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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ふり返れば君がいて...

ふり返れば君がいて..._a0043520_0172943.jpgこのところミル・チャネルでのマンタの遭遇率が落ちているので、北東の貿易風が強まっているにもかかわらず、どのダイビング・サービスもゴフヌー・チャネルに行っている。

しかし北東に面している水路の入り口には大波が入っており、潮間差が1メートル以上あって潮が上げている時でさえ濁った水が強く流れだしているので、水中の行動範囲は限られるし、まずビギナーには無理なコンディションだ。

ふり返れば君がいて..._a0043520_0183449.jpgそんなところにゲスト・ダイバーを案内するのは、ガイドにとっても嬉しい仕事ではなく、その上これでマンタが出なかったらどうするよ?というプレッシャーがつきまとうので、こうしてマンタが出てきてくれると、ほんとうにホッとする^^

というわけで、きょうはゴフヌー・チャネルでたくさんのマンタが出てきてくれたのだけど、狭い水路の中には、そのマンタの数をうんと上回るダイバーも入っていて、マンタは明らかにダイバーを避けながら、あっちの根、こっちの根を行き来してクリーニングを受けている気配があった。(「根」というのは水底の小山のような地形、「クリーニング」というのは小さなベラなどから大きなサカナが身体の掃除を受けること)

透明度が低くてマンタも右往左往しているので、いったい何匹がいたのか、全部のマンタを確認することはできなかったけれど、ちゃんと識別できた個体は5匹、そのうちお腹の写真で識別できたのは4匹だった。

ふり返れば君がいて..._a0043520_0192040.jpgまず右上トップの写真は、久しぶりに見るM-56、そして左上と右のがM-79

このM-79というのは、かなり年配のオスなのだけど、ここまで近寄ってくれると、カラダのあちこちに引っかき傷みたいなのがあり、翼のように見えるヒレの端も、かなりギザギザ・ボロボロになっているのがよくわかる。長いことマンタ生をやってくのも、大変なんだろうなあ...

ふり返れば君がいて..._a0043520_0201215.jpg←こっちのは、青年マンタM-73、だいぶん動きに落ち着きが出てきた働き盛りって感じかな。まだお肌もきれいで張りがありそう-もちろん触ってみたわけじゃないけれどね(笑)。

流れの出たゴフヌー・チャネルでは、水深19m以浅の海底にベタッと這いつくばってマンタを見るのが基本になるので、マンタの個体識別のために、こうしてお腹の写真を撮りやすいメリットはある。

ふり返れば君がいて..._a0043520_020535.jpgそして→こちらは若者マンタM-92、動きにもまだ子供っぽさが残ってて、チョコマカしている感じ。このほかに、シッポを失ったM-75の姿をチラッと見かけたので、最低5個体は確認できたわけだが、実際には7~8個体くらいいたのではないかと思う。それと、きょう、わたしたちの側に来たマンタがみんなオスだったのは、きっとゲストが美女ダイバーたちだったせいに違いない(笑)。

ふり返れば君がいて..._a0043520_0213533.jpg北東の風が吹いているゴフヌー・チャネルで、なんとか潜れるのは潮幅の大きいときの上げの時間帯のみ、したがって、2ダイブめは、ゴフヌー・チャネルにいたダイブ・ボートがすべてミル・チャネルに移動してきて、今度はこっちが大混雑になった。それでも、静かなミル・チャネルには、まだブルーに抜けた潮が流れこんでいて、ルンルンのドリフト・インができたのだ。ああ、はやくミル・チャネルマンタが帰ってきてくれないかなあ... 

ところで左上の写真は、ミル・チャネルマンタ・リッジで見つけたシラナミイロウミウシChromodoris coi)。かなり近くまで寄ってもおかまいなしに、外套膜を大きく波打たせてトットと移動しているのに、カメラを向けたとたんにパタッと固まってしまう-なかなかアクティブな姿を撮らせてくれないウミウシさんなのだった。


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by suyap | 2008-11-03 23:12 | ヤップの自然・海
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