きょうのヤップは曇りがちだったけど、日中は風も穏やか、海もまったりと落ち着いていた。こんな日のダイビングは... そう、南のポイント(ダイブ・サイト)に行かないって手はないぜっ!
(マンタなんか、いつでも見れるんだから)。
というわけで、やって来ました
ヤップ・カバーンズ!潮の下げ止まりを待っての遅い出航だったので、早朝のお決まり、
カンムリブダイ(
Bolbometopon muricatum)の群れの姿はなかったが、かわりに
アヤコショウダイ(
Plectorhinchus lineatus)が10匹でお迎えしてくれた。水温28度、透明度30mくらい、潮はビシバシと南に流れている。大きなサカナが通りがかるかな?という期待感と、遠くで聞こえるイルカの声に、もしかしたら...というかすかな希望もあった。
でもやっぱり
カバーンズ(穴の意味)なのだから、少しは穴に入っておかなきゃゲストに叱られるかも...と思いつつ、まずわたしが先に-12mから-20mに抜ける竪穴に入った。ゆっくり縦に潜行して、ふと見上げると、ついてきてくれるはずのゲストは、まだ-12mの入り口でドロップ・オフの方を見ながら固まっていた。
耳抜き(中耳の圧力の平衡をとる動作)の調子でも悪いのかな...と思いながら迎えに行き、大丈夫?のサインを出すと、やっとOKが返ってきて、再び穴の中に潜行。午後の日差しを受けた穴の出口は、きれいなブルーに抜けて、外ではシャイな
オグロメジロザメ(
Carcharhinus amblyrhynchos)が待っていてくれた。
それからやや強い流れに乗って、ドロップオフを南へドリフト、中層でホバリングする
マダラトビエイ(
Aetobatus narinari)を上から眺めたり、大きな群れでサンゴをかじっている
カンムリブダイに出合ったりして、まあまあかな...と思って浮上したら、
初めて、水中でイルカ見ちゃいました~~~!
とゲストはかなり興奮気味。
え~~~?どこで~~~?水の中で、スーさん、スーさ~ん、
イルカ、イルカ、イルカ~~~♪♪
って叫んでたのに、どんどん穴に入ってっちゃうんだもん。
良いんですよ~、ガイドが見れなくてお客さんに見ていただけたんだから、これが反対じゃなくて、ほんとうに良かった......と言ってるわたしの顔は、モチロン引きつっていましたとも!(笑)。
ヤップのリーフの最南端をちょいとかわしたところにある
ヤップ・カバーンズでは、ときおり、こんなハプニングも起きる。でも水中でイルカを見る確率なんて、
カバーンズに500回潜って1回くらいだけどね。
きょうのもうひとつのサイトは、お決まりの
マジック・キングダム。先週の台風2号の通過で、ブイが飛んじゃったので、今回はうんと北のほうからエントリーして、ゆっくりとドリフトしてみた。やっぱりギンガメの根のまわりが一番サカナが多い。遠目の
オニカマス、何度も出てきた
マダラトビエイ、もちろん
ホソカマスの群れや
ギンガメアジの群れ、キャベツ状の
リュウキュウキッカサンゴもだいぶん回復してきた。
わたしだって、見たかったな...
イルカ(涙)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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