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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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[ダイビング]イルカを見そびれたガイド

[ダイビング]イルカを見そびれたガイド_a0043520_7252467.jpgきょうのヤップは曇りがちだったけど、日中は風も穏やか、海もまったりと落ち着いていた。こんな日のダイビングは... そう、南のポイント(ダイブ・サイト)に行かないって手はないぜっ!(マンタなんか、いつでも見れるんだから)

というわけで、やって来ましたヤップ・カバーンズ!潮の下げ止まりを待っての遅い出航だったので、早朝のお決まり、カンムリブダイBolbometopon muricatum)の群れの姿はなかったが、かわりにアヤコショウダイPlectorhinchus lineatus)が10匹でお迎えしてくれた。水温28度、透明度30mくらい、潮はビシバシと南に流れている。大きなサカナが通りがかるかな?という期待感と、遠くで聞こえるイルカの声に、もしかしたら...というかすかな希望もあった。

[ダイビング]イルカを見そびれたガイド_a0043520_7261899.jpgでもやっぱりカバーンズ(穴の意味)なのだから、少しは穴に入っておかなきゃゲストに叱られるかも...と思いつつ、まずわたしが先に-12mから-20mに抜ける竪穴に入った。ゆっくり縦に潜行して、ふと見上げると、ついてきてくれるはずのゲストは、まだ-12mの入り口でドロップ・オフの方を見ながら固まっていた。

耳抜き(中耳の圧力の平衡をとる動作)の調子でも悪いのかな...と思いながら迎えに行き、大丈夫?のサインを出すと、やっとOKが返ってきて、再び穴の中に潜行。午後の日差しを受けた穴の出口は、きれいなブルーに抜けて、外ではシャイなオグロメジロザメCarcharhinus amblyrhynchos)が待っていてくれた。

それからやや強い流れに乗って、ドロップオフを南へドリフト、中層でホバリングするマダラトビエイAetobatus narinari)を上から眺めたり、大きな群れでサンゴをかじっているカンムリブダイに出合ったりして、まあまあかな...と思って浮上したら、
初めて、水中でイルカ見ちゃいました~~~!
とゲストはかなり興奮気味。え~~~?どこで~~~?
水の中で、スーさん、スーさ~ん、
イルカ、イルカ、イルカ~~~♪♪
って叫んでたのに、どんどん穴に入ってっちゃうんだもん。
良いんですよ~、ガイドが見れなくてお客さんに見ていただけたんだから、これが反対じゃなくて、ほんとうに良かった......と言ってるわたしの顔は、モチロン引きつっていましたとも!(笑)。

ヤップのリーフの最南端をちょいとかわしたところにあるヤップ・カバーンズでは、ときおり、こんなハプニングも起きる。でも水中でイルカを見る確率なんて、カバーンズに500回潜って1回くらいだけどね。

 



[ダイビング]イルカを見そびれたガイド_a0043520_727167.jpgきょうのもうひとつのサイトは、お決まりのマジック・キングダム。先週の台風2号の通過で、ブイが飛んじゃったので、今回はうんと北のほうからエントリーして、ゆっくりとドリフトしてみた。やっぱりギンガメの根のまわりが一番サカナが多い。遠目のオニカマス、何度も出てきたマダラトビエイ、もちろんホソカマスの群れやギンガメアジの群れ、キャベツ状のリュウキュウキッカサンゴもだいぶん回復してきた。


わたしだって、見たかったな...イルカ(涙)



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by suyap | 2008-05-18 23:19 | ヤップの自然・海
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