最近作った
ヤップのオニヒトデ・カテゴリー、第2弾は北西側のポイント、
ミル・コーナーの報告です。こんな状況を見るにつけ、もっと早くから記録をとっておくんだった...と後悔しきり。
2004年の台風後に大量の泥をかぶったあとも、わりと健全だったここのサンゴも、うろ覚えながら、2年くらい前から
オニヒトデにやられるようになった。初めに目についたのは、水路を出たすぐの浅場の見事なミドリイシ類からで、
オニヒトデはじわじわと全体に広がっていった。
一時は浅場(水深3~4mのサンゴが始まるところから10mくらいまで)のいたるところに散らばっていた
オニヒトデだが、ミドリイシ類をほぼ食い尽くしてしまった現在では、その数はうんと減っている。それでも残っているヒトデたちは、なななんと、ハマサンゴ類にとりついているのだ。上の2つの写真は、
コブハマサンゴ(
Porites lutea)を食べている
オニヒトデ。
オニヒトデの大好物とされているミドリイシ類がほぼ食べつくされたとはいっても、あちこちにポツリ、ポツリと食い残しがあり、ざーっとみて10%くらいは残っているような気がする。ヒトデが去ったあと、これらがまた子孫を増やして復活していくのだ。がんばれ!
そして、いまヒトデに食べられているハマサンゴ類にしても、上の写真のようにツマミ食い的で、真ん中の白い部分がヒトデに食べられた
コブハマサンゴだけど、まわりにヒトデの姿は見えない。
そして圧巻はこの食い様!
オニヒトデはミドリイシ類など成長の速いサンゴを好物とする-というのがよく知られている説で、ハマサンゴなど成長の遅い造礁サンゴは食べないとされていたが、ところがどっこい、好物がなくなれば何でも食べる?
上の写真は、やはり
オニヒトデが食べるのを避けるとされていた
ダイオウサンゴ(
Diploastrea heliopora)なのだが、8-9割がた、見事に食われていた。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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