互助的なシステムが機能しなったニンゲン社会では、あらためて共生社会という発想が見直されているけれど、水中の生物たちにとっては、そんなのあったりまえじゃん、てな感じ。ニモくんで有名になったクマノミたちも、立派にイソギンチャクと共生している。
ご存知のように、イソギンチャクは刺胞という組織から毒を出し、その毒でサカナなどを麻痺させて捕食しているが、イソギンチャクと共生しているクマノミたちはその毒にやられない。それはクマノミがイソギンチャクの毒に免疫をもっており、体表から毒を中和させる成分を出しているからだといわれている。
だから、クマノミはイソギンチャクの中にいることで他の生物から身を守られる。それじゃ、イソギンチャクはクマノミと一緒にいて何の利益があるの?ということだが、彼らの関係を、クマノミだけが利益を得ている片(偏)利共生だという人もいるが、自然界は持ちつ持たれつ、
偏ったグループだけで大儲けして平気なのはニンゲンだけだろう…というわけで、今では、イソギンチャクも何らかの利益を得ている=相利共生だろうという考え方のほうが大勢のようだ。
ところで
ウォネダイ・チャネルのすぐ外の
テレグラフ・リーフでは、いろいろなクマノミとイソギンチャクの共生がたくさん観察できるが、そのうちの何ヶ所かで、
シライトイソギンチャク(
Radianthus crispus)の中のクマノミをクリーニングしている
ホンソメワケベラ(
Labroides dimidiatus)を見かけた。
え~、キミたち、イソギンチャクの毒は平気なの?
この
ホンソメワケベラたちは、たまたまそこを通りかがったというわけではなく、明らかにイソギンチャクの中のクマノミを、身体掃除のお客として狙っている様子。そう、
ホンソメワケベラたちは、他のサカナの身体についた寄生虫や藻を餌として生きているサカナで、多くの場合、特定の場所に住み着いて、「客」がやってくるのを待ち構えている。そして、そういう場所を、ダイバーの間では、
クリーニング・ステーションと呼んでいる。
でも、まさか... 毒のあるイソギンチャクのまわりが、
ホンソメワケベラの
クリーニング・ステーションになるわけ、ないよね?
でも実際、上の写真のとおり、果敢にもイソギンチャクのど真ん中に堂々と入りこんで仕事してるのもいて、クマノミとしては、わが家(イソギンチャク)の中で身体を掃除してもらえて楽チンだろうけど、
ホンソメワケベラにとって、イソギンチャクの毒は大丈夫なのだろうか?もしかして、彼らも免疫を得て?でもそうすると、彼らのお客はイソギンチャクに住むクマノミだけになるだろうし...?
閑話休題、話はう~んと飛びまして...
実は、共生関係というきょうのお題を思いついたとき、わたしは
反戦な家づくりさんの記事を読んでいて:
〇
反戦な家づくり:高額印鑑事件から北朝鮮を考える
http://sensouhantai.blog25.fc2.com/blog-entry-725.html
北朝鮮と統一協会はマッチポンプで反共運動を盛り上げる役割を担っている。日本の国会議員の中にも、安倍晋三や平沼赳夫のようにそれに加わっているものは多いようだ。
このマッチポンプの運動は、言うまでもなくアメリカの存在が前提だ。アメリカに振り向いてもらって、北朝鮮を敵視してもらうことで、初めて反共運動は実を結ぶ。いわば、アメリカを東アジアにつなぎ止めておくための装置としての、反共マッチポンプである。
~~~中略~~~
アメリカは今、東アジアからは手を引きたがっている。それどころではないのだ。東アジアは中国に任せて、日本が適当にそれを補完して、アメリカの邪魔にならない程度にやりくりしなさい。ただし、日本は今までアメリカに育ててもらった恩返しとして、残っている生き血は全部すするからそのつもりで。ということだ。ブッシュからオバマになったことで、その転換はスピードアップした感がある。
いつもながら、
反戦な家づくりさんの文章は切れ味が良いですねえ...
ぜひ本記事を読みにいってください。
ようするに安倍晋三はじめ自民党の政治家のかなりの部分と、北朝鮮、アメリカCIAは
共生関係にあった(こんな輩にたとえてはクマノミに申し訳ないけれど)わけで。ところがアメリカはお家の都合で、その共生関係から一方的に抜けようとしていて、置き去りにされるのを恐れている北朝鮮と日本のグループの動きに、今後は注意しておく必要がありと。彼らの共生はこんなに前から始まっていたようです:
〇
るいネット:岸・児玉・笹川とCIAと統一教会①~巣鴨プリズン釈放組の勝共連合~
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=134409
共生関係をキーワードに、suyapの頭の中は、昨今の国際情勢であちゃこちゃ飛んじゃってますけど、だからといって思考停止を起こしちゃならない。人気の
オバマと
村上春樹には、今後ますます目を光らせて注意しておかないと... ネバー・トラスト・ゼム(ヤツラを信用するな):
〇
ジャパン・ハンドラーズ:ブレジンスキーが、燃料投下!あと「まだビッグ・ブラザーが出る幕だ」という件について村上春樹を批判する
http://amesei.exblog.jp/9836937/
オバマやブレジンスキーの姿勢は、「一方であることを認め、また一方であることを否定する」という、ジョージ・オーウェルの名作小説「1984」に出てくる、「ダブルスピーク」の一種ではないかと、アレックス・ジョーンズのサイトでは批判されている。
行列ができるほど売れているという村上春樹の新刊、
1Q84というタイトルが、ジョージ・オーウェルの「1984」から来ていたとは、知らなかったなあ... 村上春樹サンてこんな作家だから、イスラエルにのこのこ賞をもらいに行けるんだね。
これもまったく今回のタイトルと関係ないけれど、小沢一郎さんの真意が「第三者委員会」のレポートによって明らかになった。これもジャパン・ハンドラーズさんがポイントをよくまとめてくださっているのでリンクで紹介:
〇
ジャパン・ハンドラーズ:選挙管理委員会はいい加減な組織だと思う
http://amesei.exblog.jp/9845670/
はてさて、人類社会に、独裁者ではなく、フェアな共生を取り戻せる日は来るのだろうか?
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら
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