経済学者の植草一秀さんが東京都迷惑防止条例違反の罪に問われている事件について、このブログではずっと、それが重大な
冤罪であると訴え続けていますが、4月16日、東京高裁での控訴審判決は、実刑4ヶ月という地裁での一審判決を支持したそうです。もちろん植草さんは、「控訴棄却判決は不当」として、すぐに上告しました。
植草さんによるコメントが出ています:
刑事事件控訴審判決に対する記者会見配布コメント 控訴審での本日の判決は不当であり、強い憤りを感じます。公判においては私の無実を証明する目撃者が決定的な証言をしてくれました。これに対して検察側目撃者の証言には重大な誤りが含まれていることが明らかになり、根本的な疑いが多数あることから、その証言はまったく信用することができません。繊維鑑定の結果も私の無実を証明するものになっております。弁護団は控訴審において私の無実を立証したうえで十分な審理を求めましたが、東京高等裁判所はすべての証拠調べ請求を却下し、本日の判決を下しました。
私は事件発生当初から、私の知るすべてのことを供述し、無実の真実を主張し続けてきました。無辜の人間に罪を着せることは許されることではありません。私は直ちに上告し、無実の真相を明らかにするために、闘い抜いて参る覚悟です。
メディア報道においては、第一審での弁護側目撃者の私の無実を証明する決定的な証言、弁護団の完璧な無実の立証、控訴審での弁護団のさらに詳細な無実の立証がまったく報道されておりません。私の裁判、報道に対して、大きな力が加えられていると考えざるをえません。
「無罪推定」を大原則とする刑事裁判が現実には「有罪推定」の原則に立ってしまっている現状、警察捜査の不正、取り調べの可視化など、日本の警察、司法制度の問題点が論議の対象になっているなかで、私の裁判について客観的で公正な視点から、事実を正確に報道していただきたいと強く要望いたします。
私が罪を犯しているなら、正直に事実を認めて罪を償っております。無実の主張を貫くことが困難な状況のなかで、無実の主張を一貫して貫いているのは、人間としての尊厳を重視し、いかなる困難を伴うにせよ、無実の罪を認めることはできないと考えるからです。私はどのような迫害を受けようとも、無実の真相を明らかにするために闘い抜いて参ります。
2008年4月16日
植草一秀
JanJanNewsでは、ひらのゆきこさんがレポートしてます。
http://www.news.janjan.jp/living/0804/0804165053/1.php
これから大変動を迎えるであろう世界経済の中で、日本経済の舵取りをしっかりさせていくためには、植草さんのような経済学者は貴重な存在です。
植草一秀コラム:
日銀総裁人事についての補論(3)
そして、われらが
とらちゃんの力強いお言葉!
植草一秀氏:推定有罪の裁判では「冤罪」を証明するのは至難の業か!であるならば「りそな銀行救済」を徹底批判した植草氏を嵌めたコイズミ&タケナカを徹底的に粉砕すべきであると思う!
では、
りそな関係で消された人々のリスト:
平田 聡:
あさひ監査機関の公認会計士。りそな銀行の監査責任者。木村剛(当時の竹中のブレーン)の圧力に負け、りそなの繰延税金資産を全額否認、同日、りそなの監査業務を辞任。その2日後、自宅マンションから投身自殺。
鈴木 啓一:
朝日新聞で敏腕記者として知られた人物。次期天声人語執筆者と目されていた。りそな問題後、りそなの政治献金が10倍になっていることを記事にし、東京湾で死体となって見つかる。
植草 一秀:
りそな銀行と自民党議員のインサイダー疑惑を追求。エスカレータにて手鏡でスカートを覗こうとして痴漢逮捕される。今回も痴漢で逮捕されて実刑の判決。最高裁に上告中。
太田 光紀:
国税調査官。りそなの脱税問題を調査中に、JR横浜駅東口の上りエスカレーターにて「手鏡」で女子高生のスカートの中を覗いたとして痴漢逮捕される。
(
晴天とら日記より引用させていただきました)
神州の泉さんの記事も明快です!
植草事件の視点を国策捜査にシフトする段階だ植草事件の本質とは権力中枢による弾圧なのである。今の日本はネオリベ的発想による翼賛体制に移行しつつある。これが戦前の翼賛体制よりも悪質なのは、この趨勢が米系国際金融資本の圧力で行われているという厳然たる事実だ。同じ翼賛でも自生的と他生的な差異があり、他生的な統制社会の方がはるかにたちがよくない。植草さんが、たとえば自民党清和研究会のような買弁勢力に狙われたのではないかという視点も重要である。
~~中略~~
植草さんを魂レベルで救出する方法は、彼が国策のターゲットになったという道理を、法廷外から強く言い続けることしかないと思う。しかも、植草さんの国策捜査を考えることは、日本にとって正しい政策とは何かを国民が真剣に考えることでもあるのだ。
植草さんは今後もしっかり戦っていかれるお覚悟のようです。
コイズミ・タケナカに消されたり、どん底に陥れられた人々の怨念とともに、わたしもささやかなエールを送りたいと思います。
植草事件は、国策捜査です!
(植草さん関連-過去記事)
じょうだんじゃないっ☆日本は司法も死んだ☆植草さんは無実です
植草さんのえん罪起訴&「教科書検定意見」について
新刊「植草事件の真実」-出版される
再び植草さんのこと
再々、植草さんのこと
植草一秀さんは冤罪で不当に勾留されている
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
よろしかったら
ブログランキングへクリックもお願いします。
◆◇◆ヤップの情報はこちらでもどうぞ◆◇◆
http://www.naturesway.fm/index2.html
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆