岩国にはジュゴンもクジラもいないけど、素晴らしいニンゲンがいる！

また貿易風がびゅーびゅー吹きはじめた。昨夕の地震のあと、今朝まで何回か小さな揺れがあったが、今は納まっている。スタッフのチョメに、きのうの震源はシピンみたいだよ。ヤップもいつか沈むかもねと言うと、マジで絶句していた。トトロの世界で育った彼には、シピンの沈没はわたし以上に身近なのかもしれない。

ヤップの沈没も気になるけれど、わたしにはニホンの沈没のほうがより身近で心配だ。列島が海の中に沈まなくても、そこに暮らす人々が気持ち的にも経済的にも沈み込んでしまい、誰かのロボットのようになって生きていかざるを得ないのを外から見ているのはつらい。まわりから最近のニホン人はどうなってんだ？と聞かれると、よけいにつらくなる（ヤップ人からもそう言われることがあるのです－ホント）。

投票日を明日に控えた岩国出直し市長選挙で、ウソこき橋下に応援されるようなウソこき候補が勝ってしまうようなことがあると、ますます心配は強くなる。どんどん変化している世界情勢にニホン人だけ目をつむって、嘘とわかっていながら権力にまかれるほうを選ぶような風潮は、ほんとうにうんざりだ。イルカやクジラやジュゴンや、はたまたイヌやネコなんかが絡んだら、もっと多くのブログが取り上げられるんだろうけど、ニンゲンだけが表に立って頑張っている岩国では、多数の支持が得られずアクセス数につながらないということか？そういうのをポピュリズムっていうんでは...（爆）







どんなにつたなくても、自分の頭で考えたことや感じていることを、誰に気兼ねすることもなく言えたり書いたりする－そして読み手は、書き手の主張にすべて賛成できなくても、できるけその真意を汲みながら自分の糧となるものだけを吸収し、さらに自分なりの主張を自分なりの表現でする。わたし的には、書き手が読み手の顔色を伺うようになっては、ブログをやってる意味はないと思うんだけど...

まあ、それはともかく、岩国は大変な状況のようです：

長周新聞「まるで米軍の心理作戦戦争
岩国市長選の異様な正体　東京司令部の国政選挙」　
http://www.h5.dion.ne.jp/~chosyu/
marudebeigunnosinrisakusensensou.htm

岩国市長選も、第１の特徴は、なにが市民にとって問題なのか、夕張になるとかならないとか、ありとあらゆる誹謗中傷合戦にして、争点がなにかわけがわからないものにすることとしてあらわれている。
　第２に、人をだます偽装作戦である。自民党本部が全力をあげてとりくんでいる候補が、自民党ではなく無党派で、現職に挑むかのような偽装である。さらに候補自体は、人前でほとんど演説をすることはないが、得体の知れない二人組宣伝隊などが大規模に組織され、口コミ宣伝、情報収集活動が組織されている。
　したがって第３に、選挙全体を上から操作する大きな力が作用していることである。東京の自民党本部が全力をあげているのは明らかである。「日共」集団や社民党なども東京が動いている。それは井原陣営にも作用しており、井原氏自身がフラフラする背後関係をなしているし、井原応援団の革新的勢力のなかにも、市民対立を煽って、自民陣営を有利にする配置がある。
　ここでいわれているのは、広告代理会社や世論調査会社などのプロ集団の関与である。そこには民間会社の隠れ蓑でＣＩＡ要員などがいることが知られている。これはアメリカが、米軍の心理作戦部隊やＣＩＡなどを使って、戦後の日本でも、世界中でも支配維持、政権転覆などでやってきた心理戦争の特徴をあらわしている。岩国の市長選は、米軍再編をめぐる全国のゆくえを決める選挙であること、したがって米軍の世論操作勢力が関与して、選挙をコントロールしようとしていることは当然に予想されることである。
　　　　　～～中略～～
　岩国市長選はまさに、明治維新のおり、徳川幕府が派遣した長州征伐軍を打ち負かした芸州口のたたかいと似た様相となっている。当時の四境戦争では、百姓、町民が主力になって組織された数千の長州軍が、数十万の幕府軍を打ち負かし、ついには３００年つづいて強大な権力を持っていた徳川幕府を打ち倒した。
（下線と色字は引用者による）

そうそう、近代ニホンの歴史はあのあたりからうごめいたのだった...
それなら、なごなぐさんのところで知ったこんな動きも、聡明な岩国市民はしっかり把握しておられることでしょう：

しんぶん赤旗「住民追い出し 米軍住宅を建設　艦載機移転 推進派の思惑　背後に１兆円規模の利権」
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2008-02-08/2008020804_03_0.html

私案とは、福田氏が現職の衆院議員だった二〇〇六年九月十二日に記者会見で発表した「岩国基地再編に関する地域振興策」のことです。

　振興策の“目玉”は、基地に隣接する住民を「集団移転」させ、跡地に、空母艦載機部隊の米軍住宅（家族用四百七十二戸、単身者用千六百四十戸）を建設する構想。集団移転させるのはＪＲ岩国駅に隣接する市街地ながら米海兵隊岩国基地に近く、爆音被害に苦しむ同市車町三丁目一帯です。
ビラでは触れず

　住民の移転先は、同基地から西へ約一キロにある愛宕山。
　　　　～～中略～～
建設業界に詳しい保守系の元有力議員はこう証言します。

　「滑走路沖合移転や艦載機移転の施設整備、民間空港再開事業、集団移転や米軍住宅建設となれば数千億円から一兆円規模の利権が生まれる。防衛庁長官経験者や防衛利権に強い自民党幹部の名も出ている」

　また、岩国市商工会議所会頭の経験をもつ会社社長は「米軍や政府と現実的な対応ができる福田氏なら（米軍再編がらみの）再開発や基盤整備ができる」と言います。

当選から2週間もたたないうちに公約を「凍結」した橋下大阪府知事に応援されている候補者なぞを、どうして信じられましょうか？

岩国市民の選択に、岩国と日本の将来がかかっています。


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柏崎刈羽原発の運転再開は危険です！

もし、世界貿易センターに激突したのは民間航空機ではなかったら？世界貿易センターが爆破解体されていたら？ペンタゴンにボーイング757型機は激突していなかったら？93便が撃ち落とされていたら？

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