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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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マンタよりも何よりも...これ!

マンタよりも何よりも...これ!_a0043520_734974.jpgこんなところで泳がなくても、きょうはゴフヌー・チャネルマンタにあうことができた。3個体が、あちこちのクリーニングステーションを行ったりきたりしてたけど、ダイバーには少々お疲れ気味のようではあったけど。

画像は手を加えたのでブルーが強くなっているが、上げ潮にもかかわらず水路の水は流出していて透明度の低い茶色の海で、水温は30度を記録した。サンゴたちも汗をかいているだろうな。

マンタよりも何よりも...これ!_a0043520_743672.jpgガレ場の低位置では、ネムリブカTriaenodon obesus)のお母さんが休養中。おなかの皮がたるんでいたのは、出産を終えたばかりなのかも?ゴフヌー・チャネルにはネムリブカが多いので、水路の一部をシャーク・シティなんて名前をつけているサービスもある。

マンタよりも何よりも...これ!_a0043520_752853.jpgマンタはいたし透明度は低いし流れは強くなるし...なので、2ダイブ目はナマコヘブンにした。いつも書くように、ここは地味~だけど、味わいとサプライズをいつも提供してくれる。きょうもタイマイが出てきてくれて、ウミウシたちも元気だった。そして今回のサプライズは何よりも...これ!

ただの藻の切れ端だと気にも止めず通り過ぎようとしていたのに、ビミョーなタイミングでソレに意志の働きを感じてしまった。ヤヤッ、カミソリウオSolenostomus cyanopterus)くんではないか!

隠遁の術を使う忍者が発見されてしまうのも、きっとこんな瞬間なのだろう。気配を消すとはよく言ったものだ。





マンタよりも何よりも...これ!_a0043520_761859.jpg気配を消しそこねて見つかってしまったあわれなカミソリウオくんは、一見何事もなかったように、あいかわらず逆立ちでフ~ラフ~ラしていたけれど、実は彼(彼女?)の目(赤い矢印の先)には必死さが漂っていて、いかにこの状況を切り抜けるべきや?と考えをめぐらせているようだった。大丈夫、心配はいらないよ。わたしたちは何もしないから...写真を撮らせてもらうだけだから...

それにしても、この手のサカナを見るたびに、いいな~と思ってしまうわたし。目立たずひっそりと世の中を逆さまに見る、こんなスタンスを持つ人が増えると、世の中、もっと暮らしやすくなるだろうナ。政治家やマスコミのこんな猿芝居を見せつけられてる日本でも、フウライウオになりたい人はたくさんいるんじゃないかしら?
テレビを消して、逆立ちしよう!(笑)
なんちゃって、今夜もワケワカメな結語でスミマセン!



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by suyap | 2008-09-05 23:06 | ヤップの自然・海
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