麺類が大好きなわたしは、ちょっとでも変わった麺製品が入ってくるとすぐ買って試したくなる。生麺などはヤップに入ってこないから、すべて乾麺である。主な産地は、日本、中国、韓国、そしてインスタント・ラーメンなどは(日本の商品であっても)マレーシアやインドネシアなど東南アジア諸国。
先日、「讃岐」とでっかく袋書きされた麺を見つけた。熟成うどん、釜揚げうどん、そうめんの3種類がある。れっきとしたメイド・イン・ジャパン(香川県高松市)、1袋400gで$1.35、本場モンでこの値段なら悪くないでしょ?(笑)。
で、試してみたら、お味もいけました!
特に釜揚げうどんと熟成うどんは、現在ヤップで売られている「うどん」の中ではトップクラスに入れても良いと思った。もちろん、この値段では小麦粉は無農薬有機国産品ではないだろうけどね。
それから凝り性のわたしは、釜揚げと熟成の違いはどこに?と食べ比べ、それぞれの成分分析表から、釜揚げのほうは、たんぱく質は多めで脂質はかなり低めという違いを発見、これは原料小麦の品種のせいだろうか?またゆで汁ごと供するためか、釜揚げは塩分もちょっと控え目だなあ、ふ~ん...。 ヤップだし猫舌なので(笑)、うどんを釜揚げで食べることはないけれど、柔らかいわりにはコシのある食感が気に入ったので、これからは冷やしでも温麺でも焼麺でも釜揚げ用を使おうと思った。ちなみに、同社製のそうめんは、ちょっと麺が太いのとコシに欠けるので、わたし的そうめんランキングでは上位を獲得できなかったデス。
次はサッポロ。10年くらい前まで、ヤップで売られているインスタント・ラーメンは「サッポロ一番」ばかり(それも米国製or東南アジア製)だったので、いまだに「サッポロ」といえばインスタント・ラーメンの代名詞として通じる。そして、そのロゴとパッケージの色あい(しょうゆ味は赤系、シュリンプ味はピンク系、みそ味はオレンジ系、塩味は白地にブルー)は、日本語が読めなくてもどのフレーバーかわかるくらいまで浸透している。それで、このサッポロ...
最初に見たときは「サッポロ一番」の塩味かと思ったが、どことなく違うような... それにタンメン? あれっ、サッポロ一番の新製品?
いくら麺好きでも、通常インスタント・ラーメンの新顔までわざわざ買って試食はしないのだけれど、ちょっと興味をそそられてパッケージを手にとって裏書を読んでみると...
え~?
う~ん、きわどいロゴですね>茨城県水戸市の麺のスナオシさん!
(日本語の読めない人は、ぜったいサッポロ一番の「塩味」だと思うよ)
パッケージはすべて日本語だし明らかに日本製なので、まさか輸出専門に生産されているとは思えないけれど、これが日本国内でも売られているかどうか、ちょっと興味ありデス。
(追記)
読者のおひとりから、スナオシは「
関東地方で戦後しばらく大量に栽培された小麦を引き受けた製粉会社のひとつだった」と教えていただいた。その後、小麦の産出量は激減し、スナオシは生き残りをかけて製麺業に転換...?ためしにググッたら、HPまでありました。
(麺のスナオシ)
http://www.men-sunaoshi.com/
(会社案内)
http://www.men-sunaoshi.com/info/com.html
(本格派カップ麺)
http://www.men-sunaoshi.com/shop/cupmen.html
いろんなブログや2チャンのトピックまでできているみたいだから、わたしと同じように感じた人も多いのだろうなと、「カップ麺」のパッケージ・デザインを見ながらうなってしまった。
日本の
農業切捨て行政>
主食穀類生産の減少>
製粉業の不振>
製麺業へ転換>宣伝力や流通では大手に勝ち目はないとみて、チープ(失礼!)なデザインと安売りで生き残りにかける中小規模食品製造会社...
そんな構図が見えてくると、最初にもった「
麺のスナオシ」への印象がずいぶん変わってきた。でも、願わくば、インスタント麺じゃなく、
乾麺 うどん そば
http://www.men-sunaoshi.com/shop/kanmen.html
のほうで、もっと伸びていってもらいたい。それには消費者も変わらないといといけないのだけどね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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