円高の続伸で、日本の輸出産業はたいへんだろうなと思う。ヤップにもたくさんの日本製品が来ているが、それらの値段も、徐々に上がってきている。
たとえばこのブルボン製菓のクッキー類。この会社の製品はヤップでも長く親しまれてきたが、値段はかなり上がってきており、チョコチップ・クッキーは、ただいま$1.85なり。一箱が$1.15なんて時代もあったのだけどなあ... そんなわけで値段は東南アジアや中国製の倍以上もするが、やはり上品な甘さとサクッとした食感、それに何が入ってるかわからないような不安が少ない点では、日本製のお菓子は米国製よりも信頼できると思う。味はまあ、消費者の好み(?)の問題だろうけど...
それにしても、たとえば日本製カップ麺類のように、賞味期限ギリギリでヤップに到着して売りさばかれているものもある中で、ブルボンの菓子類には、ほとんどハズレがないのが不思議だったのだけど、あるきっかけで、ようやくその仕組みがわかった。
そのきっかけとは、ちょっとした事情で大きなダンボール箱が必要になり、近くの大きな商店に空き箱をもらいに行ったこと。そこで見つけた丁度良いサイズの箱が、このブルボンのチョコチップ・クッキーを梱包していた箱だったわけだ。そして、箱には、まだ輸出用の送り状と、日本国内で配送されたときの送り状がついたままで、それらをはがす前に読んでみて、ちょっと感動した:
なんと、このブルボンのチョコチップ・クッキーは、今年の8月、新潟の工場から直行で横浜の波止場まで送られて、外国航路に乗せられるのを待っていたのだね。
少々高くても売れるから商店も仕入れるのだろうし、わたしの見る限り、日本製の菓子類で長く売れ残っているものは、(輸送時や保管中に)溶けかけて再び固まったチョコレートや、明らかに日本人にしか受けないようなもの以外ではあまりない。ヤップ在住の日本人はJICA関係を入れても20人もいないだろうから、主な購買層はローカルだろう。
わたしはお菓子イーターではないし、こちらの子供たちが砂糖漬けになるのは大反対なのだが、変な添加物ゴテ盛のアメリカ製やアジア製より、日本のお菓子のほうが少しはマシかなと思って、ときたま買っている。頑張ってください>>
ブルボン製菓!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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