マンタ心と秋の空?
10月はずーっとマンタ・ウォッチングは不調な日が続いていた。海況的には、北西の
ミル・チャネルにも北東の
ゴフヌー・チャネルも潜れるのに、どっちに行ってもマンタが出てこない...。
そんなわけで、10月の最後の日、お天気も海況もサイコーなコンディションになったので、ヤップ島の東を南下して南のポイントを2ヶ所潜り、西側を北上して上げ潮になった
ミル・チャネルで潜るというロング・デイ・トリップを計画した。またガソリン代が上がってきているけど、まっ、いいか(笑)。
(右上写真は、ヤップ島の最南端。リーフの南端はここからまだ数キロ先です)
まず
ヤップ・カバーンズにはいってみたら、透明度もサンゴの状態もバッチリなのに大きな魚影に乏しく、ガイドとしてはなんとなく(魚少なくてスイマセンという気持ちで)うつむきがちになって潜っていて、写真どころじゃなかった。あとでゲストに、
オニカマスも
ホワイト・チップも
ブラック・チップも
カメもいたじゃん!楽しかったよと励まされる始末で、えっ、あんなもんで良かったんですかって聞くわたし。ガイドが、淋しい海でしたね、なんて思ってても口に出して言っちゃいけないんだって?じぶん、やっぱり商売下手ですぅ、とほほ。
それで2ダイブ目は気をとりなおして
マジック・キングダムに入り、定番の
ホソカマスとゲストの絡みを押さえてと(写真上)。
それにしても、
マジック・キングダムの水深10m以深は、現在
オニヒトデが大繁殖中で、昼間からサンゴにとりついて、ぱくぱく食べていた(写真左上)。右上はすでに食べられて死んだサンゴ。
それでも、浅場のサンゴは元気がよくて、どんどん増殖してるみたいだから(写真上)、
マジック・キングダムのサンゴは、数年すればきっと回復するだろうと思う。このところ水温は28度から29度で高め安定。サンゴのことを考えるとき、水温よりも、ヤップ島のあちこちで道路や海を削っているので、そこから流れ出す土砂の影響のほうが心配だ。
さて南のポイント2ヶ所でダイビングを終了後、ボートを北に向けたとたん、ドライバーの
Jくんが、ワッと大声を上げてボートを止めた。
その声の大きさから察して、かなりの大物だとは思っていたけれど、なななんと、1m以上の
ワフー(カマスサワラ)がかかっちゃった!
魚を上げるだけでも大仕事なのだけど、
Jくんの注意深い操船でバラさずに上がってきた哀れなワフー、ゲストの荷物やダイビング器材がある船上でも大暴れして、ゲストもあっち行ったりこっち来たり、荷物をどけたり写真を撮ったりと、ひとしきり大騒ぎとなった。
その後も2匹目のドジョウを狙って、ゆっくりとトローリング・スピードで北上を続けてみたけれど、きっと神様は
もうこれくらいにしとけと思し召したに違いなく、まったくヒットのないままに
ミル・チャネルに到着となった。
し か し、やはり(神様も)ちゃ~んと考えてくださったようで、
マンタ・リッジでは久々の
マンタが出てきてくれて、ゲストも大喜びだった。そういうわけだから、今夜のビールはと~っても旨かったのだ(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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