ヤップの上空はどんよりと雲で覆われ、きょうも雨模様の1日となった。こんな日は日中の気温も23度くらいまで下がるので、わたしは陸では長袖シャツを着てて海に出ると震えている。しかし28~29度ある水温は気温にはほとんど左右されないので、船の上にいるより海の中のほうが暖かいのだ。
ところで、
ヤップの髙島屋とわたしが呼んでいるYCAストアに行くと、しょうゆの特設棚のそばにKIKKOMANのTシャツが吊るしてあった。
なんだなんだなんだ~?と近寄ってみたら、なんと!(笑)
KIKKOMAN製品を$5.00以上お買い上げの方に、もれなくTシャツプレゼント
てなことが買いてある。
ヤップでは以前から、
KIKKOMANと
YAMASAの熾烈(笑)なシェア獲得競争が展開されていて、われわれ消費者はしょうゆを買ってボールペンだの、クシだの、Tシャツだの、いろいろな景品をもらってきた。中でもいちばん強烈なのは、このKIKKOMAN-Tシャツだろう。以前はたしか1L以上しょうゆを買うとハズレなしのクジが引けて、その一等がこのTシャツだった。生地がしっかりしてて丈夫なせいか、あるいはデザインがお気に召したのか、そのときの景品のTシャツを今でも着ている人は多く、うちの番頭チョメもそのひとりだ。
それを思い出してチョメにもう一枚ゲットしてあげようと、わたしも$5.00をちょっと超える額のしょうゆを買ってしまった(→)。今回は
YCAの創立記念日にかけているんだそうで、胸にYCAのロゴが入っている(←)。
創業以来1世紀以上にわたって、ヤップをはじめとするミクロネシアや太平洋の島々にしょうゆなどの日本製品を手広く輸出しているのは、
南洋貿易株式会社だ。この
会社の沿革を見ると、明治の半ばころから南洋に進出した日本(人)の歴史がたどれて興味深い。また「南洋」の歴史資料は、こちらにも詳しく載っているので、興味の向いた方はどうぞ:
流大ホームページ:矢内原忠雄南洋群島関係資料展
南洋群島・日本関係略年表(明治から終戦まで)
http://www.lib.u-ryukyu.ac.jp/digia/tenji/yanai/h7360.html
一方、キッコーマン醤油のほうも昭和の初期から早々とブランド名をKIKKOMANとして売り出し、
日本の味しょうゆを世界に広めた。
YAMASAさんには申し訳ないが、ヤップでもしょうゆと言えば
KIKKOMANという雰囲気があり、あるときわたしが試みたブラインド・テストでも、ヤップ人はみんなKIKKOMANを選んだ。味覚の習慣化というのは、すごい力だ。
(ご注意)今回はYCAストアの協力を頂いて店内撮影を許可してもらった。ヤップでは商店内での勝手な写真撮影はマナー違反です。どうしても撮りたい理由がある場合には、必ず商店マネージメントの許可をもらってからにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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