ヤップでガイド業をしていて嬉しく感じることはいろいろあるけれど、繰り返し「帰って」きてくださるゲストとの再会は、たいへん有難く嬉しいことのひとつだ。それが17年ぶりともなると、お互いの会話を通して、それぞれの17年間が走馬灯のように脳内を駆けめぐり...これは、ひとつの歴史です(笑)。そんな気持ちを察してか(?)、ヤップの海の住人も、大喜びでラインナップしてくれたみたいだ。
左上は、
ミル・チャネルの某所で
次第に数が少なくなりつつもまだ細々と頑張っていたトサカリュウグウウミウシ(
Nembrotha cristata)。
ミル・コーナーでは、
ホソカマス(
Sphyraena novaehollandiae)をうまく囲めて満足したあと安全停止に入ろうとしていたとき、目の下で何かが動くのでなにげなく見ると、なんと大きな
ピンク・ウィップレイ(
Himantura fai)が、深場からわたしたちに向かって泳いできた!
潮まわりとしては大潮直前で、ほんとうはダイビングのタイミングあわせが難しい日程だったのに、ガイドしてるわたしがびっくりするほど、いろんなものが登場してくれた。
17年まえのあのダイビングでは、ここで、クリーニングを受けるマンタをじっくり見たんですよね...と言いながら入った、午後の強烈な上げ潮がやっと緩まった
マンタ・リッジでは、マンタに代わって、
マダラトビエイ(
Aetobatus narinari)が、まさに同じ場所でクリーニングを受けていた。
2日目は、朝日に向かって走りながら
ゴフヌー・チャネルへ早朝ダイビング。前日まで雨がちだったお天気も、パワフルに回復してきている。
とはいっても、現場に着いたら潮はすでに下げに入っている時間帯で、水路の透明度は下がり始めていた。ああ、もう数日遅ければ、ここもブルーに抜けるのに...
やや強まる流れの中を、まずは深いほうのクリーニング・ステーションで待つこと3分、ジャジャーンと1匹目のマンタが登場...あれっ、その側をススッと通り過ぎたあのサカナは誰かしら
?
えっ、このお方はもしかして...
やっぱり!
朝ごはんを求めて泳ぎ回っていたのは、
イソマグロさん!しかも何度も行ったりきたり、目の前を横切ってくれたりもしたので、バッチリ写真もゲットできた。5匹のマンタも始終行ったりきたり、浅いほうのクリーニング・ステーションでは、とっかえひっかえクリーニングに来ていたので、ゲストも興奮気味だった。
1ダイブ目のあとは、一度戻ってホテルでゆ~っくりご休憩いただき、午後の上潮を待って再び出航。まずは
ナマコ・ヘブンでのんびりゆるゆるダイビングを楽しんでいると、ここでも、
ヤッコエイ(
Dasyatis kuhlii)が登場したり(写真なし)、
タイマイが目の前で休憩していたり、ゆるゆるどころか、なかなかエキサイティングなダイビングになってしまった。
とはいっても、小物天国の
ナマコ・ヘブン、
アンナウミウシ(
Chromodoris annae)も、あちこちに分散して数を増やしていたのだった。
海の仲間たち、きょうもどうもありがとねー!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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