スーパー台風22号Nidaがヤップの北を通過中だけど、かなり距離があるので、南西の風で雲は多いが穏やかなお天気になっている。
おかげで、雨降りが心配だったスノーケリング・ツアーも楽しく執り行えて、とくにベタ凪ぎに近い
ナマコ・ヘブンの浅場は、透明度の良い潮水に満たされていたが、切れて流れ出した海草が、南風に押されて水路の端に吹きだまっていたのもおもしろかった。
その吹き溜まりの藻の塊を抜け、サンゴで腹をこすりそうなくらい浅いところに、フィンを使わず手だけでプカプカ浮いて水中をのぞくと、なぜだか
イシヨウジの集会があちこちで見られた。ふむふむ、君たちも、H1N1のワクチン接種を心配しているのかい?
とまあ、いつもどおり海の話題からムリヤリ現実に引き戻してしまうわけだが、H1N1「新型」インフルエンザ・ワクチンのヤップ島住民分の第一便が、ついに到着したようだ。州政府発表によると、今回連邦政府から届けられたのは、
妊婦、
生後5ヶ月以内の乳児をもつ母親、
特別養護児童、
生後6ヶ月から9歳までの児童を対象にした1100人分で、島内の各クリニックで、25日水曜日から毎日、週末も予防接種を行っているという。
ねえ、ねえ、このワクチン、ほんとうに大丈夫なの?と
イチモンスズメダイが正面から聞いてきた。
H1N1「新型」「豚」インフルエンザ騒動そのものや、その「治療薬」とされて大量に投与されているタミフルやリレンザなどの薬、それと開発されたばかりのワクチンについて、世界のあちこちで、いろいろな疑問の声が上がっていることは、
こちらの記事で取り上げたばかりだ。
まだ少数派とはいえ、
ミクロネシアの主に若い世代が参加しているインターネット上のフォーラムでも、こんなコメントが上がっている:
careful with the flu vaccine, why make it available to fsm while other countries are not getting it? aren't they using us as genie pigs in a lab?
インフルエンザのワクチンには気をつけよう。他の国ではまだ調達できないでいるのに、どうしてミクロネシア連邦が(ワクチンを)入手できたんだい?奴らは俺たちを実験室の豚ちゃんとして使う気じゃないのかい?
確かに、この国のワクチン入手の素早さや、連邦政府連絡船を使った離島への接種など、このワクチンを巡る一連の手回しの良さには目を瞠るものがある。10月20日の連邦政府発表によると、これらH1N1の予防とワクチン接種にむけたキャンペーンにかかる資金は、
米国保健社会福祉省から十分に出ているという。
ところで、
米国疾病予防管理センターのサイトには、インフルエンザ・ワクチンの頒布リストが載っていて、ミクロネシア各国の入手状況を見てみると:
2009 H1N1 Influenza Vaccine Supply Status
http://www.cdc.gov/h1n1flu/vaccination/vaccinesupply.htm
地域名 | (11/24/09までの)調達量 | オーダーされた量 | 送付された量
グアム | 39,500 | 33,400 | 21,000
ミクロネシア連邦 | 26,900 | 21,400 | 21,400
北マリアナ諸島 | 22,800 | 19,800 | 18,100
マーシャル諸島共和国 | 17,500 | 2,500 | 2,500
パラオ共和国 | 9,500 | 8,400 | 7,400
ちなみに上記各国(地域)の人口は以下のとおり(2006年の統計):
グアム>>>>>>>>>>>>169,000人
ミクロネシア連邦>>>>>108,000人
北マリアナ諸島>>>>>>>80,360人
マーシャル諸島共和国>>59,000人
パラオ共和国>>>>>>>>21,000人
ヤップ州政府の発表によれば、ワクチンの製造や供給の状態にもよるが、ヤップ州の総人口に相当する量のワクチンを、これから2ヶ月以内に入手する予定だという。また離島をまわっているワクチン接種チームは、来月もう一度まわって2度打ちをするらしい。ミクロネシア各地域とも、人口の3割から4割分に相当する量のワクチンが早々と割り当てられ供給が始まっている。
きっこちゃんの記事にもあるとおり、ギランバレー症候群や不妊症を引き起こす恐れのあるワクチンだが、ミクロネシア地域の住民が実験台にされていないことを祈る。疑う気になれば、人口増加が問題になっている小さな島々を使い、このワクチン接種で長期経過を見るつもりかとも勘ぐれるし...
このワクチン接種対象となる乳幼児や妊婦の家族がいる
G嬢に、どうするつもりなの?と聞いてみたら、
うちじゃ、誰も予防接種に行こうなんて言ってないよ。わたしも、そういうの反対だし...だって。
ヤップのインフルエンザ流行がかなり下火になりつつあるのも幸いしてか、まだ列をなして予防接種に押しかけるという状態にはなっていないようだ。それを聞いて、
ミナミハタタテダイもホッとしているだろう(また突然の飛躍-笑)。
最後に、
タミフルやインフルエンザ・ワクチンのやばさを書いた記事をリンク:
〇
タミフル 突然死、因果関係「否定できない」と発言、厚労省担当官
http://www.npojip.org/sokuho/091028.html
〇
世界の環境ホットニュース:豚インフルエンザ報道を検証する
http://archive.mag2.com/0000083496/20091120050000000.html
〇
反戦な家づくり:インフルワクチン後の死亡が13人に
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-797.html
〇
晴耕雨読:「ワクチン」があなたを病気にする
http://sun.ap.teacup.com/souun/2343.html
〇
らち教:ワクチン、タミフルのやらせ暴露リンク集
http://blogs.yahoo.co.jp/avatar4649/60663805.html
〇
H1N1インフルエンザ・ワクチン、とうとうヤップの離島へ
http://suyap.exblog.jp/9273165/
「信じて」医者にかかって
毒薬に殺されたんじゃ、あんまりだし、うっかりキャンペーンに「乗せ」られて、生涯苦しむ病気や不妊症になる危険の多い化学物質を、安易に身体に入れるべきじゃない。
インフルエンザ=悪という発想をまず止めて、日頃から免疫力を高める生活をし(お金をかけなくてもできます)、罹ったらジタバタせずにグタ~ッと病気とつきあえば良いと思えば、気が楽になりませんか?(えっ?そんなことしたら仕事ができないって?...ああ...)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら
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