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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ゴムノキ

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マリーナにあるうちの桟橋の前には、大きなインドゴムノキFicus elastica)が生えている。そこには野鳥が巣をかけたり、種々の草木が共生したり、もちろん木陰もできるし、もう無くてはならない存在だ。しかし、このインドゴムノキは、コロニア近辺しか生えていないという。

同じ属にこちらで取り上げたギランイヌビワFicus variegataガジュマルFicus microcarpa)があるが、いずれもクワ科イチジク属の植物だ。ヤップ語でみると、ギランイヌビワ>>アチャまたはウチャガジュマル>>アウとヤップ固有の名前があるのに対して、インドゴムノキゴマ。日本語のゴムに近いので、日本時代にどこかから移植されたか、それ以前のドイツまたはスペイン時代に持ち込まれたものだろう。だからコロニアのまわりにしかないのだろうか?

コロニアのまわりで育った子供たちは、ちょっと前までインドゴムノキの樹脂をとってゴムマリにして遊ぶことを知っていた。大人になっても子供時代に遊んだゴムノキには愛着があるらしい。それなのに、自分の土地に移植しないのは、何故だろう。それともコロニア以外の土地で育たない理由が他にあるのだろうか?




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by suyap | 2009-03-15 21:40 | ヤップの自然・陸
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