小笠原、伊豆諸島方面は、ときならぬ台風接近への備えで大変でしょうが、ヤップはきょうあたりから天気が安定してきたようだ。東には高気圧が張り出しているし...
ところで、ヤップのまわりで熱低や台風が発生するといつもお世話になる
Joint Typhoon Warning Centerの日本地図に出てくる地名が、毎回とってもユニークなのだ。今回も台風の日本接近にともなって、各地のいろんな地名が出てきた。
まず
Tokyoや
Kyotoは必ず登場する常連さん。Tokyoはニホンの首都だからわかるが、次の大都市がOsakaじゃなくてKyotoってのは、やっぱり外国人からニホンを見るとそういう印象なのかなあ...
Joint Typhoon Warning Centerは1995年までグアムにあった米海軍の施設で、現在はハワイのパールハーバーに移転している。その予報で使われる日本地図に登場する地名が、ほぼ自衛隊や在日米軍関係施設のある場所なのは、米海軍の施設だからかなと、わたしは勝手に想像している。今回の地図を見ると、
Sapporoには陸上自衛隊札幌駐屯地、近くに海上自衛隊の余市基地があるし、
Misawaはいわずと知れた在日米軍三沢基地、
Toyamaは陸上自衛隊富山駐屯地、
Kureには海上自衛隊呉基地がある。進路の
Chichi Jimaや
Iwo Toの表記もおもしろい。採用される地図上の地名は台風の進路によって変わるが、
Iwakuniや
Sasebo、
Futenmaもよく登場する名前だ。
おっと話題がタイトルと大幅にずれてしまった。ヤップの水路の中は台風2号(Typhoon 03W Rammasun)が降らせた雨と小潮の影響で、まだひどいニゴニゴ(濁っている)だった。それでも、お天気の回復とともに
マンタも帰ってきて、
ゴフヌー・チャネルでは4匹(4個体)を確認した。
嬉しいことに、最近また深いほうのクリーニング・ステーションにも
マンタが来はじめた。浅いほうのステーションがダイバーで混雑しているので一時避難しているものか、何かの加減で再び深いほうのステーションがお気に召しはじめたのか、
マンタの気持ちはまだわからない。
マンタはたっぷり見たし...ということで、2ダイブめは透明度の良いアウト・リーフに出た。台風発生直前の時化から1週間ぶりである。それに北東側がこんなに凪ぐのも、去年の11月ごろに貿易風シーズンが始まって以来なかったから、
ワニヤン・リーフを潜るのもほんとうに久しぶりだった。
波長の大きな緩やかなうねりがあるものの、海面はフラット、透明度も良く、サカナも嬉しそうにあちこちで泳ぎ回っていた。そして最後には、こんなおまけも!(5mの浅場で”飛んで”いる
マダラトビエイ、遠くから撮ったので写真はボケーッとしてますが-恥)。
いっぽう、北東側では
オニヒトデもまだ健在だった。不思議なことに、生まれたての小さなミドリイシ類には見向きもしないで、現在の彼らの
マイ ブームは、キクメイシ科の
ナガレサンゴ(
Leptoria phrygia)のようだ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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