このブログで何度も書いているように、ヤップのダイビングでは、大潮(満月と新月)の直前は潮まわりが難しい。とくにマンタねらいのダイビングでは...。そして新月を13日に控えた今が、ちょうどそんな時期なのだ。それでも午後の上げ潮を狙ってゴフヌー・チャネルに行って、水路の入り口から潮に乗ってドリフトするのは気持ちが良かったけど、マンタはハズレ。
そのかわり、というつもりはないけれど(笑)、マンタのかわりにマンティス君に登場してもらった。
マンティスというのは英語で
カマキリのことだけど、
シャコのことも
マンティス・シュリンプという。写真は、その中でも超大型になる
トラフシャコ(
Lysiosquilla maculata?)。体長は30センチを越すものもある。
このトラフシャコが顔を出しているのは、実はこの少し前、巣穴にサンゴの小片を落とし入れたからだ。トラフシャコはそれに憤慨(?)して巣穴から顔を出して事態を把握しているところ。
トラフシャコの巣穴は実にわかりやすい。サンゴ砂とガレキの混じった浅い海底に、ガレキと砂でこんもりとした山を作っている。まわりにも同様の小山があるのは、彼らの巣穴がU字のようになっているかららしい。
トラフシャコには申し訳ないけど、お山のてっぺんを取り崩してみると、ぽっこり垂直に開いた穴が出てきた。目安に指を添えて写真をパチリ。それにしても、この巣穴は特大だ。どんなシャコがいるんだろうと、小さなサンゴの瓦礫を何個かポトリ、ポトリと落としいれて、現場からちょっと離れて見ていると、
ほうら、10分以内もしないうちに、こんな顔がそろりと出てきた。そこで近寄るとまた中に引っ込んでしまうので、遠めに見ながらさりげなく観察を続ける。
ヤップではこのシャコを食べているところを見たことはないが、キリバスでは「釣って」食べるみたい。
http://www1.plala.or.jp/maui/fishing/kiribati/shell-02.htm
わたしが知らないだけで、ヤップでも男の子たちは同じように「釣って」食べてるかもしれないな。今度聞いてみよう。
なにはともあれ、トラフシャコには、間違っても
マダム寿司のネタだけにはなって欲しくないと思う今日このごろなのだ(笑)・・・・・と最後は
きっこちゃん風にしめてみた。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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