ココヤシの実(ココナッツ)の味には、いろんなバリエーションがあることをご存知だろうか?
ちょっと前までのヤップには、来客があるとまずココナッツを出す-ニホンでお茶を出すようなもの-という習慣があった。年配者の言いつけで若者がひょいっと木に登るという姿が消えつつある現在ではあまり行われていないが、それでもフォーマルな会合や接待には必ず用意される。そうして提供されるココナッツ(ヤップ語では
ウチュブ)を、
これはね、どこそこのだから美味しいでしょと、主(あるじ)が嬉しそうに遠来のゲストに話すこともある。
ヤップの人はみんな大地主だから、自分の土地にココヤシの木もたくさん持っているのだけど、その木のうちで、どれが美味しくて、どれがまあまあの味か、ちゃんとわきまえているようだ。一般的に言うと、
海岸のココヤシよりも山の上のココヤシのほうが断然おいしい!のだそうだ。
またココナッツの味は実の成長段階によっても全く違う。←の写真の右端から左にかけて、若い実からだんだん色づいて成長した実になっているのだけど、若い緑のうちは甘みが少なく水代わりに飲める感じで、成長にしたがって甘みが増しやや炭酸味も加わってくる。ジュースを飲んだあとの果肉は、若い実はスプーンですくえるくらい薄く、プルプルのイカ刺しのような味で、成長にしたがって果肉は固く分厚くなっていく。自分で木に登ってとってくるときは、そのときの好みで実(味)を選べば良いわけだ。
日本統治時代に、コロニアの農業試験場で働いていたというあるヤップ人のおじいちゃんは、毎朝ココナッツ1個だけを持って夜明け前に家を出て、2時間半歩いて仕事場に行き、1日をその1個のココナッツだけで過ごして、また同じ道を歩いてとっぷり日が暮れて家に帰り着く-という生活をしていたそうだ。のどが渇いたらまずジュースを飲み、それから実を割って中の果肉を食べる。写真はわたしの食べ残しだけど、これくらい分厚いと1度にひとりでは食べきれない。ココヤシは、南洋の究極の栄養食&非常食でもある。
左の写真は、スタッフのチョメとタマがヤップの一番高い山
タビュールの近くまで行って取ってきてくれた
山のウチュブ(ココナッツ)。やはり、ひと味もふた味も違う。「ヤップで一番おいしいココナッツを用意して、空港に迎えに行く」というのが、しばらくフィリピンに行っていたわたしの友人との約束だった。そして、彼女はきょうの早朝4時、やっと帰ってきた。
最後まで読んでくれてありがとう!
よろしかったら
ブログランキングへポチッお願いしま~す。
◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html
柏崎刈羽原発の運転再開は危険です!
沖縄はもうだまされない
http://www.ryukyu.ne.jp/~maxi/
やんばる東村 高江の現状
http://takae.ti-da.net/
「やんばる」の森にヘリパッドはいらない
http://www.wwf.or.jp/activity/wildlife/
news/2007/20071003.htm
ジュゴンの海を海洋保護区に!
http://www.greenpeace.or.jp/campaign/
oceans/dugong/index_html
辺野古から緊急情報
http://henoko.jp/info/
基地建設阻止
http://henoko.jp/fromhenoko/
ちゅら海を守れ!
http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/
「への子とたか江アワー」(インターネット放送局)
http://www.stickam.jp/profile/
henokoandtakaehour
(バナーは「雑談日記」SOBAさんからお借りしてます)
もし、世界貿易センターに激突したのは民間航空機ではなかったら?世界貿易センターが爆破解体されていたら?ペンタゴンにボーイング757型機は激突していなかったら?93便が撃ち落とされていたら?
『911の嘘をくずせ ルース・チェンジ・セカンド・エディション』
日本語版 by Google Video:
http://video.google.com/videoplay?docid=
4377032998245988095&q=Loose+Change+2nd+Edition
ダウンロード版:
http://store.globalpeace.jp/index.php?main_page=
product_info&products_id=85