今回は久々の海中もので...
大好きな
ナマコヘブンに潜っていたら、なにやらうっとりした表情の
アオノメハタと目があった。よく見ると、そこでは
ミカヅキコモンエビ(
Urocaridella sp. A)が床屋さんを開業中。
先月このエビのことを書いたときには正体がわからなかったけれど、ひょんなきっかけで、それが
ベンテンコモンエビ(
Urocaridella sp. A)の近縁で、
ミカヅキコモンエビという名もついていることを知った。両者ともまだ未記載種ということで、まだ種名はなく、
sp扱いなんだよね。マタイトコ関係(笑)に
ソリハシコモンエビ(
Leandrites cyrtorhynchus)というのもいるみたい。
そっと近寄っていったのに、
アオノメハタは迷惑そうな顔をして近くの岩陰に身を隠してしまった。そして、取り残された
ミカヅキコモンエビたちが、手持ち無沙汰そうにフラ~リ、フラ~リ浮遊しはじめた。
しめしめチャンスかも?
わたしは前からやってみたかったことを実行に移した。まず、おサカナさんになりきって、エビたちのほうにそ~っと手を差し出してみる。
すると、初めは警戒してた
ミカヅキコモンエビたちだが、1匹、2匹がフラ~リ、フラ~リと偵察にきて、大丈夫そうだとわかったら、本格的に乗り移ってきた。
体長2センチの透き通ったエビたちが、水中でふやけたわたしの指や手の甲をせっせと「掃除」するとき、かすかにチクッという感じが伝わってくる。そうですか、そうですか、わたしの汚い手は掃除のしがいがあるでしょう(笑)。
彼らにクリーニング(掃除)されているサカナたちは、みな気持ち良さそうに大口あけたり、体色まで変えたりしているけれど、どこがそんなに気持ち良いのだろう。耳掻きしてもらってる感じなのかな?
しばらく
ミカヅキコモンエビのクリーニングを受けていたら、そばの岩陰から、さっきの
アオノメハタがじっと見ているのに気づいた。
オレの掃除はまだ終わってなかったのに...ってね。ごめんね、順番横取りちゃって。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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