このあいだ買えなかったパンノミ(正確には
パンノキの実と書いたほうが良いのかもしれないけれど)が、やっと3個ほど手に入った。今シーズンに入ってから何度も
パンノミを食べる機会はあったけれど、自分で料理する-という形では、これがわたしにとっての「初物」だ。
パンノミのことをヤップ語ではソウ(
Thow、カタカナにすると語感が出ないなあ)という。手に入ったのは、その中でもとくに美味しい品種とされているマニヨル(
Meenyoer)、写真のように、実の周辺に白い樹液がしみ出てくるようになると収穫時だ。
日中ずっと外で仕事していて夜遅く疲れて帰ってきて、とにかく何か食べなきゃならないし、キッチンでは3個の
パンノミが待っている。
パンノミは、そのままではあまり長く置いておけないし...。とりあえず1個を手にとって、半分に切って皮をむいて芯を抜き(この時点では写真を撮る気力なし)、ネチネチする包丁と手をまず洗って(この時点でも
パンノミをどう料理するか考える気力なし)、まな板の上に置いた実をながめているうち、今夜のレシピは
パンノミ・チップスと決めた。それで、
パンノミの半分を厚さ5ミリくらいにスライスして、フライパンに植物油を3ミリくらい温め、ごく弱火にして
パンノミのスライスを並べる。
フライパンには古新聞の蓋をして(このツール、適当に水分を吸収しながら熱を対流させてくれるんで、フライパンを使った蒸し焼きにはなかなかグーですよ)、水浴びして
(うちにはホット・シャワーがありません)着替えると、並べた
パンノミをひっくり返すにはちょうど良いタイミング。それから今度はパソコンをスタートして、どりあえず午後から溜まっていたメイルのダウンロードと、このブログについた変なTBやコメントのお掃除。そのころには小さな家中に香ばしい匂いがしてきて、は~い、出来上がり(ちょっと焦げちゃったけど)。
パンノミ・チップスは、熱々よりも、かなり冷めてからパリパリとせんべいのようによく噛みしめて食べると美味しいです。
さすがに
パンノミ1個まるごとチップスにするには時間もかかるし量も多すぎる。残りの
パンノミは7~8センチ大のぶつ切りにして、ひたひたの量の水で炊いた(約20分)。ついでに
バナナも放り込んで、ココナツ・ミルクが無かったので、仕上げにオリーブ・オイルをちょろっと垂らしてみたら、なかなかしっとりと仕上がりました。これで今夜のディナーの出来上がり!
えっ、おかずはって?
穀類と違って
パンノミはやはりサカナ系のおかずが欲しくなる主食アイテムだけど、あいにくストックは何もなし、まっ、いいか(笑)。
パンノミ・チップスをおかずに、炊いた
パンノミと
バナナで、じゅうぶんに美味しくいただきました~♪♪
<パンノミの料理例>
ヤップデイ続き-女の仕事①
ローカル・ランチ
<パンノキについて>
やっとパンノミがマーケットに!
そろそろパンノミの収穫期
今年はパンノミが少し増えた
ブレッドフルーツ/ウル
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
よろしかったら
人気ブログランキング地域情報 &
にほんブログ村海外生活ブログにクリックを!
◆◇ヤップの情報はこちらでもどうぞ◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆