［ダイビング］ミル・チャネルでフルコース

2007年4月の最終日にして満月の2日前、きょうも午後の上げ潮を狙って、ミル・チャネルに行った。カレンダー上では潮間差は90センチとなっているが、この時期の午後の上げは侮れない。水路の入り口のブイからスタートし、潮の強さ次第で浮上する場所を決めることにしてエントリー。

案の定、潮の動きは速かった。ミル・チャネルは蛇行したりくびれたりしているので、場所によっては逆流になったり、えらい勢いでピュイと流れたり。透明度はまだ20ｍくらいだったのだけど、行く先々で、出るわ出るわ（笑）、グレイリーフシャークが5匹でたまっている場所、きのうと同じマダラトビエイ4匹の舞っている場所、もちろんギンガメアジにナンヨウブダイに小さめなナポレオン。あっという間にマンタリッジを越えて、少し流れの緩まったところで、2匹のタイマイが、のんびり泳ぎがら餌を食べていた。




エア（スクーバダイバーの背負っているタンクの中の空気のことです）が長持ちするゲストがそろっていたので、一番奥のブイまで流れていって70分という長い潜水時間を終了したのだけど、途中でちょいとハプニングが起きた。キヘリモンガラに（わたしの）右手小指を噛まれちゃった！のだ。

水中で怖いものは、わたしにはこのサカナしかない。普段は大丈夫なのだけど、巣穴に卵を抱えているときだけ、そこから垂直水平方向30ｍ以内に侵入するものには、サメであろうとニンゲンであろうとお構いなしに突進してきて、噛みついたり頭突きを食らわせたりするようになる。ほとんどの場合やられるのは先頭を行くガイドで、ヒャーヒャーいって逃げまわる姿を見て、ふざけているのかと誤解して喜んでくれるゲストもいるのだけど、本人はマジ痛し怖いのです（涙）。さいわい、きょうのは跡も残らない軽度の噛みつきだったけどね。

とまあ、長々キヘリモンガラのことを書いておきながら、写真はハマサンゴの上で見つけたコナユキツバメガイ。上品な和菓子みたい？



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