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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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やっとパンノミがマーケットに!

仕事場のあるマリーナの向かいにあるスモール・ビジネス・センター(SBC)では、月に2回ぐらいのペースで農産物の市が立つ。だいたい決まったオバチャンやオッチャンが、チョコチョコと家で余ってる物産をSBCの前の地べたに並べて安い値段で売ってくれるから、ローカル・フードの調達には大助かりだ。そして、きょうの市で、

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やっとパンノミが登場しました~!
しかし... どの生産者のバスケットをのぞいても、まだ実が小ぶりだなあ(このバスケットの中の実は直径15センチから20センチくらい)。4月23日の記事:ローカル・ランチでは既にパンノミが使われていたけど、こうしてマーケットに出回るようになるには、かなり収穫できなければならない。量が少ないうちは、みんな自家消費で終わっちゃうからね。希少な農産物にプレミアム値段がつくなんて馬鹿な発想は、幸いまだヤップには無い。

ところで、ひとくちにパンノミといっても、色々な種類がある。まず大きく分けて種子のある系統種子なしの系統があり、ヤップでは99%が後者、すなわち種なしタイプで、この写真のパンノミもそうだ。そして、バスケットの中をよく見てみると、あれれ...実によって形や表皮の様子が違うでしょ。実はパンノキには品種がたくさんあって、それぞれに葉や実の形、実の食感や味までも、かな~り違うのです。

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パンノキパンノキの実(パンノミ)全般をソウ(Thow)というけど、Thowには10以上のタイプがあって、それぞれに名前がついている。すぐ上の写真で左側の表皮がザラザラしてて縦長なのがフォナム(Foonam)と呼ばれるタイプで、実の水分が少なく、料理法によってはパサパサした食感になり甘みもほとんどない。でも実が大きく量があるので、食糧確保にはもってこい、ヤップのThowの主流となっている。

写真右側の表皮がスベスベしてて丸っこいのがマニヨル(Meenyoer)と呼ばれるタイプで、実はもっちりしてて甘みがある。モチロンわたしもヤップの人もマニヨルが大好きだけど、あまり量は多くないみたいで、ほとんど自家消費にまわっている。

わ~い、パンノミ買って行こ!と思って、1コずつ売ってくれるかオバチャンたちに聞いたら、どのオバチャンからもダメ~、バスケごと買ってけ!と言われてしまった。生のパンノミは痛むのが速く、地中に埋めて(最近ではアイス・ボックスで作る人もいるが)発酵食品にするか、すぐ炊いて冷凍するかしないと、すぐに腐ってしまう。まだ仕事の途中だったし、すぐにシェアする人を思いつかなかったので、今回はあきらめて写真だけ撮らせてもらった。


<パンノミの料理例>
ヤップデイ続き-女の仕事①
ローカル・ランチ

<パンノキについて>
そろそろパンノミの収穫期
今年はパンノミが少し増えた
ブレッドフルーツ/ウル



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by suyap | 2008-06-06 23:53 | ヤップの伝統食
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