ナマコヘブンの浅いところで、アンナウミウシが立ち上がっていた。たぶん、餌を求めてどこかに飛び移ろうとしていたのだと思うけど、こんな小さなウミウシといえども、なかなかたくましいでしょ?
ところで、このイロウミウシ科コモンウミウシ属 (CHROMODORIDIDAE
Chromodoris)のウミウシの学名には、なぜか女性の名前が多い。このアンナちゃんの学名は、
Chromodoris annae Bergh, 1877。マリンブルーのボディを鮮やかな黄色と白の黒のラインが縁取り、真ん中にはラインがないか、頭部に少し残るだけ、というのが特徴だ。
そして、こちらがエリザベスウミウシ(
Chromodoris elisabethina Bergh, 1877)。和名はキベリクロスジウミウシになっている図鑑もあるけど、このグループのネーミングはまだ混乱しているみたいで、わたしには何がなんだかわかりましぇーん(笑)。
エリザベスちゃんは、アンナちゃんに比べてボディのブルーが薄めで、背中の真ん中に黒のラインがはっきり入っている。アンナもエリザベスも、ヤップでは特定のカイメンから見つかることが多い。
こっちのも、わたしはエリザベスだと思っていたのだけど、すぐ上の写真の個体は黒の縁取りが切れ目無くつながっていて、そっちの方を
タイヘイヨウイロウミウシ(
Chromodoris sp)としていたり、こっち→の写真のように、頭の部分で黒の縁取りが切れているのを
キベリクロスジウミウシ(
Chromodoris elisabethina)としているサイトもあるので、もうわたしの小さな頭もぐしゃぐしゃデス(笑)
それで、これ→は頭にちょこんと短い筋があるだけなのでアンナちゃんだと思うのだけど、この子はすぐ上のエリザベス(もどき)ちゃんと仲良く一緒に同じカイメンを食べてたわけで、もしかしたらキョウダイってことはないのだろうか?あるいは、成長とともに模様が変わるってことも考えられないだろうか?
まあ、ムズカシイ種の同定のことは偉いセンセーたちにまかせて、わたしたちダイバーは、
いろいろな小さな命が水中で懸命に生きている姿を見て感動!し、そこから元気を分けてもらえれば良いのであって、名前なんかは二の次だ。とは言いながら、アンナとエリザベスが出たついでに、この属にいるもうひとりの女性ダイアナにも触れておく。
ダイアナウミウシ(
Chromodoris dianae Gosliner & Behrens, 1998)
アンナやエリザベスがBerghさんによって1877年に命名されているのに対して、このダイアナはGoslinerさんとBehrensさんによって、今から9年前の1998年に命名されている。思うに、アンナ、エリザベスときたから、次は悲劇のプリンセス・ダイアナにちなんでこの名前をつけたのではないだろうか?手持の写真がないので、ここに掲載できないのが残念だ。
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