リアルのヤップをご存知の方には見慣れたマリーナの風景。
テリハボクの向こうに見えるのは、うちのボートと桟橋で、その向こうがマリーナの建物...
あれっでしょ?そうです、2003年からやり手がなくて、廃墟と化していたマリーナのレストランが、ついに新装開店となりました~~~!
というわけで、もともとオープン・テラスだったレストラン・フロアには壁と窓が設けられ、色もサーモンピンクに塗られて、以前とはかなり違った雰囲気になっている。それにしても、この記事を書くにあたってマリーナの古い写真を探してみて愕然としたのだが、店子としてここに入って、もうかれこれ15年以上になるのに、海側からレストラン・フロアを撮った写真が、一枚も手元にない!
あまりにも身近すぎたせいか、それとも、やり手が無くて放置された施設の佇まいがあまりにもダサかったせいか、それにしてもまったく写真を撮ってなかったなんて、わたしもうかつだったなあ、後悔、先に立たずだなあ...と思っていたら、やっと1枚出てきたこれ、
2006年7月の台風Ewiniarで落ちたうちの桟橋の背景に、かつてのレストランの端っこが写ってる(笑)。
それはともかく、今回装いも新たに
ヤップ・マリーナ・スポーツバー&グリルとなったレストランの入口は現在2箇所にあり、そのひとつが、うちが使っている桟橋側(事情通はご存知のとおりキッチン入口のある側)にある。もうひとつは、駐車場から
ビヨンド・ザ・リーフさんちの前を通って入る。どうしてメインの入口(トイレのある側ね)を使わないのか不明だが、まだあちこちを改装中なので、とりあえず
知ってる人だけがわかる入口の状態で営業開始としたのだろうか。
写真のバーの位置も、駐車場側を背にした以前の位置から、キッチンを背にした位置に移動された。すべてのファニチャーもフロアも、ヤップの木を切り出して手作りという懲りようだ。
ここの土地建物の所有者はヤップ州で、州政府はレストラン経営だけでなく、駐車場からテナントまで含めて一切合財を安定して運営(丸投げ)できる事業家を長いこと捜していた。しかし、どんどん老朽化する建物施設を修繕するだけでもコストがかさむし、年々スローになる経済も相まってか、なかなかやり手が見つからなかった。
マリーナはもともと州政府に委託された地元企業大手のYCAが、レストランを含めた施設全体を経営していたのだが、2000年の声を聞く頃、YCAの店子として入っていたうちや
ビヨンド・ザ・リーフさんちごと、マリーナ施設は丸ごと州政府に返却された。それからのマリーナは、短期間に2回も新しい経営者を経験し、そのいずれも1年ちょっとしか持たず、その後はずーっとやり手が見つからないまま、われわれ店子は州政府に直接家賃を払うという状態が続いていた。
数年ぶりの新しい大家さんは、新進気鋭のヤップ人青年実業家
Lさんとその一家。前例の続かなかった経営者らに比べて、
Lさんの意気込みと金のかけ方はスケールが違う。
あちこちボロボロになった施設を1年近くかかって補修改築し(まだ続行中)、レストラン備品もすべて新機材投入だから、そうとう高額な銀行融資を受けているはずだけど、口数の多いわたしに、
今のうちにドル融資をどこか安全な通貨かコモディティに避難させておけば、USドルがデフォルトすると安く返せて良いよねえと言われても、ニヤッ笑うだけの温厚な
Lさん。今どきのジモッチー実業家には、ちゃんと世界が見えていると思うから、まあ、このご時世での事業展開にも彼なりの目算ありと思いたい。どうか長続きしますように。
それで初めてオーダーしてみたのが、ブレックファースト・メニューから、フライド・ラーメン・ヌードル、コーヒー/紅茶付で$5.75なり。開店によるサービス料金なのか、どの料理も他所より若干お安めな値段設定になっているし、お味もグーです!
もともとツーリストの少ないヤップだから、どこのレストランもローカル・カスタマをターゲットに据えないとやっていけない。それにヤップ州政庁ビルから道を隔てて徒歩一分という立地条件のマリーナにあるレストランは、もともと政府職員のランチタイムでけっこう繁盛していた。だから今回も開店早々、お昼時にはかなりにぎわっているようだ。というわけで、午前7時30分開店、午後9時閉店の
ヤップ・マリーナ・スポーツバー&グリルを、これからどうぞご贔屓に!ウィークデイのランチタイムには日替わりスペシャルもありま~す^^
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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