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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ヤップの民間療法

ヤップの民間療法_a0043520_20243645.jpgじつは3週間ほどまえから、右の首筋を違えたかなにかで、右肩から手先にいたるまで、しびれたような感覚が去ってくれない。ずーっとこんな症状を抱えたまま日本にも行っていたから、しんどかったー。あまりにもきつくて、東京の街中で見かけた「中国式指圧マッサージ」なるものを試してみたのだけど、直後はすっきりしても、またすぐに痺れと鈍痛が戻ってきた。

そんな旅先で、ヤップに帰る日を夢にまで見て待ちわびていた理由のひとつが、ヤップ式マッサージにかかること。わたしがいつもお願いするオバチャンは、上から下へと経絡をじっくり揉んで、滞っている血流やリンパの流れをほぐしてくれる。ヤップでも値段の高いホテルのマッサージはすごく値が張るけど、ローカルにはずっと手ごろな値段(あるいは物納)で、もっと「効く」マッサージがあるのだ。上手下手は値段じゃないみたい。骨折だって病院にいかず治しちゃう人もいる。

ヤップに戻ってすぐ、念願のマッサージを何回か受けたあと、もうひとつわたしがやっているのは、冒頭の写真の液体を飲むこと。まだ肩がすごくしんどいとき、たまたま訪れていた家のおばあさんが、どうしたの?と聞いてくれて、症状を話すと、これを分けてくれた。いろいろな種類の木根草皮や実が煎じてあるのだと思うけど、それが何かはヒミツだそうだ。ヤップの民間薬は先祖代々、こうしてヒミツで受け継がれてきており、実はこのヒミツが効くのだ^^(ヒミツを詮索するような人には効かないよ)

これを飲むと、汗とおしっこがすごくでるのだけど、あとはとてもすっきりする。もう少し楽になるまで、毎日つくってあげるから取りにおいで!という言葉に甘えて、せっせと飲んでいる。

この他にもヤップの民間薬や施術で助けられた症状は多く、わたしにとっては、こういう民間療法が残っているヤップに住むことが、いちばんの「健康保険」。もちろん掛け金は、「お金」じゃなくて、おつき合い。持ちつ持たれつ、みんな元気でみんな良い...これ、ちょっと前の日本にも、あった世界なんだけどなあ。



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by suyap | 2009-04-21 20:16 | ヤップの伝統文化
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