この間の調査の続きで、ふたたびシット・アイランドの下水処理場の前で潜った。
ちょっと深いところで長く過ごしたので、ボートに上がる前、予備排水孔の近くでかなり留まっていた。ありがたいことに、前回より排水の量は少ないようだ。でも白っぽいのが見えるでしょ。
下水処理の担当者が、
もう塩素は使ってない!と胸を張って言っていたのはほんとうだろう。直接排水にあたるところは白化していても、そのすぐそばまで生きたサンゴが覆っている。
出てくる排水の温度はまわりの海水と変わらず(28度)、おそらくサンゴにとって問題なのは、塩分濃度とかシルトなどの影響だろう。ひょんなきっかけでこんなところに潜るはめになったのだけど、排水処理について、わたしの関心は高まるばかりだ。
飯山一郎さんのグルンパが中国の広州でも採用されるという話だけど、ヤップにも導入さればいいのになあ。
で、その予備排水孔のすぐちかくには、↑こんな
ユビエダハマサンゴ場↑があって、とても楽しい停止時間が過ごせた。また、水深5m前後の砂泥底には、当然、たくさんのハゼどんがのんびり暮らしていた。
内湾系のいろんなハゼの中でも、とくに↓
タカノハハゼ(
Cryptocentrus caeruleomaculatus)↓がたくさんいた。どの図鑑にも、日本では、「広島県、種子島、琉球列島に分布」と断ってあるので、沖縄以外の場所では珍しいのかな?だけど、どうして広島?
そんな
タカノハハゼにまじって、↓ひとりでおすまし顔↓の子がいた。ちょっと地味目だけど、
オイランハゼ(Cryptocentrus leptocephalus)のバリエーションと考えていいのかしら?
どのハゼも、浅い海の陽だまりの中で(しかも下水処理場排水孔のそばで!)、の~んびりとすごしていいるみたい。デカイ共生エビと仲良く並んだ
タカノハハゼ。
こっちも
タカノハハゼだけど、共生しているエビが、白っぽく見える。両方とも
トウゾクテッポウエビで間違いないだろうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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