり始めた貿易風も、ここにきてちょっと一休みといった感じの日が続いているが、幸い、ミル・チャネルでは、よくマンタが出てきてくれている。
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浅いクリーニング・ステーションでたっぷりとマンタを見たあと、ゆっくりボートに戻りかけていると、ユビエダハマサンゴの中に頭をスッポリと埋めているタイマイがいた。ほとんど動きがなかったので、ドジなタイマイが餌を食べようと首をつっこみ過ぎて抜けなくなり、窒息でもしたんじゃないかと心配して様子を見ていると、ようやく手足がゆっくり動き始めた。そうすると...別のことが心配になった。
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ちょっとちょっとぉー!

ここは、タマイタダキイソギンチャクと共生するダスキーアネモネフィッシュの住処じゃなかったっけ?

マンタを求めてこのポイントに潜り初めたのは、今からちょうど2年前。その当時は、もっとたくさんの場所で、タマイタダキイソギンチャクとダスキーアネモネフィッシュの共生が見られたものだったが...。
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いつのまにやら、イソギンチャクがクマノミごとゴッソリと姿を消すようになった。ここにダイバーが潜るようになったせいで水槽用海水魚コレクターの目にとまり、やられちゃったのかな...どうやってグアムに密輸してるんだろう...などと心を痛めていたのだが、まさか、犯人がタイマイだったとは...!
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彼らの主食はカイメン類だが、軟らかいサンゴ甲殻類棘皮動物藻類なども食べるという。だからイソギンチャクを食べてもおかしくなさそうだが。しかし...さすがに「動く」サカナは食べないのか、「家」を失って茫然自失のダスキーアネモネフィッシュも、タイマイに警戒している様子はない。
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さて、一度顔を上げたタイマイくん、またサンゴの中に首を突っこんだ。何の抵抗もできず、オロオロとそれを見守る、行き場を失ったダスキーアネモネフィッシュ...。
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タイマイ:うるっせえなあ、ボコボコ大きな音立てて(注:ダイバーが吐きだす呼吸音は、水中ではかなり響きます)オレを取り囲みやがって。他人のメシ時をじゃましないでくれよ。オレだって腹減ると食わないわけにはいかんのだから。
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タイマイ:あーあ、イソギンチャクのやろう、奥に引っこんじまいやがったじゃないか。べキッ、ボリッ、よいしょ、よいしょ、もうちょっと首突っ込めたらなあ...う~ん、まだ奥のほうか。
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タイマイ:しっかし、まわりでこんな大音立てられたんじゃ、ゆっくりメシも食ってられねえや。仕方がない、よそのメシ場に移動するか。おい、オマイら、ついて来るなよ!(怒)
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未練気にゆっくりと泳ぎ去るタイマイを見送ったあと、そーっとダスキーアネモネフィッシュの様子を見にいくと、タマイタダキイソギンチャクがいた場所は死んだサンゴがむき出しになり、その隙間から、心もとなそうなクマノミが顔を出していた。
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クマノミの仲間は、小さいときからイソギンチャクの毒に免疫をつくって彼らと共生し、捕食者がイソギンチャクの毒を恐れて近寄ってこれないことで身を守られている。しかしそのイソギンチャクを失ってしまったら、よほど運良く他のイソギンチャクにお引越しが出来ない限り、生きながらえるのは難しいだろう。この子もたいへんだろうけど...グッドラック!

それにしてもタイマイ、どうして突然、タマイタダキイソギンチャクを狙うようになったのだろう?最近のヤップの海中の荒れようを見ると、どうも大きな生物の食べ物が不足しているように感じている。


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by suyap | 2012-11-22 09:43 | ヤップの自然・海

たまには目の保養でも

木枯らし一番が吹いて秋も深まる日本列島のみなさんへ、本日はヤップ島の海の中から、キレイどころを選りすぐって参上いたしませう...
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まずはグレー地の小紋に黄菊を散らしたシックないでたちの月乃姐さん(ツノキイボウミウシ Phyllidia elegans)のご登場です。いや~学名のとおり、なんともエレガンスでございますなあ...。だけどね、ザッパな目しか持ち合わせないsuyapには、月乃姐さんマルチ姐さんPhyllidia multifaria)、それに梵字姐さん(ボンジイボウミウシ Phyllidia exquisita)の区別が、イマイチよくわからないんでございますよ。ま、マルチ姐さんは紅海にしかおられないみたい?ですがね。

さて次においで遊ばしたのは...
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おいおい、これがキレイどころかいって?だんな、そんなあけすけなぁ...そりゃバイカナマコはちと図体がデカ過ぎますが、アレはアレで一生懸命にやってんですから。ほら、あのフリルをつけまくった衣装を見てやってくださいましよ...ちとやりすぎの感はありますが。

ところで今回バイカを登場させたのにゃ、ちゃんとワケがありまして...
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ジャッジャ~ン!ねっ、お美しいでしょう?バイカのフリルに乗っかった美智代姐さん(ミチヨミノウミウシ Cuthona sibogae)で~す!
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この美智代姐さん、伊豆など日本の海にもお出ましになられますが、ヒドロ虫のなかでもウミシバっていうやつが大好物なようで、ふつうは海藻や岩肌についたそれらをパクパクやっておいでなのが見られます。それが今回はバイカナマコにくっついておられたってことは、バイカのやつ、ちゃんと風呂に入って身体洗ってないな...まあ、ムシもつかないようでも困りますがね。

おっと、あっしの話はどうも長くなりすぎていけませんや...
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このあとはサクッといかせてもらいましょう。久々に夜空姐さん(ヨゾライボウミウシ Phyllidia carlsonhoffi)のお出ましです。調べてみると、姐さんがこの源氏名を頂戴してからまだ20年と経ってないんですね。でもヤップじゃけっこうお座敷がかかってますよ、季節ちゅうか流行ちゅうか、まあ波はあるようですが。

さてと...

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最後は、賑やかしどころの小揖保ちゃん(コイボウミウシ Phyllidiella pustulosa)で〆させていただきやしょう。この妓らも日々研鑽を積んでおりますんで、いつの日にか、上の姐さん方のように、ひとりでお座敷を勤めることができるようになるでしょう。そのためにもってか、どんなときでも夢を持つことは大切でございますね。

ところでアイ・ハブ・ア・ドリームとは1968年に暗殺されたマーティン・ルーサー・キングJr.牧師の有名な演説ですが、もう日本にゃ夢もチボーも無いよ...とお嘆きのアナタ、まだまだ諦めないでくださいまし。まずテレビを消して新聞を投げ捨て、誰がほんとうのことを言ってるか、目をカッと開けて耳をシンと澄まして考えてみましょうや。最後に、ちっとも世に倦んでおらるご様子じゃないけど世に倦む日日さんの記事をご紹介しときます:

選挙の前の風景 - 予算(税金の使途)こそ議論が必要
http://critic5.exblog.jp/19524180/


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by suyap | 2012-11-20 11:58 | ヤップの自然・海

美味しそうな海(笑)

いまは新月の大潮まわり、早朝の干満差が1.8メートル近くもあり、タイミング良く潜れば水路の中でもブルーに抜けた透明度を楽しめる。
美味しそうな海(笑)_a0043520_531610.jpg

きのうの朝は、そんなミル・チャネルのマンタ・リッジで、おもわず「しょうゆは?わさびは?ビールも!」と叫びたくなるほど美味しそうなサカナばかり見た(笑)。写真上は、すぐ目の前を威風堂々と通り過ぎる、体長1メートル級のイソマグロ。日本の市場では、イソマグロが取引されることはほとんどない(したがってみなさんの口に入ることもない)と聞いているけれど、刺身でも焼いてもけっこう美味しいサカナです。

潮がほとんど止まりかけたマンタ・リッジでは、ギンガメアジが居場所をお引越し中で(ギンガメアジはいつも流れの上に位置する習性があるから)、うまくアプローチするとギンガメアジのトーネードに巻かれることも。
美味しそうな海(笑)_a0043520_533054.jpg

ひとりギンガメアジの竜巻に囲まれ、フィンしか見えなくなっちゃったダイバー、潜ってて最高の瞬間のひとつです^^ わたしなら、こんなときにも「しょうゆは?わさびは?ビールも!」と叫んじゃう(笑)。

すると後ろに控えて次のアプローチ法を考えているわたしの目の前にも、ササササ~とギンガメさん。
美味しそうな海(笑)_a0043520_534522.jpg

ギンガメアジもアジ系の中ではそんなにメジャーな食材魚ではないかもしれないけれど、ヤップでは(獲れれば)ごく普通に食べられている。こっちも刺身や焼きでOK。

きょうもこれから早朝ダイビングに出発です。さあ、どんな海が待ち受けているか...うっとおしいニュースを聞いても、海の中で吹っ飛ばせるわたしは、やっぱりシアワセモノだなあ...。


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by suyap | 2012-11-15 05:30 | ヤップの自然・海

カヌーを見ながらダイビング

前日の雨降りとは打って変わって、カヌー・フェスティバル最終日は、朝からカラリと晴れ上がった。これなら早くから競技やプログラムが始まるだろうなと、駐車場を確保するために急いでマリーナに行ったけれど...?開会時間になっても人手はまばらで、結局1時間以上遅れてスタート^^
カヌーを見ながらダイビング_a0043520_436271.jpg

それでも大きな遠洋航海用カヌーのレースなど見栄えのする競技があったので、ダイビングもそれに合わせてのんびり出かけることにした。おまけにうちの桟橋はカヌーに使われちゃってるわ、すぐ近くには水泳用のレーンまで設置され、例年ならまわりの海岸は見物人で埋まってしまうので、あまり目立たずにボートを出したい...という配慮もあった。
カヌーを見ながらダイビング_a0043520_437590.jpg

暦は新月の2日前、お昼時が最干潮になる。それに合わせて出航後もしばらくカヌー・レースをボートで追いかけて見物し、ミル・チャネルのマンタの場所へ到着したのがちょうど下げ止まりころだった。すでに潜り終えた他のサービスと入れ替わるようにエントリーすると、案の定、下げ潮と前日までの雨のせいで透明度は最低レベルだったけれど、それでもなんとかマンタは出てきてくれたので、ガイドとしてはひと安心(笑)。しかしゲストのうしろに控えている身では、マンタは画にならないくらいにごっていたので、キイロサンゴハゼ(↑)に遊んでもらっていた。
カヌーを見ながらダイビング_a0043520_4372014.jpg

マンタに満足されたゲストのリクエストは当然、「次のポイントは水のきれいなところ」

「ハイ、それを待ってました!」とばかりに、2ダイブ目は上げ潮がどんどん押し寄せてくる透明度抜群のミル・コーナーへ。青く抜けたドロップオフではカスミチョウチョウウオが映えていた。おまけに...
カヌーを見ながらダイビング_a0043520_4374093.jpg

ドボンとエントリーした真下には、運良くブラックフィン・バラクーダがお待ちかね。その後も次から次へといろんなサカナがやってきてくれて、計算どおり(!?)のハッピー上げ潮ドリフト・ダイブを楽しめた。

ただいまの水温は27度から28度と低め安定。こんな年はマンタもうれしそうで、出現率は高くなるかも~♪です。


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by suyap | 2012-11-13 05:18 | ヤップの自然・海