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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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天気晴朗なれど波高し

天気晴朗なれど波高し_a0043520_22422447.jpgまた貿易風が強まってきて、今朝のミル・チャネルでは、最満潮の3時間も前なのに、もう濁った水が流れ出していた。

幸いマンタはあきちゃったというゲストだったので、ちらりと通り過ぎるマンタには目もくれず、小さなものたちを追っていたのだけど、キイロサンゴハゼGobiodon okinawae)もそのひとつ。一時期減ったキイロサンゴハゼの姿を、最近よく見かけるなあ。(ピンボケは毎度のご愛嬌で...)

天気晴朗なれど波高し_a0043520_2243468.jpg2ダイブ目は場所をナマコヘブンに移し、のんびりまったりモードで。

写真は大好物のカイメンにとりつくアンナウミウシChromodoris annae)だけど、こちらは最近数が減ったような...


天気晴朗なれど波高し_a0043520_22434359.jpgマンタには飽きたけどカメはみたい!というゲストの願いがかなって、小さなタイマイEretmochelys imbricata)が登場してくれた。もともとのん気なカメなので、だから絶滅危惧種にもなっちゃうわけで、このときも、ゲストに興味を示したか、まるでキスでもするかのように超接近してきた。

天気晴朗なれど波高し_a0043520_22442528.jpgそれを見て、歯をむき出して笑っているミズイリショウジョウガイSpondylus varius-なんてこと書くと本気にされるかもしれないけれど、実はこの貝はとっても臆病なのでなかなかお近づきになれない。ちょっとでもカメラの気配を感じるとパタッと口を閉じてしまう。

天気晴朗なれど波高し_a0043520_2245966.jpg最満潮から3時間も過ぎてたので、水路の中はリーフを越えてくる外洋のきれいな水と、内湾から出てくる濁った水がまざりあってて、幻想的なグラデーション。きれいな水のパートでは、小さなヒレフリサンカクハゼFusigobius signipinnisが砂色に同化して、よく目を凝らさないと見つけられないのだった。目玉のまわりと背びれの赤い星が目印-わかるかな?



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by suyap | 2009-01-13 22:28 | ヤップの自然・海
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