久しぶりの「今週のローカルフード」、ここまで不定期になっては、もう「今週の」というタイトルはやめたほうがいいけど...
提供者の
G嬢のほうも、おばあちゃんが入院したり、妹たちの出産が迫っていたりといろいろ忙しそうで、しばらくローカルフード宅急便が途絶えていたけれど、きょうはいつもより大きなバスケットを持ってきてくれた。
これなら2週間は持つでしょ、と
G嬢。ビンロウの葉の覆いを開けてみると、なるほど、たっぷりの量が入っていた。
バスケットの中の上から、ヤムイモの一種の
ドゥオグ、田んぼで育つタロイモの
ラック、バスケットの外の品は左から時計回りで、
バナナの花、
チャス(シマオオタニワタリ)、
サツマイモの葉、ヤムイモの一種の
ダール。
人生の前半を日本で過ごしたわたしには、やはりローカル・フードばかりではつらいものがあるので、だいたい麺類、ご飯もの、ローカルと3等分くらいの食生活になっている。というわけで、
G嬢の推察どおり、この量は2週間分としてはモア・ザン・エナフってとこだ。
それにしても、これらを運んでくるためだけに、まずココヤシの葉でバスケットを編み、そのハンドルをオオハマボウの繊維で作り、それらの押さえのビンロウの葉や留めを用意し、なんともたいへんな手間隙をかけてくれているものだ。
生のココヤシの葉で編んだバスケットは、そのままいろんな用途に使えるが、葉が枯れるとともに強度が落ち、最後は生ゴミの捨て場となってゴミとともに自然に返るように利用される。乾燥した日本で飾っておくだけならかなり持つが、ヤップのような高温多湿地帯では、寿命はせいぜい数週間というところ。それでも女たちは懲りずにせっせとヤシ篭を編む。
青物の
チャスや
サツマイモの葉は新鮮なうちに洗って使いやすいように小分けして保存したいし、冷蔵庫の中も整理しなきゃとゴソゴソしているうちに、残り物なども加えながらやっつけで作った料理が夕食となった。
タマネギとインゲンマメにナスに加えて
チャスや
サツマイモの葉を炒め、ツナ缶をカキカキ開けて加えて、塩少々と醤油で味つけしたものと、昼間にもらった美味しく炊けた
ラック芋、ああ、これだけでわたしには超シアワセな晩御飯、ゲストが置いていってくださった芋焼酎で一杯やりながら、これを書いている。Oさん、ありがとうございました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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