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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

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2008年のヤップデイ-1日目

きょう3月1日と2日はヤップデイだ。ヤップの伝統文化を年に1回くらいは思い出しましょと、40年近く前に始まった祭りである。今年の会場は去年と同じマキ村なので、ガギル地区マアプ地区ルムング地区ファニフ地区の一部が出し物を担当している。まあこのへんのアイランド・ポリティクスは島外の人には関係ないのだけど(笑)。

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去年はG嬢ファミリーが4つも踊りに出ていたし、他のスタッフ家族や知り合いも踊っていたりしたので、わたしも熱心にビデオ・カメラをまわして記録を取ったのだけど、今年はマキ村のG嬢ファミリーは踊りに出たくなくて、しばらく村から逃亡(このへんもアイランド・ポリティクスです)、カメラをまわすにもなんとなく精が出なくて...(笑)。それでもランチ係のピナチョメのファミリーなどルムング女性陣が踊るので、全部じゃないけどビデオも撮った。ビデオはデジタル化する作業があるので、踊りのまとめはまた別稿で報告します。

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ヤップデイでは、ヤップの生活の中で現在も行われている技術や、すでに廃れてしまった技術を、競ったり紹介したりするメニューがある。左は今も現役の竹筏を組む作業。各小学校から2人ずつ選抜された男子が、ひとつの筏を組み上げる時間を競っている。右上は去年も紹介したヤシ油づくり。コプラ(ココヤシの成熟した果肉)を削ったものを鍋に絞っているところ。毎日わたしも身体に塗っているけど、ヤシ油はヤップの生活にはかかせない。これもいまだに現役の作業だ。




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ヤップ州農業課のブースでは、農作物の品評もかねて展示販売している。左は続々と集まってくる作物。右はヤップで産する主だったバナナのチャート。写真とヤップ語名で色々なバナナが紹介してあるので、バナナの品種を見分けられなくなった若い世代やわたしのような者にはありがたい展示だ。

さて農業課のブースに並んだ作物を見てみると...

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上の写真は畑作のタロ芋の2種で、左がライという芋で、味も食感もニホンのサトイモに近い。親芋を食べることはあまりなく、主に小芋を食べるのもサトイモと同じ。右はマルという芋で、1年で収穫できる親芋を食べるタイプだ。

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こちらはヤップ語でガルバスと呼ばれるカボチャの仲間。丸いのやひょうたん型や、形はいろいろある。ガルバスという名前は、どうやらスペイン語かドイツ語からきたらしい。19世紀末に彼の国の宣教師によって、作物として紹介されたのかもしれない。水分が多いけど、ほんのり甘みがあって柔らかく、スープにしたりココナッツ・ミルクと煮ると美味しい。

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上の写真はちょっと暗いけどドォグというヤムイモの仲間。ドォグにもいろいろな品種があるようで、細長いタイプの左にたいして、右のは手を広げたような形になる。ドォグは山芋のように生でトロロにして食べることはできない。そのまま煮て主食として食べる。

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左上はヤップ産のオレンジでグルグルという。酸味はほとんどなく甘い。その右はおなじみギンガン。ヤップ料理では、サシミにもスープにもジュースにも、このギンガンが大活躍だ。これらの柑橘類は11月から今頃までが最盛期。

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上の2つは再びヤムイモの仲間でダールという品種。おもしろいことにダールには他の場所(おそらく、その品種を持ってきた人の出身地)の名前がついているものが多い。左はサパン(ヤップ語でニホンのこと)、右はナンボー(南洋貿易会社、今のNBKのこと)、ここにはないけどモロス(パプアニューギニアの地名らしい)というものもある。ダールには生で食べることができるのもある。

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上の写真左のバスケットの中身はビンロウヤシの実(ビンロウジ)。食品ではないけれど、ヤップで唯一最大の換金作物で、近隣の島に輸出もしている。右は...キュウリのお化け?(笑)。柔らかく煮て冷やして食べると美味しいウリの仲間だ。

a0043520_7544414.jpg最後はニホンでもおなじみのダイコン。作者は誰かと聞いてみると、なんとガギル小学校の学校園だった。

ヤップ人からダイコンの食べ方をよく聞かれるので、島ではあまり普及している野菜ではない。それを小学校で作っているとは、ちょっと驚いた。南で育つダイコンはとびきり辛味が増すので、わたしの大好きなダイコンおろしも少量ですむ(笑)。

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by suyap | 2008-03-01 07:39 | ヤップの伝統文化
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