13日の金曜日、ただいまヤップに戻りました！

4月1日の早朝にヤップを発ち、西日本から関西を経て東京という旅を終え、本日（4月13日）早朝2時30分、無事ヤップに帰ってきた。いろいろな用事や事情のため、わたしにしては珍しく長期の旅となったが、ニホン滞在中は、移動＋新しい出会い＋旧い友との語らい＋仕事、etc.の連続で、ブログの更新どころか、あれほど氾濫している日々のニュースにすら、満足に注意をはらう暇もない状態だった。

こんなに放ったらかしにしていたにもかかわらず、思ったほどexblogのアクセス数が落ちていないのは、わたしの留守中にホクレアがヤップに戻って出て行ったからか、あるいは都知事選挙や、ついに国民投票法案が衆議院特別委員会を通過してしまうという、ため息しか出ないような事態が続いたからか...、いずれにしても、長いこと理由もなく休んでいた弊ブログを、頻繁にチェックしてくださった方々、そしてTBやコメントを下さった方々に、お詫びとお礼を申し上げます。

ところで、今年は桜の開花が早そうだったので間に合わないかなと思ったけど、関西にいるときにちょうど満開を迎えた。わざわざ桜を見に行く趣味も時間もなかったが、良い陽気に恵まれたある日、次のアポイントまで2時間半ほどの時間が出来たので、フラリと宿舎の近所の桜並木を登りはじめたところ、「もう少し、もう少し」と欲が出て、かなりぜーぜーしながらも、とうとう数百メートルはあるであろう裏山の頂上まで登ってしまった。

かなり高級そうな住宅街が続く道筋の桜は見事だったけど、それが途切れた山道脇に植えられた植樹の多くが、立ち枯れ状態か、枯れてはいなくても潅木や雑草に埋もれてひょろりと痩せ細っているのが目立った。植樹の奥の林も雑然として元気がなく、これは話に聞く里山の荒廃の一例だろうかと悲しくなった。そのうえ、徒歩で1時間以上もかかった人里はなれた山頂の寺には当然のごとく電気や電話が引かれており、帰路、「これは、そのためだけのものだったんだな」と、山道で異様に目立つ電信柱と電線が目に付いて仕方なかった。




←はニホンの金柑。ヤップのギンガンと比べるために撮ってきた写真。

ホクレアな方々へ、
ヤップに帰って情報収集したところ、ホクレアは予定より1日遅れて昨日の午後1時、淋しく（笑）YFTIの桟橋を出て行った模様。9日にヤップに再入港してから再出航まで、正式な行事はヤップのカヌークラブが料理を持ち寄って行ったパーティくらいのものだったらしく、ほとんどのヤップ人は、ホクレアの再入港すら知らなかったようだ。この件、また明日取り上げようと思う。

次に、都知事選の感想を少し...
わたしが東京に入ったのは5日午後だったが、あれだけ候補者がいるのだから、少しは生の選挙演説を聞けるかと期待していたのに、まったく出会わず、東京は意外に静かだった。それでも、ほとんどの情報源を活字に頼りがちになってしまうヤップにいるときと違って、ニホンにいれば、「生」ではないにせよ、いちおうテレビなどの媒体を通して動画を目にする機会も増える。そして、ニュースなどで流れていた候補者の映像から浅野さんの姿を見て、「ああ、やっぱりな」と思った。

選挙の結果が出たあとでこんなこと書くのはちょっとバツが悪いが、わたしが都民だったら、やっぱりジレンマに悩んだと思う。ここではメディアの編集うんぬんは置いておき、パッと見で映像の吉田さんと浅野さんを比べたときに、やっぱり「吉田さんのほうに一票入れたいな」と、わたしは思った。さっきBLOG BLUESの兄貴のところで交わされている熱い議論を熟読したけど、候補者をリアルで知らない反石原の1庶民が嗅覚で浅野サンと吉田サンを嗅ぎ分けたら、やっぱり吉田サンのほうが好ましい臭いを放っていた。もっと言うと（怒られるかな？）、浅野サンと石原（あんたにはサンはつけねえよ－笑）を比べても、嗅覚的には浅野サンの負けのような気がした。この感覚を理屈で説明しようとするとBLOG BLUESのとこみたいになっちゃうから止めておく（笑）けど、こういう自分の5感（6感？）的な反応に素直になることも、先を読んだり何かを選択したりするうえで、とても大切なような気がしている。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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