今週からヤップでもガソリンが1ガロン$5.70になった。日本でも1リットルが170円になったそうだから、だいたい同じような値段だね。輸入食品の値上がりも、じわじわ進んでいる。前回の船便まで90セント前後だったツナ缶も、先週来た便から$1.25になった。ほとんどの輸入物資を月に2便程度の貨物船に頼っている土地柄、物価の変動と船便による入荷はほぼ連動する。
コロニアのある小さな商店の窓に、先週から左上の写真のようなサインが掲げられた。どういうルートか知らないが、ときどきアメリカから送られて来る古着のバーゲン・セールが、あちこちで行われる。この店も年に1回くらいはやってるんじゃないかな。
自慢じゃないけど、実はずいぶん前から、わたしは衣類の半分以上を「古着」に頼っている。それらの中には友人から頂いた「お古」もあれば、このような古着セールで調達したものもある。今回もちょうど膝丈のパンツを補充したいなと思っていたところだったので、初日を待って行ってみた。
テントの下に置かれた3列の長テーブルの上に、ドサッと積まれた古着の山々を、みんなで黙々と掘り進みながら
掘り出し物を探すのは、日本のバーゲン会場と同じかも。ちょっと違うのは、となりで掘っているのがフンドシ姿の離島のオジサンだったり、子連れのフィリピンのオバチャンだったり、優先権に敬意を払って誰かが作業中の山には近づかないという悠長な譲り合いがあったり、まあ、みんな遊び心も持ちながら、それでも良いのを掘り出せたらラッキーって感じだ。L.L.Beansとか、Calvanなんたらとか、Leevisとか、けっこうブランドものもあったのに、あいにく、わたしに合うサイズのパンツは見つからなかったけど。
そこでパンツはあきらめて、弔事や卒業式などスカートじゃなきゃ格好わるい場合に備えて、パンツ・スカートと、フツーのスカートを補充することにした(昔は腰蓑がフォーマルだったから、今でもスカートじゃなくて腰蓑で来る人もいるのは、日本の着物と同じ)。ヤップのフォーマル着は色や素材は問われない。それにどこでも地べたに座れるような色合いが便利だ。それぞれ$2.50で、スカート2点で〆て$5.00ナリ。このお買い物にはかな~り満足!
ついでに夢中になってしまったのが、お子様着。
G嬢には1歳半から3歳になる3人の甥っ子や姪っ子がいて、わたしのこともティタウと呼んでなついてくれている。ティタウとは「オバアチャン」という意味だけど、歳をとるほど敬われる土地柄では、母親より年上の女性への敬称としても使われる。ごく若くしてティタウと呼ばれても気にする女なんかいないし、わたしもこの子らの前では嬉しげにティタウを演じているわけ。それだもんで、きょうもちょこっとティタウ精神を発揮してしまい、3人の顔やサイズを思い浮かべながら掘りあてたのが、この4点。お子様着は1点$1.50で、〆て$6.00ナリ~(笑)。
値段は安くてもメイド・イン・エジプトやインドネシアでも、いちおうどれもデカイ全自動洗濯機と乾燥機に耐えられるアメリカ仕様の衣類なので、生地も縫製もしっかりしている。アメリカの誰かさんが飽きたか捨てたかした衣類が、こうして見知らぬ土地で再び利用されるのって、なんだか楽しいわあ。島暮らしでは、車と衣類は中古がイチバンです!(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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