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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

肉を斬らせて骨を断て

肉を斬らせて骨を断て_a0043520_19421719.jpg朝から晴れた良いお天気になった。風も北東でやや強く、5月の天候は気まぐれなのだ。

インターネットの接続状況は相変わらず不安定で、きのうの夕方、きっこのブログをチェックしてて小沢民主党代表辞任記者会見が予定されていることを知り、ひぇ~~!とのけぞった途端に、また接続がプツンと切れた。

わたしは一昨日のブログで、大火事の屋根の上でマトイを振るっている小沢さんに、もう少し屋根から降りるの待って、とお願いした。また同じ日に、植草一秀さん天木直人さん白川勝彦さん、それに晴天とら日和のとらちゃんをはじめ、多くの方が、小沢さん、辞めずにがんばって!という記事を書いておられる。まさに小沢さんの辞任決意と同期して、たくさんの人が無意識のうちにエールを送っていたんだね。心から誰かのことを思ったり心配すると、地球の裏側だって宇宙の果てだって繋がっちゃうって、ほんとみたい。

肉を斬らせて骨を断て_a0043520_1942599.jpgとうとう昨夜はぜんぜんネットが繋がらなくて、小沢サン辞任会見はどうだったんだろう...とジリジリ心配しながら眠りについた。そして今朝から時間の許す限り、あちこちの情報を読み漁ってるんだけど、いつ落ちるともしれない50Kbpsの回線接続では怖くて動画は見れない。それでも活字で読んだ限り、小沢さんの記者会見は立派だったという印象を受けた。この記事の最後に、民主党のHPきっこのブログ晴天とら日和から集めた記者会見の発言をコピペしておきます。

さて、あちこちの記事を読み漁ってみて、いちばん心に響き勇気づけられたのは、植草さんの記事だった。

逆風を順風に転じさせる小沢民主党代表の英断
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-8edf.html

民主党次期代表が掲げねばならない五大公約
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-dd5d.html
理不尽、不条理に直面した小沢氏が誰よりも怒りを抱えておられると思う。その小沢氏が、個人の利益ではなく、国民にとっての利害得失を最優先して熟慮して示した辞意表明である。私はその意志を尊重したいと思う。
植草さんご自身も、(権力の)不条理、理不尽極まりない運命に直面し、はらわたがが煮えくり返る思いでその不当性を憤られた経験をお持ちである。不祥わたしだって、規模はうんと小さいけれど同じような思いを経験しているので、小沢さんの心中いかばかりかとお察し申し上げる。そういう思いの去来するなかで将来のことを考えると、やはり植草さんが書いておられるように、
現状を回復したいと強く願う。しかし、現実は現実である。そのなかで、未来に向かい、最善を選択するしか道はない。その認識に立って、現在から未来に向かって、可能な方法で道を選択し、最善を尽くすしかないと考えて行動している。
これしかない。民主党の国会議員でもない限り新代表選びには参加できないが、微力でも声をあげることは大切だ。とくに御用メディアが、待ってましたとばかりに岡田氏持ち上げにかかっている現状では。

植草さんもきのうの記事では管新代表案を推奨され、きょうの記事では鳩山新代表をと揺れておられるけれど、断固、岡田ではない。2005年選挙に使われた三白眼の岡田民主党劣悪広告を、わたしはいまだに忘れることができない。万一、岡田代表>総理ともなれば、彼は確実に「政官業外電=悪徳ペンタゴン」の言いなりとなるだろう。小野寺光一さんも、関組長も、岡田だけはヤバイぜ-と書いてるよ。そういえば、3月中ごろ東南アジア方面にマエハラと仲良く旅してなかったっけ?(あんときから、ヤな雰囲気だなと思ってた)

願わくば、今回の決断により、100年に1人のホンモノStatesman=小沢さんが敵の矢面から温存され、民主党が上手くまとまって政権交代が実現した暁に、ヤヤ~ヤ~ヤ~と敵本陣に踊り出る日が来ますことを!

☆それにしても、BLOG BLUESさんが懸命に共産党>>共生党への脱皮を訴えてるんだから、少しはヘンシ~ン、してみなさいよ>>>共産党(怒)

ポスト小沢は共産党

☆ソースが潰れかけの産経サンだからかなり差し引いて見なければならないけれど、まがりなりにも共闘を組んでる野党の党首ともあろう人が、断腸の思いで辞任を決断した小沢さんに「説明責任を」なんていう石つぶてを投げつけてるようじゃ、あまりにもKYというか、この事態を招いた「政官業外電=悪徳ペンタゴン」の実態がな~んにもわかっとらんというか...>>社民の瑞穂ちゃん(怒)

共産&社民が、ほんとうに心底から政権側につきたいと願っているなら、三顧の礼で小沢一郎を迎え、対米外交や権力の裏側、官僚の操縦法について、しっかりレクチャーを受けるべきであろう。勢いや脳内妄想だけの政権交代など、すぐにより凶悪化した勢力に倒されてしまう。そんなこと、つい15年まえにも起きたではないか。

小沢一郎は、その経験からしっかり学んだ政治家である。国内だけでいくら頑張っても、戦後64年間の対米従属構造は何ひとつ変わらない。今後ますます厳しくなるアメリカからの要求に、怯まず堂々と交渉でき、なおかつ、すぐにでも政権トップを張れるのは、いまのところ小沢一郎ぐらいしか思い浮かばないのだが...嗚呼!


本日のタイトルは、きっこちゃんの記事から発想をいただきました:
きっこのブログ:飛車角落ちの民主党


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以下の小沢民主党代表辞任のスピーチは、民主党ホームページ掲載の文面をベース
に、雑談日記さんが実際のスピーチを聞き取った言葉どおりに修正したものを掲載させていただきました。

平成21年5月11日
衆議院議員 小沢一郎

小沢: おーマイクもいっぱいだ。いいよ。

進行役: それでは代表の緊急記者会見を始めます。では代表。


小沢:
それでは私から申し上げます。メモにしてきましたので、あとで諸君にも配りますけれども、メモを読み上げさせてもらいます。

挙党一致をより強固にするためにと言うことで、

来る衆議院総選挙での必勝と、政権交代の実現に向け、挙党一致の態勢をより強固にするために、あえてこの身を擲(なげう)ち、民主党代表の職を辞することを決意致しました。

国民の皆様、支持者の皆様にご心配をおかけして参りましたことをお詫び申し上げますとともに、特に、この3年間、至らぬ私を支えて下さいました同僚議員の方々、党員・サポーターの皆様に、心より御礼を申し上げます。

もとより、今度の総選挙は、国民自身が政権を選択して、自らこの国と国民生活を救う、又とない機会であります。民主党にとっては、悲願の政権交代を実現する最大のチャンスであります。

民主党を中心とする新しい政権をつくり、「国民の生活が第一。」の政治を実現して、日本の経済、社会を根本から立て直すこと。そして、政権交代によって、日本に議会制民主主義を定着させること。この2つが、民主党に課せられた歴史的使命であり、私自身の政治家としての最終目標にほかなりません。

日本のために、また国民にとって、民主党にとって、そして私自身にとっても、何が何でも、ここで勝たなければならないのであります。

それを達成するためには、党内の結束・団結が絶対不可欠の条件であります。党内が乱れていたのでは、総選挙に勝利することはできません。逆に、挙党一致で臨みさえすれば、必ず勝利することができると確信しております。

私が代表の職にとどまることにより、挙党一致の態勢を強固にする上で少しでも差し障りがあるとするならば、それは決して私の本意ではありません。政権交代という大目標を達成するために、自ら身を引くことで、民主党の団結を強め、挙党一致をより強固なものにしたいと判断した次第であります。

正に、身を捨て、必ず勝利する。私の覚悟、私の決断は、その一点にあります。

連休中、熟慮を重ねまして、その結論に達し、決断した以上、党内の混乱を回避するためにも、直ちに連休明けの本日、辞意を表明することに致しました。ただし、国民生活への影響を最小限に抑えるために、平成21年度補正予算案の衆議院での審議が終わるのを待ったうえで、速やかに代表選挙を実施していただきたいと考えております。

重ねて申し上げます。新代表の下で挙党態勢を確立して総選挙に臨むことが、何よりも重要であります。もちろん、私もその挙党態勢の一員として新代表を支え、総選挙必勝のために最前線で戦い続けたいと思います。

国民の皆様、引き続き民主党をご支持下さいますよう、心よりお願いを申し上げます。ありがとうございました。

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以下の質疑応答部分は、きっこのブログ:飛車角落ちの民主党をベースに、晴天とら日和:小沢代表辞任会見(映像ノーカット・会見全文掲載)。 + マエハラ一派に離党勧告を提言する!も参考にしました。


記者: 党の結束や挙党態勢に不安があったのか、なぜこの時期に辞めるのか、改めて伺いたい。また代表が離党するのではないか、議員を辞めるのではないかと心配する声もある。

小沢: 第一点は、皆さん自身がよくお分かりだと思います。連日、皆さんの報道にありますから、それによって結果として、党内が不安定になったり、皆が不安になったりしてはいけない。私がそのメディアの批判の矛先の相手であるとするならば、私自身が去ることによって、それがかわされ、そして皆が安心して安定して総選挙に向けて、挙党一致で戦う。そういう体制をぜひ作り上げてもらいたいし、私も一員として協力していきたい、そう思っています。それから、今日辞意表明をしたからといって、別に政治家を辞めるわけではありません。もうあとわずかの総選挙までの期間でございます。代表を退いても全力で政権交代のために頑張りたいと思います。

記者: 辞意を決断するに至った経緯と、その決断した時期について。今後は新代表を支えるというが、総選挙対策として具体的にどのような活動をするのか。

小沢: 私が民主党の代表を辞するという決断をいたしましたのは、最終的に連休でゆっくり考える時間ができた時点でございます。それから選挙のやり方につきましては、質問者も長年見ておられるはずであります。選挙必勝の私自身のやり方で今後も全力で頑張ります。

記者: 代表の後継を選ぶ代表選については、政権交代や首相を懸けるわけだが、どのような代表が望ましいと思うか。現時点で意中の人はいるのか。次期衆院選では、代表自身の公認は最後でいいと言ってまだ公認していないが、次期衆院選に立候補するのか。

小沢: 辞めていく者が、次の人について論ずるべきではないだろうと思っております。ましてや、まだ誰が立候補するかも分からない段階ですから、質問にはお答えいたしかねます。それからさっきも言ったように、私は別に辞めるわけではありません。次の総選挙で勝つことが私の最大の願いであり、それは日本の国にとって、国民にとって、必要な政治の転換だと思っておりますので、どこの選挙区であれ、全力で戦い、必ず勝ち抜いてまいりたいと思ってます。

記者: 代表辞任後の新執行部から、執行部に入って党幹部の職を続けて欲しい、もしくは、選挙について責任を持つ立場について欲しいという要請であれば受けるつもりはあるか。

小沢: 私は今日辞意を表明したのですから、まだ選挙の日取りを始め選挙の手続きも決めておりません。それは明日からです。顔ぶれも、どのような方が立つかさえも分かりません。ですから、新しい代表になってからの仮定の質問に、今は答えるべきではないと思います。ただ一般論として、私も党員である以上、皆で決めたことは守らなければはなりません。それが民主主義です。「自分は意見が反対だから守らない」では、国会もすべて成り立ちません。反対した法律でも多数で成立すれば、それは法律です。皆で話し合いの上まとまれば一番良いことですが、話し合いがつかなかった場合は、多数決、選挙ということで決することが先人の知恵であり、民主主義の基本であります。ですから、それによって選ばれたリーダーの命(めい)について、私だけでなく、全員が守って行かなければならないと思っております。

記者: 代表の進退について、政権交代が可能かどうかを判断基準とすると繰り返し言っていたが、その発言と比べて今日の内容は乖離(かいり)があると思うが。

小沢: 私の今の話を聞いていただき、配ったメモを読んでいただければ、何の乖離も、何の矛盾もありません。民主党にとって、挙党一致、団結して力を合わせて国民に訴えるという態勢さえできておれば、必ず国民の信頼を得られると思っております。その意味において、私は今日でも民主党は国民の理解を得られると思っておりますが、そのことをさらに万全なものにするために、少しでもマイナスの部分は、この際、自分自身が身を引くことによってでも取り除いておきたい。そして、何としても政権交代を実現したい。それが国民のためであり、われわれ民主党の使命であると、そう考えているということであります。

記者: 辞任が遅すぎたことで、党にダメージを与えたという声がある。政権交代に貢献するためには、離党や議員辞職も選択肢として考えられるか。

小沢: なぜ離党、議員辞職しなければいけないんですか。私は政治資金の問題についても、一点のやましいところもありません。法律に従ってきちんと処理し、報告しております。刑事的な責任で身を引くわけでもありません。皆さんのお力添えのおかけで、私が3年前に代表職を引き継いだ時には、民主党は1桁台の支持率だったと思いますが、今、皆さんの懇切丁寧な報道ぶりにも関わらず、20%以上の支持率をもって自民党とほぼ拮抗(きっこう)しております。私はそういう意味において、本当に国民の皆さんの理解が、わが党に対する理解、そして、やはり政治は変えなくてはいけないという理解が進んでいる証左だと思っておりまして、私も微力ながらそのことに多少なりとも貢献してきたのではないかと思っております。ところで、あなたの会社はどこだっけ?

記者: 日本テレビです。

小沢: 日本テレビでも、国民の皆さんの声をよく調査をしてみてください。

記者: 小沢首相を求める世論の多数の声に応えられなかったことに無念の思いはあるか。

小沢: 個人的に私を強く支持してくださる方は、私が民主党代表として総選挙に勝ち、総理大臣になることを願っていてくれたことと思います。しかし、私は、私自身が何になる、ならないということはまったく問題ではありません。民主党を中心にして、とにかくこの自民党の長期政権、腐りきった政権を代えなければいけない。政権交代が果たされれば、私自身にとっての本懐なのです。それ以上の期待をしてくれた支持者の方がおりましたら、それは申し訳ないことではありますが、政治家としての私は、政権交代、国民生活第一の政治、国民サイドに立った政治、そして日本における議会制民主主義の確立、これが樹立されれば、少なくともそのスタートを切ったことを自分の目で確かめることができるとすれば、それはまさに政治家の本懐、男子の本懐、そう考えております。
by suyap | 2009-05-12 08:54 | ヤップでつらつら政治など
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