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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-現地州政府はツアー・オペレーターか?

ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-現地州政府はツアー・オペレーターか?_a0043520_10251322.jpg何もかもおごりのフェアウエル・セレモニーも終わり、7月30日(水)の夕方にはご一行さまもヤップを離れます(やれやれ)。

この日は8時30分にホテルで朝食をとったあと、午前9時から(たった30分で朝食-出発?)、ループ・ロード・ツアーとゼロ戦見学の予定です。ちなみにループ・ロードとは、シンキロー氏肝いりの日本政府ODA、8億5千万円の無償援助でできた全長11キロの舗装道路のことです。2003年に完成しましたが、この道を走るだけのツアーなんて、聞いたこともありませんし、バエル小学校も、オカウ村もアドブウェ村もアテリウ村も、この道沿いにありますから、ご一行さまは既に何度も通っている道です。いかにも最終日の時間つぶしの気配がプンプンしますね。

左上のハイエースが、ご一行さまがずっとタダで使い続けている就学期前教育(公立保育園)送迎車です。後部座席は9席、前部にドライバーを入れて3席あります。

ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-現地州政府はツアー・オペレーターか?_a0043520_1656189.jpgこの朝も、送迎車はオンタイムの午前9時にホテル前に集合しました。送迎車を総括する担当者によると、度重なる時間の遅れや変更に、ドライバーたちの間で相当な苦情が出ているようです。

ともかく、この朝は20分の遅れでご一行さまはご出発されました。彼らが東回りコースに向けて発ったのを確認してから、仕事場に帰って一仕事こなしたあと、時間を見計らって、わたしはゼロ戦のある場所に行ってみました。

ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-現地州政府はツアー・オペレーターか?_a0043520_1751217.jpgすると、ちょうど彼らはゼロ戦と高射砲が置いてある敷地内に入ったところのようでした。草の茂みの向こうから、子供たちの嬌声が聞こえます。間違っても、機体や砲に乗っかったりするようなことをさせてないことを、祈ります。

ヤップの土地は9割以上が私有地です。この戦跡も、あるヤップ人の土地にあり、その人が定期的に草刈をしてくれているから、こうして見ることができるのです。ですから、まず他人の土地に入る前に断りをいれ、こうして管理されている場所では、入域料を支払うのは当たり前のことです。

わたしは前年までの例(1回も払ったことがない)から少し気になったので、土地の持ち主に携帯電話を入れました。案の定、彼は何も知らされていませんでした。幸い彼の家はすぐ近くなので、すぐに行って現場を押さえることができたようです。ところがその後、青少年課まで行って入域料を請求したところ、請求書を上げれば州知事が日本に請求してくれるから...という意味不明なことを言われたそうです。それでも彼は、今年は州知事がついていてくれるので、きっと金はとれると思うよ-と言ってますが、さあ、どうでしょう?

ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-現地州政府はツアー・オペレーターか?_a0043520_172172.jpg今回もわたしが直接出向いたので、ゼロ戦のある敷地から出てきた連中はびっくりしたようです。別に追いかけていたわけではありませんが、コロニアに帰るには道1本ですから、旅行会社添乗員のレンタカー、3台の送迎車、ヤップの子供を乗せた青少年課のピックアップ、そしてわたしの車が並ぶことになりました。

予定ではショッピングのためにYCAの前で降りるはずが、なぜかご一行さまはホテルに戻り、わたしはそのまま仕事場に帰ってきました。予定を1時間近くオーバーして、正午も近くなっていました。もうここまで自分で見たら十分です(笑)。

その後、いろいろなサポーターから集まった情報によると、午後1時前に再び送迎車が来てホテルのご一行さまをピックアップし、オアシス・レストランに運びました。そこで1時間半近く、ランチをエンジョイされたとのことです。小さなオアシス・レストランはご一行さまで満杯で、「閉店」のサインを出していたそうです。

ミクロネシア諸島自然体験‐2008年少年少女自然体験交流-現地州政府はツアー・オペレーターか?_a0043520_1733342.jpg午後2時半ちょっと前に6人の大人が出てきて、YCAストアをさ~っと見まわり、オアシスに戻っていったあと、1グループ9人とか8人ずつが、かたまってYCAに移動したそうです。最初のグループだけが、YCAの買い物のあとでヤップ・アート・スタジオにも行ったそうですが、出てきたあとで次のグループに何かを話して、その後はアート・スタジオに行くグループはいなかったそうです。

買い物を終えたグループごとに、午後3時までには順次、徒歩でホテルに帰って行ったということです。日ごろ出回っていない制服のオマワリが、なぜかこのときに限ってYCAのまわりを巡回していて、店の外に立っていた、ご一行さまのディレクターと目配せして行ったようだ-という情報も入っています。もしかして、わたしに恐れをなして、例年通り、ケイサツの保護を要請したのでしょうか(笑)。何を恐れているのでしょうか?そういうことをすればするほど、ヤップの人たちは、わたしの言っていることを信じてくれるようになります-やっぱり奴らは怪しいと。

この記事のタイトルを「現地州政府はツアー・オペレーターか?」で書き始めましたが、なんだか話の方向がかみ合わなくなりそうなので、そのテーマも含めて、次の記事で総括したいと思います。


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(参照:森喜朗@ミクロネシア)
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by suyap | 2008-08-01 12:57 | ヤップと恥ずかしいニホン
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