左の写真はヤップ国際空港の到着ゲート。手前のテーブルが税関で、その向こうの赤い矢印のところに、もうひとつ鉄格子がある。ヤップに到着するとタラップを使って飛行機から降り、地上を歩いてそこに至って入国審査を受けてから、「檻」の中に入る(笑)。そして檻の中で預け荷物がトラックで運ばれてくるのを待ち(ターンテーブルなんてない)、荷物を受け取った人から税関のテーブルへと進む。出迎えの人たちは、その一連のプロセスを税関の外からぜんぶ眺められるっていうわけだ。
3月27日から、それまでマニュアル作業だったヤップの入国審査がついにオンライン化された。パスポートのバーコードをスィーっとやって読み取る機械が導入されたわけだ。右の写真は上の矢印の先を拡大したものだけど、モニターが見えるでしょ。
機械で読み取れるパスポートでないとアメリカに入れなくなって、まだ有効期限が残っているのにパスポートを作り変えるはめになったのが3年前(グアムという米領を通過しなければヤップに入れないからね)、ミクロネシア連邦のパスポートも順次マシン・リーダブルになっている。スィーとやられたあと、あのモニターにはどのような個人情報が写っているのだろうか。こうして世界中の人の動きを監視されるってのは、考えてみたら怖いことではないか。
今回はパスポートのオンライン・チェックだけで、ミクロネシア連邦では、まだ外国人に対する虹彩写真と指紋の採取は始まっていない。
左の写真は搭乗ゲート。こちらも去年まで鉄格子だったのだけど、いまやガラス張りでおしゃれなつくりになった。中の搭乗待合室も以前の3倍くらいの広さになっている。ところで矢印の先に、今までなかった窓口が...
こんな感じ→で同じく27日のフライトから開設された。搭乗チェックインを終えて搭乗券をもらうと、まずここでパスポート・チェックを受けてから搭乗ゲートに進むのだそうだ。
窓の中では、2人の若い入国審査官が、ポンペイから来た入国管理局のエライさんの指導の下で、パスポートをスィーっとする作業を緊張しながらやっていた。ローカルでもこの変化を知らない人が多く、みんなギリギリの時間に搭乗ゲートにやってくるので、グアム行きの搭乗手続きはけっこう混雑していたが、それが終わったあとはまたたく間に人影が見えなくなった28日午前3時すぎ。同じフライトでパラオからヤップに到着したのは、あるヤップ人夫婦1組だけだった。
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