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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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[ダイビング]やあ久しぶりだね、トサカリュウグウウミウシくん!

[ダイビング]やあ久しぶりだね、トサカリュウグウウミウシくん!_a0043520_22343257.jpg海の中でなつかしい生物に再会した。その名はトサカリュウグウウミウシNembrotha cristata)、いつも特定の場所に、ある時期わ~っと現れて、突然いなくなる-というパターンを繰り返している。大きいのは体長5センチ以上もある、なかなかシックな色合いのウミウシくんだ。

[ダイビング]やあ久しぶりだね、トサカリュウグウウミウシくん!_a0043520_22352271.jpg上のトサカリュウグウウミウシが食べている深緑の物体を拡大してカラー調整したのが、左の写真だ。標準和名はミドリトウメイボヤ(学名:Sigillina signifera)とされたらしいけど、通称ワライボヤでよく知られている。確かに、大口を開けて笑っている人の顔に見えないでもない。こちらの小野にぃにぃの写真では、もっとリアルに笑ってます:
ホヤもおもろいで 2
ワライボヤの標準和名
どうやら、ある場所にこのホヤが登場すると、トサカリュウグウウミウシその特定の場所に戻ってくるというわけらしい。でも、ミドリトウメイボヤ(もしくはワライボヤ)がいるところに、必ずしもトサカリュウグウウミウシが生息するとは限らない。なぜだか住まい選びにはかなりうるさいヤツらしいのだ。

[ダイビング]やあ久しぶりだね、トサカリュウグウウミウシくん!_a0043520_2236533.jpgところで、久しぶりに戻ってきたトサカリュウグウウミウシの集団住宅のすぐ上の浅いところで、今度はアカフチリュウグウウミウシNembrotha kubaryana)を見つけた。

このウミウシの好物もミドリトウメイボヤ(もしくはワライボヤ)だと聞いていたのに、すごい勢いで這い回っているこの個体がいる場所には、まったくホヤが見当たらなかった。

[ダイビング]やあ久しぶりだね、トサカリュウグウウミウシくん!_a0043520_22391319.jpgトサカリュウグウウミウシも、アカフチリュウグウウミウシも、ミドリトウメイボヤの色のせいで、ミドリのボディになったのではないかと思っていたので、ホヤのついてないイシサンゴの基盤の上を、大急ぎで這い回る姿に、おーい、君、迷子になったんじゃないかい?と声をかけたくなってしまった。

体長は約5センチ、トサカリュウグウウミウシよりやや細めに見えたのは、急いで前進していたせいかもしれない。



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by suyap | 2008-07-23 22:06 | ヤップの自然・海
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