
前回に次いでまた鳥の話になってしまうけど、この小鳥は誰の子でしょう?
2週間ほど前に訪れた、あるヤップ人の家の子供が飼っていた-というか、家の近くの藪の中に「落ちて」いたのを、拾ってきたのだそうだ。サイズはちょうどニワトリのヒヨコくらいだったから、少なくともヤップの
固有種Gigiyでないことは確か。それに、小さな箱から子供が取り出したとき、家の中を逃げ回り始めたので(まだ飛べない)、わたしも「捕獲」を手伝ったのだけど、意外に足が長くしっかりしていた。
クチバシの形から、海鳥の仲間かもしれないと思ったりしている。この家の近くにはアジサシの営巣地もあるし... ま、この小鳥がもう少し成長すればわかるかな、と家の人と話していたのだけど、今日電話したら、猫に食べられちゃったという。
コウモリもそうだけど、野生の動物には巣から落ちた子を見捨てる親が多い。ましてニンゲンに助けられてニンゲンの臭いのついた子は、二度と仲間に入れてもらえないのだそうだ。厳しいものだけど、そのかわり多産だから、「強い子」だけが生き残って種が保てるんだろうね。
果てさて、ニンゲンの世界でも、アジア大陸の北東のあたりに浮かんでいる小島では、このごろ「強いものは美しく、弱いものは醜い」「勉強のできる子には優先してチャンスを、勉強の嫌いな子には早く労働を」なんてことになっているようだけど、自然界の「強い子を育てる」とは、ぜーんぜん、違うんだよね。
自然界の「不幸」は、本人や親にとっては不可抗力の、いわば超自然存在の判断
ニンゲン界の「不幸」は、どーも本人や親を超えたところで別のニンゲンの意志を感じる、「超」ニンゲン・チックな結果のようだそんなことを、あるヤップの小鳥の親が申しておりやした。
ハイ、きょうは手短にこの辺で。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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