ヤップの海の中のことは
ちっとばかしわかってきてるつもりだけど、陸の、それも森の奥のことは、やっぱり小さいころからその辺を駆けずりまわって遊んでたガキ大将のなれの果てにはかなわない。そんな元ガキのお兄さんと、森の小道を歩いた。いや~、オモシロかった!それに遠目の良いこと!(近くは30代にしてすでに老眼はじまってるけどね)
で、彼が見つけたのが、これ(右上の写真)。
ヤップの固有種
ギギイ(Yap Monarch,
Monarcha godeffroyi)の巣だ。小さな枯れ枝をクモの巣の糸で貼りあわせてあり、大きさは直径10センチくらい。
こっちはメスの成鳥。
ギギイは、かならずオスとメス1匹ずつのペアで巣作りをして、メスは1度に1個だけ卵を産む。それから卵を孵化させるのも、孵化後の子育ても、オスとメスが交替でやる。こんなに小さは巣なので、オスとメスが一緒に居ることはなく、若鳥が巣立つまで、交互にせっせと餌を運んできてやる。
今回みつけた巣は若鳥が巣立ったあとで、もぬけの殻だったけれど、また繁殖期をむかえると、(たぶん)同じ番が帰ってきて子育てをすると思う。
海の中もそうだが、ひとところにじっと留まってボケーッとしていると、意外に豊かな観察ができたりするものだ。きょうの収穫は、
ギギイの巣のほかに、
アッタラウェイ(Rufous Fantail,
Rhipidura rufifrons)、
アランギスギス(ヤップ固有種のメジロの仲間、
Zosterops hypolais)、そして
ガップルー(ムクドリの仲間、
Aplonis opaca)に
ウンメル(ハチドリの仲間、
Myzomela cardinalis)。これらの鳥は別に森の奥まで行かなくても見れるのだけど、日常生活してると、じっとしておくってのが海の中以上に難しい… 残念ながら、「巣」以外の写真はわたしのお手軽デジカメでは無理でした。
(注)文中、緑色でかかれた固有名はヤップ語名です。
ギギイの記事はこちらにも:
Giigiy(ギギイ)はヤップの固有種です
http://suyap.exblog.jp/5571684/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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