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ミクロネシアの小さな島・ヤップより

suyap.exblog.jp

ソロモン地震ニュース、WTC7崩壊報道、サイパンの投身自決画像、御巣鷹山日航ジャンボ機事件の真相など

去年の1月1日に「これから毎日ブログを更新します」って書いて以来、毎日とはいかないまでも、あけても3日くらいだったのが、ついに4日間更新なしという記録を「更新」してしまった。いかん、いかん、今日の日付もあと少しで変わろうという時間、この数日間のニュースなどから思ったことを書いておきたい。

まず、この数日のブランクを、ソロモンの地震のニュースと結びつけてご心配くださった方へ、ありがとう、でも:

わたしには、スマトラの地震や津波でのメディア・フィーバーを、ニホンのメディアがふたたび演出しようとし、それを多くの人がマジで信じた-という現象のほうが怖かった。

地震から数時間後、ソロモン諸島のある島で勤務中の青年海外協力隊員の声のレポートを流したNHKニュースを聞く機会があったのだが、隊員自身が彼の住む島の様子を正確に伝えていた(確か、海面の上昇も30センチくらいと言っていた)にもかかわらず、そのすぐ後で「現地では5mもの高さの波が押し寄せたそうです」というソースのはっきりしない情報を流していた。ソロモンといっても広いので、ある部分では大きな被害が出ても、場所が変われば被害や影響は変わるのである。まして、赤道を越えて千キロ以上も離れたヤップでは...

スマトラやその近隣諸国の海岸線で大きな津波の被害にあったところは、(海底・陸上の)地形や沿岸開発などで、それなりに被害が大きくなる理由があった。それを、西太平洋、地震、津波のキーワードだけで、短絡的にパラオやヤップまで大きな被害が出る恐れがあると想像してしまうのは、どうしたものか?いや、実際に電話やメイルまでして心配してくれた方々を非難しているのではなく...なんだかこう、ニホンの人々の危機管理へのイマジネーションがちょっと心配になっちゃったりして...

まっ、わたしにとっては、原発うじゃうじゃ、核燃料再処理施設をついに稼動させてしまったニホンヘの上陸のほうがもっと怖いことなので、島でわたしが大事に思っている人たちと、毎回、水杯を交わして出発するのが慣わしになっている(笑)。

それはさておき、再び取り上げたこの映像→、exod-USさんからいただいたトラックバックで知ったのだが、
この記事で取りあげたJaneは、実はとってもチャーミングな女性だったんだ!-ということが言いたいんではなくて(笑)、
この事件のもっともドラマティックな部分はジェーン・スタンレイが"As you can see behind me"と言いながら彼女の後ろを振り返って見るシーンである.そこには「崩壊した」はずのWTC7がすっくと立っているという超リアルなカットである.ここを攻めずしてどこを攻めることができよう.
とexod-USさんが書かれるとおり、以前わたしがリンクしたYouTubeの画像ではこの部分が小さく部分的にしか見えず、ピンとこない人も多かったんじゃないかと思って、ここに掲載しておくことにした。この部分の画像はexod-USさん経由でこちらからお借りしてます。
(重要)4月14日午後3時の時点で、exod-USさんのところもこちらも、上の動画リンクが働かなくなっています。映像はこちらをクリックして見てください。
http://img137.imageshack.us/img137/2269/standleyze5.gif




きっこちゃんは「絶対に正当化できない戦争」で沖縄戦の米軍フィルムが載っているYouTubeサイトを紹介しているが、

低気温のエクスタシーさんは、「サイパン島の断崖絶壁から投身して自決する日本人女性」を紹介している。わたしがこのシーンを初めて見たのは、ウォレアイの戦争を扱ったドキュメンタリー(日本テレビ1966年製作)の中だったと思う。これを見るたび、望遠レンズとはいえ写していた米軍がそばにいながら、どうして止めることができなかったのかという疑問がわく。

最後に4つの目で世の中を考えておられる(笑)、いんきょさんの記事「御巣鷹山日航ジャンボ機事件の真相
力作です。お薦めです。読んでみてください!

御巣鷹山の件も、わたしがずっと気にしていること。

いくらなんでも、○○がそんなことまでするわけがない

○○の中には、政府、同じ日本人、同じ人間、suyapだって、なんだって入れてもらって良い。こういう「自分のモノサシだけで他を測る」ことが、いかに物事を見えにくくするか、そろそろニホンの人々は気づかないと、ほんとうにヤバイことになると思う。

「人を見たら泥棒と思え」ということではなく、冷静にいろいろな角度からものを見て、そういう行為をしている自分をも傍から見る自分を持ちながら、自分の頭でものごとを判断する-というプロセスを、1時間に一回は思い出しながら暮らさないと、情報操作が氾濫した今のニホンでは、まともな人間をやっておれないだろうなという思いを強くした。
by suyap | 2007-04-04 23:01 | 新聞捨ててテレビを消そう
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