新年を迎えて、わたしはあれやこれやと忙しく過ごしているが、海中の
マンタたちのご機嫌は上々のようである。
ミル・チャネルに、ブルーに抜けた海水が流入している良いタイミングで入ると、ほらこのとおり!カメラの位置はまだ水深10メートルくらいなのに、水深23メートルの海底にいるダイバーたちの上を、
マンタたちが旋回しているのがよく見える。
このときわたしは初心者ダイバーと一緒だったので、そろりそろりと15メートルまで移動してゲストに着底してもらう。
マンタをひと目見ただけで、久しぶりのダイビングにかなり緊張していたゲストの不安も一気に吹っ飛んで、わたしの仕事も楽になった。ホントに
マンタさまさまだわ~♪
左上の写真に移りこんでいる
マンタは5匹、見えるかな?海底のダイバーはヒラメになっているので、
マンタたちも安心して上を舞っている。このとき水中にいた各サービスのダイバーたちは総勢20人くらいかな。初心者組のわたしたちが一番浅いところにいたのだけれど、みんなでじーっと待っていると、
マンタたちはだんだんと近づいてきて、ついに頭上を通過!
マンタとお近づきになるコツは、やっぱり
自分の動きを止めて、向こうが近寄ってくるのを待つに限る!
上写真のダイバーの頭上を通過中なのは、この5匹のうちの唯一のメス・マンタ
F084。この時期に大勢で群れている
マンタは、たいてい1匹のメスに大勢のオスが連なり交尾行動中というパターンが多い。
そのメスの後ろを堂々の貫禄で追うのは、もうわたしとも20年近いおつき合いになるオス・マンタの
M051。
彼の姿は既にいろんな媒体でも紹介されているが、いつ見ても、ちっとも「老い」を感じさせず生き生きしている姿はさすがだ。
マンタは、もしかすると
ニンゲン以上に長生きなのかもしれないね。
今回のダイビングで識別できたもう1匹の個体は、まだ若いオスの
M090(写真右)。
若いうちは行動にも落ち着きがなく、チョコマカして貫禄に欠けるところは、
マンタたちも
ニンゲンや他の生物と同じ。その後に続いた2匹もおそらくオスだと思うけど、逆光と距離に遮られて、お腹の模様で個体の識別には至らなかった。
最近の
ミル・チャネルでは、こうして少なくとも10匹以上の
マンタが出入りして交尾行動を繰り返しているようだ。だから、今回のようにタイミング良く潜れば、それらを観察できるチャンスも多いだろう。
ただし...
マンタたちが鼻の下をのばしてウハウハになっちゃってるときには、彼らは広い水路を自在に駆けまわるので、ワ~ッと見れる確率も高い半面、まったく遭遇できないというリスクも高い。まあ相手は自然な生き物なのだし、
見れたらラッキーという程度の余裕で潜ったほうが、なにかと感動は大きいと思うのでありマ~ス。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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