きょうはオイランハゼやミナミトビハゼなどを観察するスペシャル・スノーケリング・ツアー。マングローブの際で、満潮前の7時半からノンストップ、なんと6時間も水と戯れていた。ちなみに、彼ら(オイランハゼやミナミトビハゼ)が住むのは→こんな環境の背の立つところです。
ここでも取り上げたオイランハゼは、
Micronesian Reef Fishes(Robert F. Myers)という図鑑では、なぜかPink-speckled shrimpgoby(
Cryptocentrus leptocephalus)となっていて、多くのニホンの図鑑で紹介されているオイランハゼ(
Cryptocentrus singapurensis)とは別種であるかのようだ。しかし、素人目にはどこがどう違うのかわからないので、この話題はスルーして(笑)、とりあえず、ここではオイランハゼで通すことにする。(
Micronesian Reef Fishesでは、他の魚類図鑑とは違う学名が採用されている例が多いので、もしかしたら、これも採用した学名の違いだけなのかもしれない)
ところで、今回はたーっぷりの時間をプカプカ浮かんで過ごしたので、「うぉー、オイランハゼ、こんなにいるよ!」と驚くようなエリアがあちこちで見つかった。そして、よく見ると頭の黒っぽいのもたくさんいた。さきの
Micronesian Reef Fishesにも2つの写真が載っていて、両方
Cryptocentrus leptocephalusとなっているが、色もデザインも大違いなのに、なぜ?と思わせてしまうが...
リアルな奴は、やっぱりオイランハゼだ、と思わせる特徴をちゃんと備えている。←の写真は体長約6センチの頭黒オイランハゼ。上の写真の(約8センチ)より若干小さい。気をつけて見ると、頭黒の個体はみな小さいのだ。これは、もしかしたら頭黒バージョンはオイランハゼの幼魚の体色なのかもしれない。
このほかにもトントンミ/ミナミトビハゼ(
Periophthalmus argentilineatus)やカザリハゼ(
Istigobius ornatus)の写真も撮ったのだけど、家に帰ってきて、眠くて半分意識を失いながらパソコンに向かっているうちに、うっかり消してしまった! とくに、
ヤップのトントンミの民話を書かなきゃと思い続けているミナミトビハゼの写真は残念で仕方ない(涙)。そのうち取り上げますので、待っててね>>
Mudskipper Worldさん。
ところで、
聞くは一瞬の恥、聞かずは一生の恥といいますね。だから、ここでエイっと聞いちゃいます(笑)。水深1mくらいの水辺、死んだハマサンゴの上で日向ぼっこしていた右上の写真の子、
ギンポっぽいけど、この子はいったい誰でしょう?教えてくださーい!
と、お願いしていたら、早速教えてくれた人がいた。
このサカナは、セグメンテッドブレニー(Salarias segmentatus)で間違いないと思う。ボルネオ~スラウェシ~ソロモン~パラオあたりに分布するらしい。だからヤップにいてもおかしくないね。こちらにもっとわかりやすい写真があります。
http://www.aquamuseum.net/aqua/ginpo/segment.html
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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