ヤップの日常的なことで忙しくしている間に、ニホンの国怪(衆議院)ではまたもや強行採決が行われ、アベシは「従軍慰安婦は強制ではなかった」などと発言して、またまた世界に大恥をさらしてくれた。
世界を駆け巡った安倍発言の様子は、こちらのブログからどうぞ
〇カナダde日本語「
世界中をあきれかえらせる「従軍慰安婦は強制ではなかった」とするアホ晋三発言」
〇薫のハムニダ日記「
河野談話否定は自分の顔にツバ吐く行為」
〇薫のハムニダ日記「
日本は六カ国協議の責任ある当事国なのか?」
〇とむ丸の夢「
BBCの記事から 首相の従軍慰安婦発言」
〇tsurezure-diary「
どんどん墓穴が深くなる・・・」
また、こんな見方もある。
〇反戦な家づくり「
パンドラの箱を開けた安倍晋三」
しかし実は,多くの自民党や公明党は,この安倍の恥知らずな言動を苦々しく思っているはずだ。
それはまさに,憲法と戦争責任が,彼らにとってのパンドラの箱であるからだ。
確かに,安倍の言動は危険であり不愉快であり,日本人として恥ずかしい限りだ。
がしかし,この箱を開けた向こうに何があるのか,安倍自身も実はわかっていない。その見通しもなければ覚悟もないにちがいない。
ここにきて、アメリカ議会まで手伝って、
ニホンのトップがアフォな安倍のうちに、戦後60年も封印していたパンドラの箱を、なんとか開けさせようとする力が働いているような気がする。その思惑は?そして、その先に何があるのだろうか?
ちょっと話が飛ぶが、最近の田中宇の国際ニュース解説に、おもしろい視点の記事が出ていた。
地球温暖化の国際政治学
このひとつ前の記事では、アル・ゴア元米国副大統領が出演して話題になった「不都合な真実(原題An Inconvenient Truth)」を取り上げた
地球温暖化のエセ科学を分析していて、わたし自身が太平洋の小島の海辺に住むものとして、実感を持って読んだ。
環境問題に関心のある人々の間では、映画「不都合な真実」は、全世界が見るべき神聖な映画であるような捉え方をされているようだが、上記の記事を読んで、わたしの見方は変わった。まだ映画をじぶんで見ていないので、いつか機会があれば見てみるつもりだが。
田中宇氏の視点は、何世紀にもわたって実際に世界を動かしてきたのは国際金融資本の資金力であり、彼らとその資本の拠点の動きと世界の覇権は連動しているというものだ。16世紀スペインの大航海時代、17世紀オランダ(アムステルダム)の植民地開発、18世紀イギリスで産業革命を起こし、20世紀の始めに拠点はニューヨークに移った。そして、これ以上成長を望めなくなった米国を捨てて、新たな市場を求めて拠点を多極化しようとする勢力と、それに抵抗する勢力(米英中心主義)とのせめぎあいが第二次大戦後ずっと続いていて、いまはその集大成の時期らしい。イギリスのブレア首相やアメリカのゴア元副大統領は米英中心主義の代表、現米ブッシュ政権は(隠れ)多極主義者という。
米英中心主義者は、米英愛国主義者=米国と英国の覇権と繁栄が永続することを望む者であり、多極主義者は、国境に関係なく「儲かるところなら、どこでも行きまっせ」という拝金主義者で、どっちが良いの、悪いのという問題ではないと思う。地球のことや、環境のことや、小さくて弱いものも一緒にやっていける社会をどうやったら築けるかなんてことや、ひいては「お金なんて嘘くさいもん無くしてしまえ」という発想なんか、彼らはぜ~~ったいに持ちあわせないに違いない。
ノーブルな仮面をつけながら実はカネとモノだけで世界を動かす、そういう荒々しい野蛮な連中が、アフリカ・アメリカ大陸の先住民を殺戮しまくり、太平洋の小島に病気を振りまき物産を収奪しまくり、中東やアジア諸国の扉を乱暴に蹴破った。おそらく本人達に良心の呵責はまったく無いだろう。そのような「高貴な使命」を帯びた生を授けられたと本気で思っているだろう。彼らのことを想像するとき、これが一神教の描くデビルか、と思うことがある。彼らの存在は、われわれに課された試練なのかと。
ここでまた話がぶっ飛ぶけど、池澤夏樹の異国の客「
063 冬の到来、エッフェル塔、敗者の歴史 その2」の一節がピンときたので記しておく。自著の『静かな大地』で明治期のアイヌにまつわる悲劇を扱ったことについて、「アイヌでないぼくにそれを書く資格はあるか?」と自問したうえで、
過去について、昔よりは今の方がいいと言い切ることができるだろうか。
それが言えるのは勝者である。
現状を肯定し、自分が今その位置にいることの必然性を強調する。
どうです?
いままで学校で習った歴史は、ほとんどこの「
現状を肯定し、自分が今その位置にいることの必然性を強調する」部類じゃなかったのではないかな?
池澤さんの記述はさらに続く:
しかしそういう現実とは別に、どんな場合にも敗者の歴史は書かれるべきだし、それは書き得る立場の者が書くしかないという原則論を主張することはできる。
その資格を敗れた当人たちに限ってはいけない。
見当違いでも、事実誤認でも、無意味な同情に満ちたものでも、ともかくそれは書かれなければならない。
そうでなくては世の中で勝者の世界観ばかりがまかり通ることになる。
だからこそ、60年という歳月をかけて細々と集められた従軍慰安婦の証言や実態の記録は大事であるし、どんな些少なものでも残し伝える必要があるのである。
だからこそ、いまブログなどのツールを通して、たくさんの記録や記述が出てくるようになったことは(玉石混交とはいえ)歓迎されるべきことなのだ。情報発信ツールを敗者・弱者が手にして、互いに情報を共有する-こういう状況を少しずつ広げていくことでしか、上に書いたデビルと立ち向かう手段はないように思う。これは地球と、人類を含めたその上に住む生物が、この先生き残る(次のステップに進む?)ことができるかどうかを賭けた試練なのだという気がしてならない。
それにしても、敗者・弱者の証言に耳を傾けるデリカシーや、歴史のリアリティをじぶんの頭で考えるのなんてことは、アフォ晋三サンには無理なのは最初からわかっていたけど、ここにきて彼にパンドラの箱をブチ開けさせた陰の力の狙いは、いったい何だろう...?
Japan, where are you going?
Where are you forced to go?
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