きょう、1年に1日欠けて安倍政権がAbEnd(異常終了)した。
思い返せば1年ちょっと前、
カナダde日本語の美爾依さん提唱のトラックバック・ピープル
安倍晋三(AbEnd)に参加して以来、いろいろ刺激を受けつつ学ばせていただいた。ともかくAbeはEndしたので、これからは早急に「自(民党)」にもEndしていただくよう、本日を期してこのブログにも
自民党(自End)のリンクとともに、
郵政民営化凍結、
野党共闘も追加した。
ところで、ほぼ2週間にわたってロクにブログを読んだり書いたりする時間や環境になかったのは、日本で行われた観光関係のある展示会の手伝いに行ったり、引き続きマニラの病院に入院しているヤップの親友を見舞ったりして、9日間も旅ガラス生活を続けていたからだ。ほんとうは旅先でもブログを書こうと思っていたのだけれど、いやはや、限られた時間にモノを考えたり書いたりするような才能にはまったく恵まれていないことを、今回は思い知らされた。
旅の後半に行ったマニラは、丸12年ぶりだった。もうこの地に来ることは2度とあるまい(来たくない)と思っていたのだけれど...
多くの日本人にとってフィリピンは「観光地」だろうけど、ミクロネシア人にとっては重い病気になって送られる場所であり、ビジネス(買出し)の場所であり、労働力募集の場所である。わたしにとっても、過去5回のうち日本からダイビング目的で行った初回を除いて、残り4回は病人の付き添い(または見舞い)が目的だった。
ヤップで病気になると、こちらの病院で出来ることは非常に限られる。こういう場所で生きることを選ぶということは、いざというときには、今どきの日本では考えられないような状況で最悪の事態を迎えることもあり得る-ということを引き受けることでもある。それはもちろんツーリストにも当てはまるわけだから、交通のアクセスならびに医療設備と内容が限定された場所に旅する場合には、それなりの覚悟をしておくことが大切だ。
友人の場合も、急に体調が悪くなってヤップ州立病院に1ヶ月近く入院しても原因がわからず、自費でパラオの病院に行ってやっと診断がついた。しかしパラオではどっちみち治療はできないし国が違うので保険で他の病院に紹介できないからとヤップに戻り、ヤップの病院からメディカル・リファーラル(medical referral-医療機関紹介)を受けてマニラの病院に送られた。おそらく日本の医療機関だと数日で診断がつき対応できていたことだろう。時間の経過が予後に影響する場合は、深刻である。
幸い、友人は元気にしていた。
(オットは)めそめそするばかりで役に立たないから(ヤップに)追い返したのよ。
とケラケラ笑う彼女を見て、
あっ大丈夫だ!この人は病気ではあるが病人にはなっていない。
と安心した。
ただひとつの困っているのは、食事がなんでもかんでも砂糖を使っていて甘過ぎることよ。しょうゆ味がないのよ、この国には!
とのことだったので、しょうゆを探して病院のまわりを歩き回ったけれど、セブンイレブンにさえ置いてない。仕方ないのでジプニー(フィリピンの乗り合いバス)に乗って20分もかかる大きなショッピングセンターに行ったら、ありました、
YAMASAに
KIKKOMAN、しかも値段はヤップの相場の4割増し!友人には、
病院に「味付けなし」の食事を頼んで、自分で味付けして食べたほうが良いよ-と言っておいた。どんなに良い治療を受けても、砂糖漬けの食事では効果は上がらない。
フィリピンの病院は設備が整い医療関係者もそろっている上に、アメリカや日本に比べて医療費が格段に安い。それだからミクロネシアの各病院と契約を結んで患者を受け入れている。お互いのお国の事情や民族や文化の違いを考えると、メンタルなケアが心配な面もあったが、今回友人が入院しているのは、日本でいうと中規模の個人病院といったところで、チャペルもカソリックなので、カソリックが主流のヤップ人の受けが良い(注:フィリピンの病院には必ず礼拝堂がある)。12年前に付き添っていた病院は、日本で言うと慶応大学病院のような大病院で、宗教もプロテスタント福音派、教授回診に白服ゾロゾロ、まるで映画「白い巨塔」の世界だった。患者にとってもわたしにとっても、あの病院にはつらい思い出しかない。
わたしはフィリピンでは(安全と快適な人付き合いのために)努めて日本人であることを隠す-というか、まず日本人と見てもらえないので安心なのだけど(笑)。そうすると、たいていタガログ語で話しかけられ、反応がないと相手は急に見下した感じの英語に切り替わる。これは何を意味するかというと、
タガログ語も話せない教育の低い田舎モンとみなされているのだ。そこで少し英語を話していると、相手も「どうも違うな」と思うのか、「どこから来た」と聞いてくる。そこですかさず「ミクロネシアから」と答えるわけ(笑)。まず90%のフィリピン人はミクロネシアのことをほとんど知らないから、素性について深く詮索される心配はない。
病院から、翌早朝のフライトにそなえて空港近くのホテルに移動するとき乗ったタクシーの運転手とは、言葉は?名前は?食べ物は?出稼ぎフィリピン人はいくら稼ぐ?などなど、ミクロネシア談義がはずんだ。それで、
フィリピンでもミンダナオやビサヤやバギオの人たちはタガログ語がわからないでしょう?それと同じで、ミクロネシアでも島が違うと言葉がぜんぜん違うのよ。
というと、件の運転手、
いや、今ではフィリピン人はみんなタガログ語を話す。タガログ語はナショナル・ラングエッジ(国語)だから、みんなタガログ語を話さなければならない!
とのたまい、
そんなことミクロネシア人に要求したら、反乱がおきるわ!
というわたしの意見はついに理解されなかった(笑)。
その話をヤップに帰ってG嬢にすると、
うふっ、ヤップ人のあたしがポンペイ語(ミクロネシア連邦の首都がある島の言葉)を話すだなんて、うふっ(そんな馬鹿なことできるわけないじゃん)。
と、予想どおりの反応だった。
マゼラン以来スペインの侵略を受け、20世紀初頭から太平洋戦争終了まで(一時期の日本軍侵略を除いて)アメリカの占領下となったフィリピンでは、外資と一握りの金持ちに独占されたパイナップル、バナナ、サトウキビなどのプランテーションや森林の伐採のため、先祖伝来の村落を追われた人々が大都市に流れてきて大規模なスラム化が進み、それは今も続いている。一握りのとてつもない大金持ちと、わずかばかりの中間層以外は、大部分の人口が貧困層だ。そこで消費される大量の砂糖も、この国の不幸をますます深めている。フィリピン(マニラ)に来るたびに感じるのは、どうしようもない哀しみと息苦しさ、それに加えて騙し騙されの緊張感。今回は、そういう都市の姿が、やけに近い将来の日本を思わせてしかたなかった。
※滞在中、テレビや新聞で耳や目にしたアジアのニュース/話題は、ミャンマーやインドネシア、中国、韓国のことばかりで、ニホンのニの字も見なかった。アジアでは、すでに日本はどうってこともない国になっているのだなあ(笑)。
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◆ヤップの旅の情報はこちらでどうぞ
http://www.naturesway.fm/index2.html
柏崎刈羽原発の運転再開は危険です!
グリーンピース・ジャパン:
9月26日まで緊急メッセージ募集中!
「この環境アセスメント書は無効です」
を世界から那覇へ -
1万人のメッセージで救う沖縄の絶滅危惧種ジュゴン
ジュゴンの明日はわたしたちの未来!
辺野古から緊急情報
http://henoko.jp/info/
基地建設阻止
http://henoko.jp/fromhenoko/
ちゅら海を守れ!
http://blog.livedoor.jp/kitihantai555/
「への子とたか江アワー」(インターネット放送局)
http://www.stickam.jp/profile/
henokoandtakaehour
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もし、世界貿易センターに激突したのは民間航空機ではなかったら?世界貿易センターが爆破解体されていたら?ペンタゴンにボーイング757型機は激突していなかったら?93便が撃ち落とされていたら?
911攻撃とアメリカ政府との直接的な関連を暴露。証拠はニュース映像、科学的事実そしてもっとも重要なあの悲劇を経験した者たちからの証言である。だれもがこの映画を観る義務がある!
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4377032998245988095&q=Loose+Change+2nd+Edition
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