海の中でなつかしい生物に再会した。その名は
トサカリュウグウウミウシ(
Nembrotha cristata)、いつも特定の場所に、ある時期わ~っと現れて、突然いなくなる-というパターンを繰り返している。大きいのは体長5センチ以上もある、なかなかシックな色合いのウミウシくんだ。
上の
トサカリュウグウウミウシが食べている深緑の物体を拡大してカラー調整したのが、左の写真だ。標準和名は
ミドリトウメイボヤ(学名:
Sigillina signifera)とされたらしいけど、通称ワライボヤでよく知られている。確かに、大口を開けて笑っている人の顔に見えないでもない。こちらの
小野にぃにぃの写真では、もっとリアルに笑ってます:
ホヤもおもろいで 2
ワライボヤの標準和名
どうやら、ある場所にこのホヤが登場すると、
トサカリュウグウウミウシも
その特定の場所に戻ってくるというわけらしい。でも、
ミドリトウメイボヤ(もしくはワライボヤ)がいるところに、必ずしも
トサカリュウグウウミウシが生息するとは限らない。なぜだか住まい選びにはかなりうるさいヤツらしいのだ。
ところで、久しぶりに戻ってきた
トサカリュウグウウミウシの集団住宅のすぐ上の浅いところで、今度は
アカフチリュウグウウミウシ(
Nembrotha kubaryana)を見つけた。
このウミウシの好物も
ミドリトウメイボヤ(もしくはワライボヤ)だと聞いていたのに、すごい勢いで這い回っているこの個体がいる場所には、まったくホヤが見当たらなかった。
トサカリュウグウウミウシも、
アカフチリュウグウウミウシも、
ミドリトウメイボヤの色のせいで、ミドリのボディになったのではないかと思っていたので、ホヤのついてないイシサンゴの基盤の上を、大急ぎで這い回る姿に、
おーい、君、迷子になったんじゃないかい?と声をかけたくなってしまった。
体長は約5センチ、
トサカリュウグウウミウシよりやや細めに見えたのは、急いで前進していたせいかもしれない。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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