夕方、西の空を望むと、ちょっと変わった夕陽が見えた。多めの雲に隠れたサーモンピンクが可愛らしい。でも、この情景は刻々と変化して、10分もするとサーモンピンクが消えてしまった。あした天気になると良いな...
それでもって、きょうはちょっと特別な日^^
喉が乾いた~とゴロゴロ言ってるスタッフと一緒に、
Beer Mateで一杯やることになった。ついでに、家に残っていた
フィッシャリーズのスモークフィッシュも持ってきて、
Beer Mateと
フィッシャリーズ製のと、どっちがオイシイか勝負をつけることにした。
それで勝敗は...モチロン、
Beer Mateの圧倒的な勝利!
(上の写真、ラベルがないのがフィッシャリーズ製。ちょっと前に買ったものなのでまだたくさん入っているが、今は同じ値段で量が半減している)
ヤップ人スタッフがあまりにも
フィッシャリーズ製のをけなすので、ディベート方式でわたしが負け組の肩を持ってみても勝ち目なし。その理由は... やはりローカル・マーケットを目指すなら、ローカル・ニーズを徹底調査しないとね(もっとヒントをあげると、日本人好みの味がヤップ人に受けるとは限らないっていう、当たり前のことに気づかないとね)ということだ。彼らはもっと細かく
フィッシャリーズ製の味にケチをつけてたけど、まっ、それは独自で研究してください>
OFCFな方々(笑)
(以上の経緯がワケワカメな方は、それぞれのコトバのリンクをクリックしてみてくださいませ)。
それでもって、ビール(もちろんバドワイザー!)もガンガン空いていったのだけど、飲んでるビール缶をぼんやり眺めていたひとりが、
アレッと声を上げた。
オレの缶にはマジュロって書いてあるぞ!
それから大騒ぎになって、空いた缶やまだビールが入っている缶をかき集めてみると... ひょえ~、サイパン、ヤップ、ポンペイ、マジュロのラインナップができた。
おまえ、このハーフケース(1ダース)どこの店で買ってきた? A店だけど ああ、もうすぐ1ケースも終わるなあ、パラオやチューク、コスラエが抜けているのはどうしてだ?他の箱には入っているかもね... それまでの
Beer Mate VS
フィッシャリーズ製のディベートなんか吹き飛んで、まだ出てこないパラオやチュークやコスラエのネームが入った缶を求めてワイワイガヤガヤ(笑)、あげくの果てにもう1ラウンド、ビールを買いに走ることになった。
それで結果からいえば、次の箱(1ダース入り)の箱からも、パラオもチュークもコスラエも出てこなかったのだけど、今度は
それはなぜか?で盛り上がり... いやはや、なかなか格調の高い酒盛りな夜でございました。
それでは、今ヤップで販売されているバドワイザーの缶にかなりの確立で混ざっている、ミクロネシア・バージョン
BUD NATIONコーナーの文言を紹介しておきましょう。読書家で英作文も上手いG嬢によると、この作文は7年生(日本だと中学1年生)レベルとのことだ(笑)。内容についてもかな~り怪しいので、鵜呑みにしないでね(とくにヤップは!):
YAP
From having the largest stone money in the world, to being home to the last remaining schools of navigation in Micronesia, Yap has many features that make it a distinct island. Consisting of four continental islands located in the Western Caroline Islands, as of 2008, it is estimated that about 6,300 peoples reside there. Yap is known for its use of stone money known as Rai, these large donut-shaped, carved disks of (usually) calcite are only used today for traditional or ceremonial exchange.
FUN FACT
Yap is also well known for its population of some of the largest manta rays, making it a diver’s dream destination!
(suyap訳)
ヤップ
世界で一番大きな石貨があることからミクロネシア最後の伝統航海術学校が存続していることまで、ヤップには他とは異なる多くの特徴があります。(ヤップは)西カロリン諸島に位置する4つの大陸島からなり、2008年の時点で推定6300人の人口があります。ヤップはライといわれる石のお金の使用で知られており、(たいていは)方解石を彫ってできた大きなドーナツ型のディスクは、今日、伝統的もしくは儀式的な交換に使用されるだけです。
おもしろい事実
ヤップはまた、もっとも大きなマンタがたくさんいることでも有名で、ダイバーにとっては憧れの地となっています。
(間違い指摘!!)
以下の記述は事実に反します:
伝統航海術学校が存続:これはヤップ島ではなく離島のこと。もし最近ヤップ島に発足したTNS(伝統ナビゲーションソサエティ)のことをいっているのなら、それは伝統的な航海術学校とはいえない。こんなこと書かれたらヤップ州離島のナビゲーターたちはオモシロクないだろう。
2008年の時点で推定6300人の人口:2000の国勢調査ではヤップの人口は7391人、たった8年でヤップの人口が1000人も減ったというのだろうか?人口推定では年々増加傾向にあるのに。
4つの大陸島:4つの島は細い水路で分かれているけれど、「大陸島」という表現を使うなら、これらはひとつの「島」と扱うべき。ここで大陸島を出すのは不適当。
西カロリン諸島:今どきまだこの表現を使うジェネレーションは...?
この文言を書いたのはどうもミクロネシア出身者のような気もするが、早速ヤップ観光局に、
これちょっと酷いんじゃない?ってレポートしておいた。
他の島の文言もつっこみどころ満載なのだろうけど、そこまではわたしの任ではないので、とりあえずBud記載の文言を載せておきます。それにしても悪文だなあ...(翻訳にも手こずるよ)。
POHNPEI
Walk an ancient 12th century stone city, Nan Madol Ancient ruins, or surf this favorite international destination among surfing purists on the island of Pohnpei. It’s the largest, highest, most populated, and most developed single island of the Federated States of Micronesia. As of 2008, about 34,000 people live on Pohnpei. In comparison to all other FSM states, Pohnpei is the most ethnically diverse.
FUN FACT
With an annual recorded rainfall exceeding 300 inches each year in certain mountainous locations, it is one of the wettest places on earth.
(suyap訳)
ポンペイ
12世紀の古代石造都市ナンマドールの遺跡を歩いたり、あるいは国際的なサーフィン純粋主義者にも好まれるポンペイ島でサーフィンなどをしてみてください。 (ポンペイは)ミクロネシア連邦の中で単一の島としては、最も大きく、最も標高が高く、最も人口が多く、最も開発された島です。 2008年の段階で、およそ3,4000人がポンペイに住んでいます。 他のミクロネシア連邦各州と比較しても、ポンペイは民族的にも最も多様です。
おもしろい事実
山間の地域によっては年間降雨量が300インチ(750センチ)以上を記録し、これは世界でもっとも湿った場所のひとつです。
MAJURO
The capital of the Republic of the Marshall Islands is also its political and economic hub. Majuro is built on an atoll of 64 islands where roughly half of the total population of the Marshalls live on Majuro alone, estimated at around 30,000 people as of 2008.
FUN FACT
Majuro, like many atolls, consists of extremely narrow land masses, which allows a person to walk from the lagoon side to the ocean side within minutes. And at some points, the island is narrow enough to throw a rock from one side to the other.
(suyap訳)
マジュロ
このマーシャル諸島共和国の首都はまた、その政治そして経済の中心でもあります。 マジュロは64の島からなる環礁にあり、そこには2008年現在の概算で、マーシャルの総人口の約半分にあたるおよそ30,000人が住んでいます。
おもしろい事実
マジュロは多くの環礁と同様に島の幅がたいへん狭く、内湾に面した海岸から外海に面した側まで、歩いても数分で行けます。それは、場所によっては、片側から投げた石が反対側に届くくらいの狭さです。
SAIPAN
Explore the historical WWII sites where some of the fiercest battles in the Pacific took place in Saipan. The largest island, and capital of the United States Commonwealth of the Northern Mariana Islands (CNMI), Saipan is part of a chain of 15 tropical islands belonging to the Marianas archipelago in the western Pacific Ocean. As of 2008, an estimated 63,000 people live on Saipan.
FUN FACT
Many people believe that Mount Tapochau, Saipan’s highest point, is an extinct volcano, but, in fact, it’s a limestone formation.
(suyap訳)
サイパン
第2次世界大戦中、太平洋で最も激しい戦闘があったサイパンの戦跡を訪ねてみてください。(アメリカ)合衆国自治領北マリアナ諸島(CNMI)の首都であり、もっとも大きな島でもあるサイパンは、西部太平洋にある15の熱帯の島々、マリアナ列島のひとつです。 2008年の時点で、およそ63,000人がサイパンに住んでいます。
おもしろい事実
Tapochau山(サイパンの最高地点)は死火山だと多くのに信じられていますが、実際には、それは石灰岩でできています。
(追記)
アメリカ在住の
sweetielvさんから、ビッグ・ニュースを教えて頂いた。
なんと、あのバドワイザーを生産しているアメリカの会社Anheuser-Busch(アンハイザー・ブッシュ)が、ベルギーの国際的ビール会社
InBev(インベヴ)に500億ドルで買収されることが決まったという。日本でいうと、キリンやサントリーが外資系ビール会社に買収されるようなもんだろうか。アメリカでもBud愛好者が嘆いているらしい。
Foreign-owned Bud a wound to Americana
InBev to buy Anheuser-Busch for $52B
InBev:インベヴ
落ち目のアメリカの影響が、これからミクロネシアにどう出てくるか
楽しみだしっかり見ていきたい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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