夕方6時、まだ帰ってこないカヤック・ツアーを店で待っていると、ボーッ、ボーッと大きな汽笛が聞こえてきた。ヤップ州の
離島航路連絡船ハピルモホル号が
3ヶ月ぶりに出航したのだ。早速カメラを持って近くのコミュニティ・センターまでかけて行って、出航を見送った。
5~6月が学年末のヤップ州では、毎年7月から8月にかけて行われる研修に参加するために、州内の各島から続々と先生たちがヤップ島に集まってくる。それにくっついて来る家族や、単なるバケーション組(離島からヤップ島へ遊びにくる人たち)も多いので、この時期のヤップ島は、人口が数百人も増加する^^
そして、8月末までには始まる新学期に間に合うように、離島連絡船が先生と家族たちを各島に送り届けるのだが、今年はまたまたハピルモホルが故障で動けなくなったため、7月の航海以来、離島連絡船は動いていない。したがって先生もおらず生徒も全員そろっていないため、離島の各小学校や高校では、いまだに新学年がスタートできないでいる。まあ、↓↓にも書いたとおり、このような状況はよくあることなのだけど...
離島連絡船、また出航延期
今回の故障はいつ復旧するかめどが立たなかったため、ヤップ州では連邦政府の連絡船カロライン・ボヤジャーにも出動を要請した。そのボヤジャーもすでに到着していて、こちらは明日かあさっての出航を待っている。ハピルモホルだけでは、数百人の乗客を一度に運びきれないのだそうだ。
いっぽう、ハピルモホルの就航以来、現役を引退した形になっている
マイクロスピリット号も、まだ動ける状態でスタンバイしているが、もう船舶登録をしていないので、乗客を乗せることはできない。
こんなに故障ばかりして燃費の悪い中国船なんか返しちまって、またマイクロスピリットを登録して現役復帰させたら良いではないか!という声が高まっているが、なかなかそれも難しそうだ。悲しいかな、ヤップ州には2つの連絡船を同時に就航させる予算は無いので、どっちかひとつにしなきゃならないし...
それにしても、離島から押し寄せてきた一族郎党を養わなければならなかったヤップ島在住の離島出身者たちは、これでやっと一息つけることだろう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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