ちらほら白化

ヤップは季節の変わり目まっ最中、お天気も風向も日ごとにくるくる変わっている。そして水温はまだ29度と高め安定。あちこちで白くなっているミドリイシの仲間は、たいていオニヒトデに食べられちゃったものだけど、ほんとうの白化（サンゴに色を与えている藻類が逃げ出して白くなったもの）もちらほら見えるようになった。

左上の写真は、ミルチャネルにあるリュウキュウキッカサンゴ（たぶん）の群生。ご覧のように、てっぺんの部分が少し白くなってしまった。もっとも、この群生は1998年の大白化のとき、ほとんど100％近くが4ヶ月も真っ白のままだったけど、見事に回復した実績がある。だから、今回も無事に切り抜けてくれると思う。

ここは、いろんなサカナが小さなベラに身体の掃除をしてもらう場所なので、彼らにとっても、この場所は大事なのだ。きょうはナンヨウツバメウオの若魚が、気持ち良さそうにクリーニングを受けていた。

台風がひとつ、ふたつ来て大雨を降らせれば水温は下がるのだけど、4年前の大型台風被害でアメリカのFEMAからもらった金を消化するため、まだまだ土地開発ラッシュが続いていて、大雨が降ると大量の土砂が海に流し込むし、難しいところだ。



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