7月に入り、毎日、穏やかな日が続いている。ツーリストの「入り」も穏やかで(笑)、毎フライト、ヤップで降りる純然たるツーリストは、数人というところ。ま、島が静かなのは良いことです^^ しかし、学年末&夏休みの時期だから、島外から帰省する学生などローカルの到着はけっこう多く、空港はけっこうにぎわっている。
ところで「新型」インフルエンザについて、世界の笑いものになった日本の国際空港での物々しい検疫が取りやめになったあとも、ヤップ国際空港では、ユニフォーム姿の病院スタッフによる到着者全員への検温が続いていた。それが、6月末ころになってやっと、検温を止め、健康調査票を書かせるだけになったらしい。
そのかわり...といってはなんだけど、島のあちこち、人の集まるところに、どでかいポスター↑が出現した。いかにも手作りって感じで、どうやらこれは、ヤップ州立病院オリジナルらしい。
Wash(手洗い)、
Avoid(患者との接触を避ける)、
Cover(咳をするときは口を覆う)、
Isonate(発病したら他との接触を避ける)、という説明なのだけど、
Avoid(患者との接触を避ける)という項目は、いかにもヤップ的かも:
Keep a distance from others who are ill. If classmates or co-workers show-up when they are sick, ask them to go home in order not to spread the virus.
病人に接近しないように。病気のクラスメイトや職場の同僚がいたら、ウイルスをばらまかないために家に帰るように言いなさい。
きゃ~、強烈な表現!これじゃ普通の風邪で発熱してても、家に追い返されそうだし、家に戻っても、どっか他所に行って寝ろと言われかねない(笑)。そもそも、ヤップでH1N1が「新型」かどうか、DNA判定できるのかしらねえ?(爆)
↑こっちのポスターは、
米国疾病予防管理センター(CDC)がスポンサーだろうけど、なんと、たった7000人しかしゃべる人のいない(しかも、そのほとんどは完璧に英語の読み書きができる)ヤップ語のポスター↓まで出来ていた!
久しぶりに
CDCのH1N1インフル・ウエブサイトを見てみたら、なんとご親切に日本語のポスターまで作ってくれていたよ:
http://wwwn.cdc.gov/travel/files/airportposterjapanese.ashx
お隣のグアムでも、先月末、アメリカ帰りのローカルに感染者が出たそうだ。そりゃ、世界中どこでも、どんどん検査すれば、もっともっと見つかるでしょう。日本みたいに、「新型」でないフツーのH1N1を大量に混ぜちゃう国もあることだし。ところで、世界中の患者数について、WHOの最新データはこちらで:
〇
http://www.who.int/csr/don/en/
〇
Pandemic (H1N1) 2009 - update 56
ところで、
日本のWHOサイトの、「新型」インフルエンザ情報アップデートが6月11日で止まっているのは、単に翻訳が間に合わないからでしょうか?それとも、何か他に理由があるのかしら?
〇
http://www.who.or.jp/influenzaj.html
もう流行ってるものは仕方ないのだから、これから大事なのは、
できるだけ感染しにくい方法と感染してしまったら他に伝染させない方法をどんどん普及し、あとは個々人が自分の身体の免疫力を高める努力をするだけ。これはそんなに難しいことじゃないし、副産物でかえって健康になるかもしれない。インフルエンザには免疫力の向上と休養がいちばんのクスリ、タミフルなんて効かないよ。
あと行政は、感染予防の啓蒙とともに、諸事情で免疫力の衰えている人々への感染を防ぐ方策を怠ってはならない。そういう観点から見ると、日本の行政とメディアの現状は...?(ため息)。
もしかして、今のところわざと無策でいて、秋口からの大流行によるパニック創出を狙ってる?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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