Free Burma!
ビルマに自由を!
About "Free Burma!"
International bloggers are preparing an action to support the peaceful revolution in Burma. We want to set a sign for freedom and show our sympathy for these people who are fighting their cruel regime without weapons. These Bloggers are planning to refrain from posting to their blogs on October 4 and just put up one Banner then, underlined with the words „Free Burma!“.
ビルマに自由を!について
世界中のブロガーたちはビルマの平和な革命をサポートする行動を起こそうとしています。残酷な政権を相手に武器をもたずに戦っている人々に、わたしたちは共感と自由への連帯を示したいのです。10月4日のブログには他の書き込みをやめ、ただひとつのバナーと、ビルマに自由を!のひと言だけ載せることにします。
しかし...
アウンサン・スー・チー女史の率いるNLD(National League for Democracy)主導の「民主政権」になることが、必ずしもビルマの人々に明るい将来を約束するわけではないことも念頭に置いておく必要があります:
Myanmar [Burma]: The West Wants a Bourgeois Capitalist Regime
For imperialism "democracy" means the untrammelled rule of capital.
Any hint at genuine mass, workers' participation in the political affairs of a country is seen as "dictatorial". We see this in the way they define the Venezuelan government.
Therefore, while we support the aspirations of the courageous Burmese masses in their protest and in their attempt to bring down this brutal military regime, we also maintain a sense of proportion and do not close our eyes to the manoeuvres of imperialism.
And although the dominant idea in people's minds is that the opposition is working for democracy and the downfall of dictatorship, we know that there is more to it than that.
ミャンマー(ビルマ): 西欧はブルジョア資本主義的な政権を望んでいる
帝国主義にとって、「民主主義」とは無制限な資本利用を意味する。
純粋な群集あるいは労働者の国政への参加は、「独裁制」とみなされる。彼ら(西欧帝国主義者)がベネズエラの政府を定義するやり方に、これを見ることができる。
したがって、残忍な軍事政権に抗議しそれを終わらせようと試みる勇敢なビルマ大衆の切望を支持する場合にも、わたしたちは帝国主義の操縦に目をつむることのないよう、平衡感覚を維持しておかなければならない。
そして、ほとんどの人々が、(軍事政権への)反対行動は独裁制を失脚させ民主主義を実現するためと思いこんでいるなかで、わたしたちは、そこには「それ以上」があることを知っているのだ。
かりにNLDが政権についたとしても、そこに待ち受けているのは新自由主義への嵐、ビルマの貴重な資源と安い労働力が、国際市場に無防備に投げ出される危険が待ち受けている...
長いあいだ軍事世間に抑圧されてきたビルマの民衆にとって、「自由」「民主主義」という言葉は憧れであり、それを体現するのがアメリカなど西欧社会だと信じて疑わない人も多いのですが、軍事政権から脱したのちどう国の舵取りをしていくか、課題は多そうです。
ビルマを含むアジアに平和で自由な社会を築くためには何が必要か、欧米日の偏向プロパガンダに乗せられることなく、しっかり目をあけて考えて行動していきたいと思います。
気になる記事を追記:
☆
「ビルマ」か 「ミャンマー」か
http://www.uzo.net/notice/quo/b_m.htm
※たんに呼称の由来や選択だけでなく、地域の歴史や風土まで網羅された膨大な記録です。たいへん参考になりました。
☆
CIAに支援されたミャンマーの反政府運動(仏『ヴォルテール・ネット』より)
http://wayakucha.exblog.jp/6271452/
☆
Niphoneseさんから紹介いただいた
日本貿易振興機構(ジェトロ)アジア経済研究所のサイトから:
http://www.ide.go.jp/Japanese/Research/Asia/Radar/myanmar.htmlミャンマー政府は25年ぶりに北朝鮮と国交回復したこと、極度の外貨不足のなかで天然ガス田が発見され、中国、インド、韓国の援助で開発されており、とくに資源獲得の面から中国とインドの関心が高いこと-などがわかるが、こういった情報も目を引いた:
久しぶりの反政府デモの発生
地域研究センター 岡本郁子
2007年2月22日、前首都ヤンゴンで反政府デモが発生した。ミャンマー開発委員会を名乗る25名ほどがヤンゴン市内をデモ行進したのである。こうしたヤンゴン市内のデモはほぼ10年ぶりのことである。
~中略~
今回のデモは、国民民主連盟(NLD)などのいわゆる民主化運動グループが組織したものではない。過去軍政下で起きたデモでは、軍政自体に対する批判、民主化要求、NLDのスーチー書記長問題など政治問題が前面に出されてきた。対して今回のデモはこれらには一切触れず、一般国民の経済的・社会的困窮の改善(具体的には物価の安定、24時間の電力供給、教育の向上など)を求めるものだった。デモの組織者が政治的要求を第一に掲げなかったのは、軍政の厳しい統制が続く現状では、経済の窮状を訴えたほうが一般国民の共感を得て具体的行動につながりやすいと判断したためであろう。(太線suyap)
この部分は前掲の
CIAに支援されたミャンマーの反政府運動(仏『ヴォルテール・ネット』より)と同期する:
2年前から、《ジェネレーション88》(訳注:88年の学生の蜂起から、反体制運動はこう呼ばれている)の名の下で民主化のための反政府運動が続いている。この運動の主要人物の勇気と決断力は称賛ものだ。だがこの《ジェネレーション88》がアメリカの非合法活動の隠れみのになっていることをなぜ見ようとしないのか。このグループは、2年間に250万ドル以上の資金をNED(訳注:ティエリ・メイサンの過去の記事によれば、CIAの活動を支援する基金)から受け取っている。すなわち、投資家ジョージ・ソロスやノルウェー政府とは別に、米国国務省からである。
このメンバーは、数々の血なまぐさいテロ行為に関わってきたが、ミャンマー政府の評判があまりにも悪いので国際的に問題とされなかった。彼らは誰のために働いているのか。軍事政権が言うように《ジェネレーション88》の指導者の命令なのか。それとも別の挑発者がいるのか。この場合、連中は運動に対する不信感を広げて軍事政権を利するためなのか、あるいは体制を混乱に巻き込んで米国を利するためなのか?CIAの財政援助を受けた一連のテロがミロセヴィッチ政権の強圧を呼び、戦争に至ったコソボを思い出させるものがある。
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